まらずもうブログ

日本まらずもう協会公式ブログ

家満、3回目の優勝

2014-03-22 21:52:07 | 協会からのおしらせ

 まらずもう春場所十四日目、きのうまで1敗の横綱・汚痔が敗れて2敗に後退、いっぽうの横綱・家満が勝って全勝を守ったため、家満が3回目の優勝を決めた。

 家族の介護を理由に半年ほど休場をつづけていた家満、場所直前に「介護に専念したい」とのことで今場所限りの引退を発表。ファンの間からは驚きの声とともに「精神的に落ち着かない状況でまともに相撲がとれるのか」「しばらくブランクがあり土俵勘がにぶっているのが心配」などさまざまに不安視する声が聞かれる。しかし、勃起サイボーグとよばれた男の精神力は伊達ではなかった。序盤戦のうちは風邪をひいたりするなど不安定な相撲も見られたが、日を重ねるにつれて尻上がりに調子をあげていく。

 なかでも圧巻だったのが九日目の相撲。朝のトイレに難儀するとの理由で、前夜のうちにいちど抜いておくという荒業に出たのだ。この豪快すぎる相撲に優勝を争うライバル横綱・汚痔は「前日に家満関が抜いたと聞いて、同じ横綱として場所中に抜くなどと言う余裕を見せられて思わず自分にも出来るのではないかと勘違いした」と平常心を乱し、痛恨の黒星。

 事実上の直接対決でライバルの心をへし折ったことで、今場所の流れは決まった。家満はその勢いのまま連勝を重ね、千秋楽を待たずに堂々の優勝。圧倒的な内容に、ファンの間からは「まだまだやれる」と引退を惜しむ声も聞かれるが、本人の引退の意志は固い模様。あすは約3年半の土俵生活最後の土俵。まらずもう力士としての集大成となる相撲が見られそうだ。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幕内の結果(十四日目)

2014-03-22 18:05:00 | 取組結果

●汚痔(12-2)

 日中はスキーを思い切り楽しんで、夜は仲間と宿で酒を飲む予定だったという汚痔。しかし、昼に身体を酷使して疲れがでてしまったか、酒も飲まずに早い時間に寝落ち。酒をこよなく愛し、飲めば飲むほどますます強くなる酒仙力士とよばれた横綱が、昨夜に限っては酒を飲む機会をあっさり見逃したことに、ファンからは「いつもとはなにか様子が違う」「もしかしたら先日の手術の影響か」とざわざわ不安そうな声がきかれる。寝落ちの横綱が目をさますと既に明け方、あわてて風呂に入り、再度取り直すものの、やはり菊次郎は目を覚まさない。優勝が遠のく痛恨の二敗目に、「優勝争いを千秋楽まで持ち越せず申し訳ありません」と険しい表情で花道をあとにした。

 

○家満(14-0)

 汚痔が敗れたため、勝てば千秋楽を待たずに優勝が決定するという大一番。期せずして大きなプレッシャーがかかる状況となったが、「ここのところマラの調子がすこぶるよい」とあくまで平常心なのはさすがの精神力。自信たっぷりに土俵に上がり、「ご機嫌な感じ」と勝つのが当然と言わんばかりの態度で、あっさりと3回目の優勝を決めた。取組後は「いつまでたっても静まらない様子に毎朝トイレで用を足すのも大変であるが、意気揚々と歩けるのはとても気持ちよい」とそそり立つまらを振り回しながらの優勝パレード。祝福するファンの歓声に笑顔で応える。あすはいよいよ現役最後の一番。まらずもう力士としての集大成となる相撲が見られるはずだ。

 

○玉椿(7-7)

 「さいきん、コーヒーをのむ量が増えたせいか、寝つきが悪いんだよね」。それなら飲む量を減らせばいいとおもうのだが、「くせになっちまって、なかなかやめらんなくてさ」と情けないほど意志が弱すぎる。だが、けさは眠れないことで、ぎゃくに疲れまら状態になったのか、朝まらは元気いっぱい。あすの千秋楽に勝ち越しをかける。大相撲では大関が7勝7敗で千秋楽を迎えれば、ほぼ間違いなく勝つことになっているのだが、まらずもうではどうなることか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十両以下の結果(十四日目)

2014-03-22 18:00:00 | 取組結果

<十両>

○蒼狼(8-6)

 大相撲におけるモンゴル出身の3力士(白鵬、日馬富士、鶴竜)のあからさまな互助っぷりに、同じモンゴル人として恥ずかしくなったのか、せっかくの勝ち越しにも不機嫌。ぽつりと「かちました」とだけ報告すると、コメントもせず足早に引き上げてしまった。

 

<三段目>

○播潟(4-3)

 今場所は奇数日に土俵にあがっていた播潟だが、「どうしても勝ち越したかったので」と取組日をスライドさせる執念を見せた。その執念が実って、「今場所いちばんの相撲でした。毎朝こんなふうに勝てるなら人生がたのしいでしょうね」と笑顔。これで4場所連続の勝ち越し。

 

<序ノ口>

○金精山(4-2)

 金精山はうれしい勝ち越し。本人は「粘り腰での勝利です。なかなかすっきりとは勝てません」と内容には不満もあるようだが、調子の悪いときでも悪いなりに結果を出せるというのも、やはり実力の裏付けあってこそ。この苦しい時期を乗り越えれば、また本来の相撲ができるようになるはず。来場所の序二段復帰はまず間違いない。いまはしっかりと力をためる時期だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする