お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

電車男 2016 高松へ その1

2016年01月12日 16時17分17秒 | 旅先で
18きっぷのシーズンはやはり何処か出かけたい病がでます。この冬シーズンに何処に行こうか色々プランを練りましたがなかなか名案が出てくれません。基本的には今まで乗ったことがない路線を訪ねるのが第一です。紀勢線(新宮以東)とか飯田線(昔乗ったのでもう一度)とか木次線とかいろいろ考えましたが乗り継ぎの時間的なこと等で今回はちょっと安易に高松にします。なにしろ18きっぷの冬シーズンは1月10日までなので(12月は期間が長いが紅葉のあとですがなかなか休めない)正月明けしか行けません。1月3日はバーゲンに行くからちょっと見ててと娘に孫の子守りを頼まれます。ウレシイやら慣れないおむつ交換等大変です。やっとお役御免の翌日4日朝京都駅から出発です。8時30分発の新快速で西へ。姫路から



ローカルぽい電車になります。しかしJR西は合理化とかで車両の単色化を進めていて岡山方面は皆この黄色に塗られてしまい古い味がある車両も個性を取られてなにかつまらないですね。ま、普通の人はそんなことどうでもいいことなんでしょうが・・。この京都発8時30分の新快速に乗ると姫路から先もスムーズに連絡していて



11時38分に岡山に着きます。いつもは通りすぎる岡山に降り立つのはかなり久しぶりです。駅前を路面電車が走っていて道幅も広くすっきりした駅前です。さて岡山で降りたのがお昼ごはんの為です。岡山には「デミカツ丼」なるご当地めしが存在していて予てから気になっていました。今回高松に行く前にわざわざ降りた訳です。一抹の不安をかかえて駅前の道を目的地へ向かいます。市電でひと停留所歩いた先にありました。



「味司 野村」です。でも様子がへん。不安的中。新年は1月6日からとあり固く入口は閉ざされています。同じように店にやって来た数人がトボトボ引き揚げます。やれやれ。



入口のメニューをパチリ。さあどうする。以前福井へご当地めし「ソースかつ丼」を目指した時も臨時休業でしたが今回もついてない。で次の目的もあり駅前で適当に済ますことにします。でもファストフードでは味気ないしアケード街を歩いていると



古い大衆食堂を発見。ここで普通のかつ丼にします。入口におかずが入ったショーケースがありおばちゃんとおじさんが二人でやつている絵にかいたような大衆食堂です。6テーブル位の小さな食堂ですがなじみのお年寄りのおじさん達(ちょっとコップ酒のおじさんもいる)で結構満席です。最近読んだ遠藤哲夫の「大衆食堂パラダイス」に出てきそうな店でした。岡山駅から次の目的地倉敷へ。観光客であふれる駅を出て広島寄りにひっそりと私鉄駅があることはご存知でしょうか。たった一本のホームには列車を待つ人が数人。これが「水島臨界鉄道」倉敷市駅です。勿論非電化の鉄道で終点の駅名が「三菱自工前」という小さな私鉄です。



単行の(一両だけという意味)気動車(ディーゼル車)で数人のお客様を乗せて出発です。本当は旧国鉄型の気動車が走っていてそれに乗りたかったんですがどうやら朝晩の通勤時間帯しか走ってなくて昼間の時間帯はこの少し新型のタイプのみでした。残念。路線も工業地帯を走るので



あまり景色を楽しむ感じではありません。終点まで行くと折り返し便が少ないので



水島駅まで乗ってちょっと散策して倉敷に戻ります。



高架駅なので風が冷たい。まったく正月から何をやってるやら。でもこれも楽しみのひとつだと自分で納得して倉敷経由岡山へ戻ります。倉敷も岡山も帰省客や観光客で大混雑。岡山から瀬戸大橋を渡る「マリンライナー」も坐れません。





日暮れてゆく瀬戸内海を眺めながら高松へ向かいます。つづく。


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