毎朝絶対というぐらいに挨拶を送ってくださる電気屋さんが有ります。前を通り過ぎながらほとんど毎日のように、二人の姿を探しています。手をあげて挨拶をしたり、振ったりしてますが、朝から気持ちよくさろに着けます。
始めはこんなに良い関係ではありませんでした。むしろ、見た目気難づかしそうな人たちでした。
ある時、サロンのヒューズのふたが開かないのでお願いに行くと「内で買えへんのになんで行かなあかんねん」そんな言い方で、私は切れ絶対買えへんと難く心に誓ったほどでした。
突然、さろんに来られ「服いらん?」びっくりしましたが、付いて来てと言われたので行きました。店から私が一番気に入らない店主に代わり再度「付いて来て」なんや?と思いながら従っていくと自宅に案内され「入って」。
中に入ると室内の冷蔵庫、テレビ、洗濯機、食器棚など大型のもの(それもきれいなのです)から衣類まで何でも持っていって。驚いて聞くと、「この家売るから」引越しするのに身軽にと考えられたようです。
会で頂き売れば収益はありますが、置くところがありません。「欲しい団体を探すのでそれでいい?」決まるまで待つとの応えでした。
そんなことで、多くのものが生かされお互いに嬉しい結果になりました。そのご縁で、前を通ると今日も二人の方が手を上げ挨拶をしてくださって、それに応える私も楽しく商店街を歩いてさろんに到着しました。