そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

あからさまな野党分断に出た安倍晋三

2015-06-18 | 安倍晋三
今日の予算委員会の維新の党の質問に、安倍晋三は「なかなかいい質問である。対案が出るなら協議しましょう」とゆるんだ顔で答えていた。他の野党と明らかに異なる対応である。
これは、民主党に近づく維新の党との分断を企む行為である。先日大阪市長の橋上と大阪知事の松井と会食をした。菅官房長官も同席した。政界引退を表明している橋下である。何を話し合ったのか、憶測が飛び交っている。一説では、次期安倍内閣の副総理の座を用意しているとのことである。引退を表明したが、維新の会を作った張本人である。影響力が大きい存在である。
現維新の党の代表の松野頼久は、同郷の細川護熙にひかれ日本新党などを経て民主党に籍を置きながら3年前に、道州制等にひかれ、維新の党の結党に参加した。維新の党で最も民主党に近い人物である。
党首討論でも、松野党首の質問に、同じように「大変良い質問である」と前置きして回答している。但しこの時の回答は、松野の質問には全く答えていないものであった。

維新の党も、首相に持ち上げられて悪い気はしない。思惑はともかくとして、与党に擦り寄る形になってしまうことに気が付いていない。あるいは意図して、党の存在を示そうとしていうるのかもしれない。
橋下がいなくなれば、結局は消滅の道を辿る、泡沫政党でしかないだろう。党としての組織基盤がなく、橋下のアジティションと、時の風に押されて得た議席である。
機雷除去について修正協議に応じるようであれば、元々公明党より近い存在である。与党に組み込まれ、やがて消滅するのではないか。
自民党としては、このことで民主党の影響を削げればそれでいいのである。出来たばかりで若輩者の集団を手なずけるのは、容易いことである。ポストをちらつかせるだけで、なびいてくる。公明党がそうであるように。

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