京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

夏の着物と衣紋抜き

2023-08-09 14:04:36 | 着付あれこれ

台風のせいで、今日は蒸しますね。

毎日35度を超える暑さにうんざりなのですが・・・

このお方だけ、元気

店の前に置いているミニバラ、真っ赤な花を咲かせてくれてます

 

さて、今日の話題は、透けている夏の着物を着るときのちょっと気になるところ。

着付け教室でもお話している話題です。

長襦袢に衣紋抜きをつけていらっしゃる方も多いかと思います。

夏の着物、絽や紗、それから絹紅梅など、特に透け感のある着物・・・。

生地が透けているのでとても涼しげですね。

着付教室でも、

「透けているので袷の着物では気にならなかったところ

例えば内側の始末、ちょっとしたシワが目立つときがあるので

気を付けてね」と言ってます。

 

夏の着物はほんと見た目も美しくて、憧れますね。

着物歴が長い方はもう気を付けていらっしゃるかと思いますが・・・

夏の透ける着物は

袷の着物とは違うところで気を配るところがあります。

 

長襦袢の衿の角度も透けて見えたり

長襦袢の丈が短かかったりすると足首が透けて見えたり

そして意外と気が付かないのが、長襦袢についてる衣紋抜き

衿付けから帯の山の部分までの間、うっすらと透けて見えるときがあります。

そんなに神経質に気にしなくてもいいのかもしれませんが

なんだか、見えてないほうがステキな気がするのです、私

 

これはウソツキの襦袢ですが、こんな風についてますね。

 

衣紋抜きの種類にもよりますし

着物の色柄によって、また生地が透け感の度合いによって

目立つ時と目立たない時があると思います。

一度着物と襦袢を重ねてみて

透け具合を確認しておくといいと思います。

 

気になるときは

衣紋抜きの布をつけないで、長襦袢の本体の背縫いに

ご自分の衣紋を抜いてちょうどいい寸法の部分に、綿テープなどを縫い付けて

紐を通せるようにしておくのもいいかと思います。

こんな風に・・・。

 

もっとシーズンに入る前、夏前に書くべき内容でしたね・・・

 

 

 

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