○汚痔(9-0)
史上初の300勝力士となった汚痔、昨日は早起きして半日身体を動かしてきた後に、コンサートに行くというハードな一日を過ごす。夜もコーヒーを入れてカップに注いだものの、飲む前に寝落ちしてしまうという疲れっぷり。これだけ充実した1日を送れば、おのずと土俵も充実。今朝も比較的早目に目が覚めると一足先に立合いを済ませていた菊次郎の雄姿がそこに。自然体の目覚めに自然体の勝利。毎日日が昇るように毎日立ち昇る菊次郎、自然と一体化した横綱の境地を見せつけ、いまだ土つかず。
○家満(9-0)
連日トイレにも難儀する、まらずもう界一の暴れん棒。ここまで抜きん出た存在となると、かえって日常生活にも支障をきたす。毎日おさまりのつかないまらに対し、唯一取れる対応策は・・・「抜くしかない」。昨日、久しぶりに精を解き放ち、体内に溜まった熱き奔流をリセット。そのせいか、この日の立ちが収束するのは早く、久々に快適な朝のトイレ。日常生活のため、あえてそうしたとはいえ、収束が早いのは「やや物悲しくもある」と力士としての思いは消えず。しかしそんな状態であっても、「固さは申し分なし」。回復の早さも超一流、明日にはまたトイレで難儀しそうな勢いだ。
●玉椿(4-5)
「こりゃだめだね」と起きるなりあきらめ顔。すこしくらい粘ろうとする姿勢でも見せれば可愛げがあるのだが、「あーだめだめ」とあっさり黒星判定。負け越しても大関の地位から陥落しないという安心感が人を堕落させる。このあたりの事情は大相撲もまらずもうも似たようなものか。なお、けさの黒星で通算148敗目。三段目・明烏のもつ歴代1位の記録に並んだが、これについても「むこうは1場所7番、わしは1場所15番。わしのほうが取組回数が多いんだから、そりゃいずれ追いつくさ」と平然としたもの。