そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

「敵地攻撃能力」を掲げる国防女子を名乗る自民党の女ども

2020-08-01 | 戦争

敵地攻撃能力を持つことが自衛になると唱え、稲田朋美など国防女子を名乗る愚かな危険団体が防衛大臣に要望書を提出した。この女たちは、安全保障も国防も集団的自衛権やグローバル化など何もわかっていない。戦前回帰の国粋主義者たち、民族主義者の思い込み、自国第一主義者たちである。民族主義者は自ずと排他主義になる。
国防のために、適地を先制攻撃能力を持つすることこそが、自衛・防衛となるというのである。第一次世界大戦以後、自衛以外の戦争は起きていない。自衛の理由がなければありもしないことをでっちあげる。
フセインは大量兵器を持っている、北ベトナムがトンキン湾のアメリカ艦船を攻撃してきた、メキシコ湾でアメリカ戦艦メイン号が撃沈された。全てがアメリカがイラク、ベトナム、メキシコに戦争を仕掛けるため、国民に向けて作られた自作の被害事件である。アメリカの自衛の根拠を偽装し、敵地攻撃は自衛であるとしたのである。
敵地攻撃能力は明らかに専守防衛に反する。憲法違反である。そもそも、”敵”も同じ考えを持っているものである。「先に向こうが、攻撃しようとしていた」と、先制攻撃を仕掛ける。仮に敵地攻撃が成功したとしても、かならず報復される。それが仮に中国やロシアそれに北朝鮮なら、報復は核兵器になるであろう。敵地攻撃は戦争の口実を相手国に与え、その国も自衛をするのである。
武力による抑止力は幻影でしかない。迎撃ミサイルの精度を上げても、相手国は更なる威力を高める技術を開発する。自衛のために。
国防を軍事力だけに特化した国粋主義は、挑発行為でしかない。世界はグローバル化しているが、安全保障は疫学的に考えなければならない時代になっている。国境をバリアーにしなければならないなら、何をおいても食料を安定的に国民に供給する義務を国家は持つ。グローバル化の顕著な例が環境問題である。国境が無意味な時代を我々は迎えている。安全保障は軍事力では意味がなくなっている。
国防女子たちは、勧善懲悪という架空の正義感に毒された愚かな愚者に過ぎない。多かれ少なかれ自民党員は、国粋主義者団体の日本会議の毒牙の中侵されている。その手綱を引いたのが安倍晋三である。
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