お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

東洋陶磁器美術館

2007年04月19日 16時56分45秒 | 旅先で
気がつけば桜の喧騒も終わり、うちの小さな坪庭のもみじも日に日に青葉を増して行き、新緑の季節に入ろうとしています。3月末から4月始めにかけては毎年宿泊ご希望の電話が毎日毎日相当数かかってきて応対に追われますが、10日を過ぎてやっとひと段落しました。第3火曜のお休みには毎年奈良に出かけていますが今年は諸般の事情で予定していた「山の辺の道」が中止となり、でもどこか行かねば気がすまない僕たちは大阪の東洋陶磁器美術館に行くことにしました。開館25周年記念特別展として「安宅英一の眼」が開催中です。雑事を済ませ大阪中ノ島に着いたのが3時30分。閉館が5時。ちょっと時間が足りないかなと思いつつ、入館。しかし安宅コレクションの山の前に我々は呆然。すごい。すごすぎます。朝鮮から中国まで、国宝2点を含むこれぞコレクションというべき陶磁器のボリューム。幸い平日なんで入館者も少なく、ゆっくりと鑑賞できますが、おかげでゆっくり見すぎて、閉館の音楽が聞こえるなか、後半は足早に・・・。9月30日まで開催中なので改めて出直そうと言うことになりました。しかし月曜定休の我々と美術館の月曜休館のこのジレンマは「布屋」の永遠の課題です。