朝５：４５に着付けの予約。お茶会に行かれるお客様です。
お振袖をお召しになるため、髪もお願いしますとのことで
昔とった杵柄
で、アップと着付けをさせて頂きますお茶会や大学の卒業式は、朝早いことも多く、暗いうちから
お仕事することも少なくありません
美容室はそんなに早くから受付けてもらえないところが多く
着付けはもちろんですが、こんな時は髪のセットも
させていただくことになります
呉服屋としては、着物を着てくださるのでしたら
どんなに早くてもお客様のお出かけになる時間に
あわせてお着付させていただくのは当然のサービスだと
考えます
もちろん早朝料金
など頂くこともありません
でも
朝早いときは、前の晩、緊張して夜中にたびたび目を覚ましてしまいます
もし、寝坊したらどーしよぉ・・・
と今日は早めに寝なくちゃ・・・
大変でしょうけど、ふつうの会社員の私から一言
「手に職があって羨ましい！」(笑）。
持っている技術で人を喜ばせたり助けたりできるなんて素敵ですね！おまけに文化の一端を担っているとなれば、本当に素晴らしいです！
振袖の着付けは私にはむりな特殊技能としても、”できれば親しい人のおしゃれ着の着付けくらいできるようになれたらいいなぁ”と思っていますが、もしかしてそのうち「自分でゆかたが着られる」だけで特殊技能取得者と思われる世のなかになったりしないでしょうね？
インドの女性は毎日サリーを着るのにお教室に通ったりはしていないと思うんだけど
”私たちももっと普段から着物を”と言いつつ、ラッシュアワーに和装の女性がいらっしゃるのを見ると
「ちょっとそこ！お太鼓つぶさないであげてよ！」
と言いたくなってしまう私。やっぱり、都会の朝に和装出勤は無理かなぁ・・・。
他には、パソコンも簿記も、なーんにもできません
私も、着付を教えながら思っています
これって、教えることなんだろうか
赤ちゃんだって、いつの間にか洋服着るようになるじゃない・・・「着る」ってそうやって覚えるものであるはずなのに・・・って。
お茶の先生がおっしゃってました。
満員電車では硬いくつで、足袋を踏まれるのが・・・
それから、いい帯をしている時は、羽織るものが欲しいと・・・