京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

着物の持ち運び方(持ち込み時のお願い?)

2012-12-01 22:23:15 | 着付あれこれ
このブログを検索してくださる時のワードの中で
最近目立つのが
「着物持ち運び」「振袖の持ち運び」です。

昨年の12月28日の記事でこのことについて書いたのですが
こんななんでもないことが、皆さんどうして良いのか分からず困っていらっしゃるのだな・・・と。

時期的に、振袖の着付けの際の荷物の持ち込み方に困っていらっしゃるのかなと
再び「持ち運びに、まとめ方」について
今年は振袖バージョンで・・・






当店に振袖の一式や七五三の一式をお持ちくださるかたのほとんどが、こんな風に
箱入りでそのままお持ちくださいます
大荷物です

たぶん分からないので、そのまますべての荷物を持っていけば間違いないのだろうと
皆さんお考えなのだと思います。

着付けが重なる日、たとえば成人の日などは、このお荷物をお預かりするには
当店の狭い店内・・スペースがありません・・・


そこで、私はお預かりするときには
点検させていただきながら、箱・たとう紙類などをお返しするようにしています。


そして、これはお願いかもしれませんが・・・
できればこんな形で、お荷物をお持ちくださるとたいへんありがたい・・という事を
書いてみたいと思います。


まず、すべてのものを箱やたとう紙から出して頂きますように・・・
着物・帯・襦袢・・・それから帯揚・帯〆・伊達衿・・・
箱とたとう紙から出すだけでとてもコンパクトになるはずです。
たとう紙は着物などを収納するときに使用するもので、
持ち運ぶときには、かえって中で動いてしまいますので出したほうがいいと思います。







箱から出したすべてのお荷物。

箱から出したら、しつけもとっておいていただけるとありがたいです。
また、下着や紐などの小物類が新品の場合、ビニール袋から出したり、値札等もとっておいていただけると
さらにうれしいです。






全部の荷物を、昨年も書きましたとおり
風呂敷を広げ、帯を一番下に、着物、襦袢・・小物・・と順に重ねていきます。
(12月28日のブログを参考にしてください)







キチンと重ねたら風呂敷に包みます。
隙間なくきれいに重ねると意外にシワにもなりません。






あとは、草履とバック、髪飾り。

髪飾りは、形がつぶれるといけないので、箱入りで。
草履とバックのセットは、かさばりますので、こちらも箱から出して袋に入れて大丈夫です。
バックは、中身を入れて、当日もって行くほうがいいかもしれません。


こうすれば、そんなに大きな荷物にもならないはずです。
そして、お預かりする側も、たいへん助かります・・・


でもこれは・・私の考え方ですので
お持ちになる美容室や着付けを依頼されたところによっては、もしかしたら箱のままと
おっしゃるところがあるかも知れません
電話などでお確かめいただくといいと思います。


ひとつの参考にしていただければ・・・





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