幕下以下の結果：九日目

＜幕下＞
○　月乃猫（３勝２敗）
　久しぶりに文句なしの快勝。 メンタル面の調整にも余念のない月乃猫、土俵入り前にスカパーのアダルトチャンネルを見てイメージトレーニングしたのが功を奏した模様。 「残りの取り組みもこの調子でいきたい」と、勝ち越し、そしてさらに上を見据えていた。

●　飛埒王（３勝１敗）
　飛埒王は「連休中は気合いが入らない」と、いいところなく敗れて初黒星。ちなみに、今場所の大相撲は野球賭博の影響で出場力士が減ったため、幕下に全勝者が出ない可能性もある。飛埒王のこの１敗によって、幕下の優勝争いはやや混沌としてきた。

○　摩羅の川（３勝１敗）
　今日の摩羅の川は、３日間の北海道遠征による疲れが残っていたものの無事に勝利。「勝ち方自体は面白味がありませんでした」と語ったものの勝ち越し王手。


＜三段目＞
○　太田（２勝１敗）
　太田は２連勝で白星先行。太田が一場所に２勝するのは入門以来初。この快挙に部屋の関係者は「やつは元学生横綱だからな。やる気さえだせば勝てるんだよ」と満面の笑顔だった。

○　汚痔の山（６勝）
　先場所序二段優勝の汚痔の山、今日の白星で今場所も優勝まであと１勝に迫った。これで１８連勝。前日は午前三時過ぎに家を出て、一日外出という不利な条件。しかも 帰宅途中にたまらずＳＡで仮眠をしてしまい、帰宅後は転寝のみ。それでも身体は場所中であることをを忘れておらず、転寝中ので一瞬の間隙を縫っての見事な勝利。この瞬間をとらえて勝ちに結び付けるとは、奇跡と言っても過言ではない。今日の相撲を拾えたことは、連続優勝、連勝継続にとって非常に大きな意味を持つだろう。

玉椿：九日目

　玉椿は立合い不利な体勢になると、そのままあっさり土俵を割って３敗目。大関昇進の目安は１２勝、もう１敗も負けられない状況に追い込まれた。記者に敗因をきかれると、「こんなに暑いと、身体も粘りがきかなくてよ」と気候のせいにしていた。　（「まらずもう新聞」）

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毛呂乃：九日目

　全勝で先行するライバル雲虎は昨日今日とやや苦しい相撲だが、毛呂乃は九日目になっても、いまだに疲れ知らず。場所中の猛稽古で更なる進化を遂げた毛呂乃は 「このくらいで疲れるわけがないだろう」と言わんばかりの勝ちっぷり。今朝は新たに「かまいたち勃起」という大技も生まれた。 まず、立ち合い勢いよく下から強烈なカチ上げ。その勢いでまら周辺の空気を急激に動かし、かまいたちのように下着類を切り裂く。そしてその切り裂いたところから勝ち誇ったまらが顔を出して観客に見得を切る。審判部も、「過去にこんな決まり手はない」とうろたえていたが、これだけの技を出されたら認めるしかない。こうしてこの日、まらずもうの決まり手がまた１つ増えた。 （「まらずもう新聞」）

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雲虎：九日目

　昨日も激しい肉体改造による疲れまら作戦に出た雲虎だったが、 血流まで眠ってしまうほどの疲労が裏目に出て、立ち合いの呼吸をはかるも、一向に立ち合う気配なし。それでも動揺することなく、冷静に二度寝作戦を繰り返し、自分のタイミングで立ち合って勝利。昨日、今日とやや苦しい相撲、見た目の強さは感じられない２日間だが、 そんなときにもしっかりと勝ちを拾えるというのも、強さの一つであるといえよう。（「まらずもう新聞」）

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関ヶ根：九日目

　関ヶ根は文句なしの取り口であっさり勝ち越し。「やっぱり休みはいいね～」と上機嫌だった。ここまで負けは１つ、勝ち相撲の中でもきわどい勝負は１番だけ。明日からまた仕事だが、勝ち越したこともあり、のびのびと取ってほしいところだ。（「まらずもう新聞」）

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十両の結果：九日目

【明烏】
　呑んで朝帰りという不利な体勢に追い込まれた明烏、わずか１時間ほどの仮眠での取組は惨敗。 再入幕に向けて残り６日、あと１敗しか許されないという厳しい状況になってきたが、「明日から気を取り直して、連敗脱出を目指します」と前向きに語った。
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【朝乃立】
　このところ３連勝と波に乗っていた朝乃立だったが、好事魔多し。「ウイスキーを焼酎と間違えて飲むと、まぁ翌日は勝てないですねえ。。。」とあっさり土俵を割ってしまった。まだまだ油断は禁物。終盤戦に向けて気を引き締め直したい。
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