高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

高齢になって自立は難しい?

2016-07-08 05:39:56 | 暮らし

7月に入ってTさんから「長崎に帰るとき空港まで送って」メールが来ました。「いつでも大丈夫ですよ」と請け負いました。88歳になられご主人の死後、息子さんが引き離すように長崎に連れて帰って行かれました。
そんなことがあって「大阪に帰りたい」言って来られていました。
少し大阪で住めば納得されるだろうと。妹さんも自分で決めや。私も自分で決められたのなら手伝うと話したのです。
そんなことがあっての大阪入りでした。

ホテルを引き払い自分のマンションに住むと決めてすぐベットから落ちて肋骨が痛い!すぐにお医者さんに来ていただき骨折はないと診断で「ホッ」とされていました。痛みは日にち薬やなと言い聞かせるようにつぶやいて。

今日さろんに来たらTさんのお嫁さんから電話。「義母は膀胱炎で動けないと連絡してきたので、今から行きます。3時過ぎにつきます」私は??でした。それでTさんに電話をすると動けないというので、慌てて掃除機を担いでTさん宅に行きました。
行くと意外に落ち着いておられ、「膀胱炎と思う。いつもと同じ。おしめがないので動けない」やっと安堵をしました。
そこから親しくしているお医者さんに連絡し往診を依頼。先生は時間をやりくりしてお昼に来てくださると返事をもらいました。
一応病状につき安心できたのでおしめを買いに出ましたが時間が早く薬屋さんが開いていません。それと食事会の準備でそう離れられません。10時を過ぎるのを待って会員におしめの件はお願いし何とか切り抜けました。身動き取れない時に重なってくるのですね。
お昼過ぎに看護師さんから診察の結果とTさんの体を清拭したことを知らせてくださいました。

朝の5時過ぎから「助けて!」とメールがあったようですが、気づいたのはお昼を過ぎてからでした。こんなことが、家族ではないというのですね。Tさんは大阪にいたいと気持ちはあったようですが、私とつながらないというので、長崎のお嫁さんに連絡されたのです。

このことですごく考えさせられました。
依存的に私だったので、他の人が入る余地がなかったことです。会として、契約をしていればもっと対策も立てられたと思います。
そのことは今後の課題。高齢者はどうしても心やすい人に依存的になるのも仕方がないのですが、考えておくべきことでした。

自立するっていうのはすぐ家族を呼ぶのではなく知識と知恵で、緊急事態にも対応できて初めて自立です。できないで一人暮らしをするのは家族にも迷惑をかけることになると思いいたりました。Tさんの反乱はあえなく終結。明日朝長崎に帰って行かれます。
私たちの力不足も実感した出来事でした