まらずもうブログ

日本まらずもう協会公式ブログ

幕内の結果(十三日目)

2014-03-21 18:05:00 | 取組結果

○汚痔(12-1)

 きょうからの週末3日間は遠征となった横綱。遠征初日となったけさは、3時起床で一旦移動、同行者と合流してさらに移動、というハードスケジュール。わずかな空き時間を縫うように移動中の車内でおこなう難しい相撲となった。逆転優勝のためにはひとつも星を落とせないというプレッシャーのかかる状況だが、むしろこの逆境に笑顔すら浮かべ、なにやら苦しい状況を楽しんでいるような雰囲気さえ感じられる。眠りづらい自動車のシート、さすがに睡眠時間は短めだったものの、「猛烈な速度で移動する車内の振動に心地よい刺激を受けて菊次郎もハッスル」と自動車の振動を逆用するという熟練の相撲でしっかり白星。全勝の家満をぴったりと追走する。

 

○家満(13-0)

 ふだんの相撲ではうつ伏せで布団に入り、夜中にはまらが身体を持ち上げるアクロバティックな姿勢になることの多い横綱だが、昨日は「久しぶりに長い残業でお疲れモード」のためか、オーソドックスな仰向けでの仕切りを見せた。その影響で睡眠が浅くなることも心配されたが、さすが名人に定跡なし、睡眠姿勢の違いくらいはまったくの無問題。むしろ体重という枷を外されて、まらはいつも以上に勢いを増したかのよう。硬く硬く怒張して布団を持ち上げ、最後はドリルのように布団を突き破る。豪快な相撲で全勝をキープ、このまま千秋楽まで突っ走りそうな勢いだ。

 

●玉椿(6-7)

 きのうは雨の中上野動物園に行ってジャイアントパンダを見学。上野のパンダといえば「繁殖活動をする兆しが見られない」と、飼育員が繁殖をあきらめ数日前から一般公開が再開されたばかり。そんなパンダに悪い影響を受けてしまったか、けさの玉椿のまらも繁殖活動をする兆しが見られず、もうあとがない7敗目。本人は「パンダは繁殖活動なんかしなくたって大人気なんだし、わしもその方向性でいけば」といくら負けても平気な様子。協会としてはパンダを見習うのではなく、反面教師にしてほしかったのだが。

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十両以下の結果(十三日目)

2014-03-21 18:00:00 | 取組結果

<十両>

○蒼狼(7-6)

 「いちばんいいですね」と本人も納得のまらずもうで、勝ち越しまであと1勝。「あとはこれはどれくらいつずくのかはだいじですね」と言うように、勝ち越さなければここまでの7勝が無駄になることは本人がいちばんよくわかっている。いままでさんざん肝心なところで負けてきただけに関係者も不安顔。あす以降の相撲がどうなるか固唾をのんで見守っている。

 

<三段目>

○明烏(3-4)

 今場所最後の一番。負け越しは決まっているが気持ちを切らすことなく真摯な姿勢で土俵にあがる。時間ぎりぎりまで粘って「際どい勝負でしたがなんとか白星」と意地を見せた。今場所は3勝4敗。玉椿理事は「ざんねんながら勝ち越しはできなかったけど、内容はここ数場所でいちばん良かったような気がするね。五月場所は期待できそうだね」と健闘をたたえていた。

 

<序ノ口>

○勢稀の里(1-0)

 ひさびさの結果報告となる勢稀の里。地力はあるだけに土俵に上がりさえすればまず負けない。けさの相撲も「勝ってましたよー」と元気いっぱい。「感覚の強さは、筋肉の刺激の大きさという『量』の側面ではなく、さまざまな刺激の組み合わせのハーモニー、つまり刺激の『質』の側面に影響されるんです」と、いま読書会で使っているテキスト(ベルクソン「時間と自由」)になぞらえて、自らのまらずもうの強さの秘訣を解説してくれた。

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