お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

電車男 2016 高松へ その3

2016年01月31日 19時29分07秒 | 旅先で
日差しが暖かくなってきた京都です。さてつづき。
高松での目的は、「山越」でも「がもう」でもありません。今回は「琴電」です。つまり讃岐うどんの名店めぐりではなく「高松琴平電鉄」を制覇するわけです。ほんま物好きな電車男です。ホテルを出てまづ目指すは高松築港駅です。



JR高松駅のすぐそばにあります。乗車前に駅の近くにある高松城跡をバックに電車写真を撮ります。ここも琴電撮影のポイントです。ちょっと周りの交通に気を付けて数枚撮影します。冬空の線路端でカメラを構えている僕を見て電車に乗ってる人が「この寒いのによーやるなあ」なんて呟いているのが聞こえそうです。でも電車男はそんなことにめげません。そして駅で琴電一日フリーきっぷを購入。¥1230です。まづ支線の志度線に向かいます。琴電は一昔前は「旧型電車」(大正時代から走っている古い電車)の宝庫でしたが最近は新しい車両(新しいと言っても東京とかの私鉄で活躍していた車両を直して・・つまり中古車です・・)が走っているので最近は以前ほどファンは少ないらしいがある意味魅力的です。志度線の終点まで乗り折り返し撮影ポイントで下車します。



この線は村上春樹の「海辺のカフカ」に出てくる路線です。冒頭のシーンで主人公の「田村カフカ」君が図書館へ行くくだりで「二両連結の小さな電車・・とあり途中には・・線路は海沿いをしばらく走ってから内陸に入る。・・」とあるシーンがこの海沿いの線路です。ここで下車した電車男は暫くこのポイントで撮影します。さいわい曇り空ですがそんなに寒くなく20分間隔くらいでのんびりとやってくる電車を待ちます。



線路際にこんな踏切を発見。海岸べりの一軒のおうち専用の「手動踏切」です。なごめます。でも限られた時間で全線に乗るので再び市内へ戻り、簡単にお昼ご飯を済ませ(昨夜アーケード街をブラブラしていた時に発見した餃子屋に惹かれるも時間的に無理)もう一つの支線「長尾線」に乗ります。往復して今度は琴電の本線である「琴平線」に乗ります。



途中の車庫がある駅で降りたちホームで撮影します。何しろ18きっぷの旅はある意味時間との勝負です。終点琴平まで乗り一日乗車券のもとは取ったのでまずまず満足です。





琴平まできて「金毘羅さん」に行かない人は珍しいですが以前行ってるのでJR琴平駅へ。



ホームで岡山行きを待っていると



高知方面の列車が来ます。



「おおぼけ」行です。新年早々こんなことをやっている僕が乗らないといけない列車ですが反対の岡山行きに乗り、岡山から姫路、姫路から新快速で京都へ向かいます。終わり。






電車男 2016 高松へ その2

2016年01月19日 17時04分24秒 | 旅先で
パソコンの調子が今ひとつで、時はすぎてゆきます。高松のつづきは大寒波前に書いていましたがアレレもう2月もそこまでやって来ました。つづき再開です。そのまま続けますがご了承ください。

寒波がやってきて今日はかなり寒いです。午後3時ころには粉雪が舞ってます。でもうちの奥さんはめげずに女子会にでかけていきました。さて高松のつづきです。マリンライナーで瀬戸大橋を渡り高松駅に着いたのは午後6時過ぎです。ホームに



JR四国自慢の新型特急が発車を待ってます。なかなかユニークなデザインで車内もかなり高級感がありそうです。そしてホームにあるものを発見。



小さな子供さんを連れたお母さんが「ゴミ箱まで可愛い!」と叫んでいます。ほんとゴミ箱まで「アンパンマン」で和めます。そして電車男は今夜の宿に向かいます。目指すは



まいど「ドーミーイン」です。高松の中心部にあり便利だし、なにより大浴場(そんなに大きくはありませんが)と露天風呂(これも小さいが)があるので愛用しています。チェックインを済ませ今夜の夜ご飯に予定している店に向かいます。が、なんと色々調べてきた割にはお店の開店時間まで見てなかった。なんと午後8時開店とあります。まだ6時30分を廻ったところです。でも昼のこともあるので今夜営業するか確認の意味でお店の前まで行ってみます。やはり暖簾は出ていませんが微かに漏れる明かりの向こうで仕込みの人影が見えます。ヨカッタ。ちょっと夜の街を散策。しかし高松はアーケードがすごく発達していることに気付きます。瓦町を少し入ると結構長いアーケード街が何本もあります。意外とブランド品のお店とかもあり中々高級感があります。開店時間の8時に行ったら何となく目立つかな(めざとい観光客ぽいので)と気を廻して8時20分くらいにお店の戸を開けるとあわわ・・なんと満席近い。なんとかカウンターにひと席空いておりよかった。まづ瓶ビールと天ぷら盛り合わせをオーダー。おでんもお願いしますというとカウンターに自分で取りに行くスタイル。おでん船がカウンター脇にあり大根等自分で盛って席に戻ります。そうここは夜営業の讃岐うどん屋さんです。讃岐うどんのお店はだいたい午前中から午後3時ころまでの営業ですが夜型のここは午前3時までやってます。ふと周りのお客さんを見るとほぼ全員カレーうどんを食べてます。僕も〆にカレーうどんをオーダー。聞きしにまさる美味しさです。そんなに辛くはなくて腰のあるうどんと絶妙なマッチングです。村上流に言うと「なんと滋味に溢れるカレーうどん」となります。満足してホテルへ戻ります。そうそうお店は



