高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

母であること

2013-02-01 16:26:08 | からほりさろん

久しぶりにさろんにこられたMさん。長いこと顔を見ていなかったので気にしていたら年明けに近況の連絡がありました。

「動けなくなってじっとしていたけれどやっとよくなったから暖かくなったら行くわ」

この電話の後もこられなかったので一度電話をしました。「心配してくれて有難う。また行くから」やっと顔を見せてくださいました。

動けなくなって寝ていたけれど、少しずつ動けるようになった。お医者さんも、歩かないと筋肉が落ちるから少しずつ動くようにと言われている。

今日は暖かいとラジオで放送していたから来た。といいつつお饅頭とパンのお土産を出されました。

動けなくなり家で寝ていた様子を話「どうしても腹の立つことがある。どっかに訴えようか」聞くと、仕事をしていた時の話と、会社が倒産した時、社長家族の対応が今も思い出すと腹が立つと。

何度か聞きましたが「訴えて腹の虫が治まる?」というと返事がないのです。腹の立つのは分かるけど、相手にしないで。自分の健康にストレスが関係してもし病気になったとしたらあほらしいよ。私の感想を話ました。

落ち着かれたので同居家族の娘さんの安否を聞きました。いつも話しに出る娘さんと関係が悪く「口も利かない。」ぼやかれていたのです。

動けなくなって、この娘さんが180度変わり、今までまともに受け答えしなかったのが「行ってきます。」「今日は遅くなる」「歩かなかったら悪いから付いていくので表を少し散歩しょう」誘ってくれたりと話してくださったのです。

今まで、ああしないからこう言ったなど、過干渉で押し付けや。といくら言っても理解がもらえナッカタのですが、動けなくなって「頼むようになった」本当に驚きましたが、娘さんも出る幕がなく困ってられたのでしょう。やっと、お母さんが一歩譲ってくれたので、自分の気持ちが出せたのでしょう。

本当に、Mさんはつらかったかも知れませんが、家族が回復したことが嬉しくて書きたくなりました。