まらずもうブログ

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幕内の結果(十日目)

2014-03-18 18:05:00 | 取組結果

●汚痔(9ー1)

 この日、優勝争いに大きな動きが。史上初の3連覇を目指し、家満と連勝街道を並走していた汚痔にここで痛恨の黒星。「前日に家満関が抜いたと聞いて、同じ横綱として場所中に抜くなどと言う余裕を見せられて思わず自分にも出来るのではないかと勘違いしてしました。更にはいきなり夜型に戻そうとして、明け方まで起きてから一日間違えて早起きアラームをセットして慌てて布団を飛び出すと予定は明日だった事が判明、取り返しのつかない痛恨のミスです」とは横綱の敗戦の弁。相手の相撲に乗せられた上に手痛い調整ミス。互いに抜きあうという、事実上の横綱直接対決で敗れた形となり、残り5日で1差は大きいが、先場所も敗戦後に見事に立て直し、千秋楽に大逆転を果たした経験豊富な横綱。勝負はこれからだ。

 

○家満(10-0)

 もはや勝つのが当然の勃起サイボーグ、この日も当然のように勝利を収めて復帰後無傷の10連勝。だが本人はいたって不満げ、「大きな見せ所を作れず、淡々としたものになり残念」と当然の勝利だけでは満足がいかない。「マラは覚醒時はそれは熱く硬いものであったが、布団をのそのそと出る間に小さく縮こまってしまった」。熱く硬い瞬発力を見せつけただけでもじゅうぶんのはずだが、持続力の面でもともうひと暴れしたかった様子。

 

●玉椿(4-6)

 「暖かくなってきたね。ジョギングしてても暑くてすごく汗をかくんだよね。上野公園もぼちぼち桜が咲いてきたしね」と季節の変化を肌で実感。しかし、まらのほうには春が訪れる様子も見られず、けさもふにゃふにゃであっさり連敗。きょう明烏が負けなければ、通算敗北数が149敗となり歴代単独1位となる。どう考えても不名誉な記録だが、本人は「通算敗北数の記録保持者ってどの分野でも名選手ばかりだからね。野球なら金田正一、大相撲なら寺尾、将棋なら加藤一二三、囲碁なら林海峰。そういう偉大な人々と肩を並べるのは誇らしいよ」と開き直り。

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十両以下の結果(十日目)

2014-03-18 18:00:00 | 取組結果

<十両>

●蒼狼(5-5)

 「やっと確定申告おわりました。私はあしたからまらずもうはじまりますね」と書類の山から解放されてほっと一安心。この苦しい時期を5勝5敗の五分で乗り切ったのは大きい。残り5日間は蒼狼本来の伸びやかな相撲が見れそうだ。

 

<三段目>

●明烏(2-3)

 玉椿に通算敗北数で追いつかれそうになった明烏。しかし、歴代最多敗戦の記録はプライドにかけてもゆずれない。「リズムもタイミングもまったく合わず。チャンスが無く連敗」と2日分まとめての報告で、メモリアルとなる通算150敗を達成。単独最多敗の記録を守った。しばらくは明烏・玉椿の記録をめぐるデッドヒートが見られそうだ。

 

<序ノ口>

○金精山(2-1)

 きのうの相撲で土がつき、優勝の可能性は低くなったものの、「せめて勝ち越しが望めるよう、全力で戦いたいと思います」と集中力はまだ切れていない。その言葉どおり、けさは時間をいっぱいに使った粘りの相撲で勝ちをもぎとる。玉椿理事は「かれは序ノ口でくすぶっているような力士ではないからね。はやく元の地位まで番付を戻してほしいよ」とコメント、復活に期待をかけていた。

 

●茸の山(1-3)

 大相撲では、学校を卒業したばかりの新弟子は、三月場所に前相撲をとり、翌五月場所に序ノ口としてはじめて番付表に名前がのるというパターンが多い。そのため、序ノ口力士は三月場所の勝ち星が少なくても、五月に序二段に押し上げられることが多く、ある意味でチャンスと言える。しかし、茸の山はそんなチャンスを目の前にしても「急に暖かくなった気がする。勝敗には全く影響無さそうだけど」と勝ちにこだわらない飄々とした態度。表情もかえずに淡々と負けを重ねる姿はまるで求道者。

 

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