京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

秩父銘仙と新啓織物さんのこと・・

2012-02-14 22:17:07 | 催し
今月18日からの催し、その特集として秩父銘仙をご紹介させていただくこと
先日お知らせしましたが
19日、日曜日には、その織元の「新啓織物」の新井さんにお越しいただきます。



前回、秩父銘仙の催しをしたのは5年前になりますので
ちょっとしたご縁で新井さんご夫婦と出会ったのは、その前ということになります。


都内の商社にお勤めだった新井さんでしたが、ご両親の織られる銘仙を受け継ぎたいと
奥様やお子さんたちと一緒に秩父に戻られたと伺いました。


銘仙というと、子供のころ、母たちが着ていた着物を思い出し
古着屋さんで見かける派手な色柄を、また目新しく感じる・・・といったイメージでした。



新井さんのお話を伺い、作っていらっしゃる反物を見せていただいて
銘仙のイメージが変わりました。
いつも扱っている反物にはない色と柄・風合い、とても新鮮でなんだかワクワクしました。


新井さんの人柄とセンス、ものづくりに対するまじめな姿勢にも共感しました。


そして、秩父まで伺って織物工場を見せていただき、銘仙の作る工程などを
詳しく教えていただきました。
初めて行った秩父、とても寒い時期だったのですが
お母様は手打ちうどんを打って私たちをもてなしてくださり
故郷に帰ってきたような暖かさを感じたのを覚えています。





織機は半木製だそうで、やさしく素朴、
それが銘仙にも現れているように思います。


新井さんの作られる銘仙は、一世を風靡したあの「銘仙」のよさを残しつつ
今の、私たちの感覚にも合うおしゃれな織物・・・
「秩父ほぐし織」として、広まっています。









前回よりも、さらに磨かれた素敵な作品をご覧いただけると思います。

作り手、新井さんのお話もぜひ・・・
お楽しみに



お店のホームページもございます。ぜひご覧ください。









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