「鶴丸」です。ホテルでお風呂に入り翌朝はここのドーミーインは軽朝食がついています。あまり期待しないで(長野のスマイルホテルの経験があるので)階下の食堂に行くとこれがなんとパンも巻きずしも簡単なお惣菜やらコーヒーやジュースまであり、驚きの「うどん」まであります。これはいい。満足してホテルを出発。今回の最大の目的地に向かいます。つづく。

電車男 2016 高松へ その1

2016年01月12日 16時17分17秒 | 旅先で
18きっぷのシーズンはやはり何処か出かけたい病がでます。この冬シーズンに何処に行こうか色々プランを練りましたがなかなか名案が出てくれません。基本的には今まで乗ったことがない路線を訪ねるのが第一です。紀勢線(新宮以東)とか飯田線(昔乗ったのでもう一度)とか木次線とかいろいろ考えましたが乗り継ぎの時間的なこと等で今回はちょっと安易に高松にします。なにしろ18きっぷの冬シーズンは1月10日までなので(12月は期間が長いが紅葉のあとですがなかなか休めない)正月明けしか行けません。1月3日はバーゲンに行くからちょっと見ててと娘に孫の子守りを頼まれます。ウレシイやら慣れないおむつ交換等大変です。やっとお役御免の翌日4日朝京都駅から出発です。8時30分発の新快速で西へ。姫路から



ローカルぽい電車になります。しかしJR西は合理化とかで車両の単色化を進めていて岡山方面は皆この黄色に塗られてしまい古い味がある車両も個性を取られてなにかつまらないですね。ま、普通の人はそんなことどうでもいいことなんでしょうが・・。この京都発8時30分の新快速に乗ると姫路から先もスムーズに連絡していて



11時38分に岡山に着きます。いつもは通りすぎる岡山に降り立つのはかなり久しぶりです。駅前を路面電車が走っていて道幅も広くすっきりした駅前です。さて岡山で降りたのがお昼ごはんの為です。岡山には「デミカツ丼」なるご当地めしが存在していて予てから気になっていました。今回高松に行く前にわざわざ降りた訳です。一抹の不安をかかえて駅前の道を目的地へ向かいます。市電でひと停留所歩いた先にありました。



「味司 野村」です。でも様子がへん。不安的中。新年は1月6日からとあり固く入口は閉ざされています。同じように店にやって来た数人がトボトボ引き揚げます。やれやれ。



入口のメニューをパチリ。さあどうする。以前福井へご当地めし「ソースかつ丼」を目指した時も臨時休業でしたが今回もついてない。で次の目的もあり駅前で適当に済ますことにします。でもファストフードでは味気ないしアケード街を歩いていると



古い大衆食堂を発見。ここで普通のかつ丼にします。入口におかずが入ったショーケースがありおばちゃんとおじさんが二人でやつている絵にかいたような大衆食堂です。6テーブル位の小さな食堂ですがなじみのお年寄りのおじさん達(ちょっとコップ酒のおじさんもいる)で結構満席です。最近読んだ遠藤哲夫の「大衆食堂パラダイス」に出てきそうな店でした。岡山駅から次の目的地倉敷へ。観光客であふれる駅を出て広島寄りにひっそりと私鉄駅があることはご存知でしょうか。たった一本のホームには列車を待つ人が数人。これが「水島臨界鉄道」倉敷市駅です。勿論非電化の鉄道で終点の駅名が「三菱自工前」という小さな私鉄です。



単行の(一両だけという意味)気動車(ディーゼル車)で数人のお客様を乗せて出発です。本当は旧国鉄型の気動車が走っていてそれに乗りたかったんですがどうやら朝晩の通勤時間帯しか走ってなくて昼間の時間帯はこの少し新型のタイプのみでした。残念。路線も工業地帯を走るので



あまり景色を楽しむ感じではありません。終点まで行くと折り返し便が少ないので



水島駅まで乗ってちょっと散策して倉敷に戻ります。



高架駅なので風が冷たい。まったく正月から何をやってるやら。でもこれも楽しみのひとつだと自分で納得して倉敷経由岡山へ戻ります。倉敷も岡山も帰省客や観光客で大混雑。岡山から瀬戸大橋を渡る「マリンライナー」も坐れません。





日暮れてゆく瀬戸内海を眺めながら高松へ向かいます。つづく。


謹賀新年 2016

2016年01月07日 17時41分08秒 | 布屋
新年あけましておめでとうございます。昨年のお正月は雪が降って大変でしたが、今年は暖かな穏やかなお正月になりました。日本中が穏やかな良い年になりますようにお祈り申し上げます。さて1月1日は恒例の「お墓参り」に家族3人で行きました。娘も息子もそれぞれの家庭でお正月を過ごすので僕たちは母との3人でのお正月です。元旦はなんだか拍子抜けするくらい静かなお正月でしたが翌日からは娘家族も息子家族も集まりにぎやかに過ごしました。正月二日はこれも恒例の初詣に





上賀茂神社に行きました。



正月の間だけ普段は入れない本殿前まで行けます



今年も寶船の下を抜けて本殿にお参りしました。参拝後に鳥居近くにいる「神馬」に人参をあげて(¥100)いつもは焚火にあたって帰るんですが今年は好天に恵まれ、暖かいため焚火の周りはほとんど人が居ませんでした。

本年も「健康第一」で頑張ってまいりますので何卒「布屋」の応援よろしくお願いいたします。合掌