電話番号を調べたくてふるい手帳を出しました。調べてからぺらぺらとページを繰りました。何も書いてないページに鉛筆のくちゃくちゃと線が数ページ見えました。見ながらふと思い出したことがあります。家で古いノートを見ていたとき娘から、「ひー君(四人目の長男)が母さんの手帳に夏遊びに連れて行って欲しくって落書きしたの知ってる?」まったく気がつかず、聞いて手帳を見たらあちこちに落書きがあるのです。胸が痛みました。彼が小学生の時上の娘たちは高校生になっていたので、家族で夏休みに遊びに行こうと誘っても「行きたければ行けば」親とは行きたく無いようでした。揃って行きたかったので諦め、だんだん行かなくなりました。小さな息子には淋しい思いをさせていたのです。私といえば、ボランティアに夢中で気づかなかったのです。同じように育てていると思っていても状況で子供に対する親の態度が違っていたことを悔やみました。そして、自分を振り返り改めて日々の生活も丁寧に生きていきたいと思いました。