お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

秋を訪ねて”07奈良 大宇陀を歩く その4

2007年11月30日 20時57分13秒 | 旅先で
早いもので11月も今日で終わり。明日から12月、ということは師走です。今日の京都は天気もよく暖かい一日でした。でもここ数日「かふぇ布屋」は開店休業状態。なぜ?皆さん「今日は静かやねー」とおっしゃって帰られます。観光シーズンが終わったのかと思いきや、清水寺周辺は相変わらず、すごい状態だそうです。さて大宇陀のつづきを。写真は薬草園から眺めた町並みです。当初2時間くらいの予定でしたがゆっくり歩いていたら午後3時を過ぎてしまい、次の目的地橿原の「今井町」に行く時間も無くなりつつ道の駅大宇陀に戻ります。ところが朝あんなに山のようにあった新鮮野菜が残っていません。「ショックー」という声を出しつつ店内に入るうちの奥さんの前にしかも無情の雨。野菜も「今井町」も諦めて、さて二人の意見が一致しました。近鉄桃山御陵で下車。目指すは「鳥せい」。まだ混む前の夕方の鳥せいで「ほろ酔いセット」¥1500で今日の反省会。早い時間は結構年配の女性のお一人も多く、美味しい原酒を傾けているうちに大混雑になってきた鳥せいを後に帰路につきます。

秋を訪ねて”07奈良 大宇陀を歩く その3

2007年11月27日 19時21分47秒 | 旅先で
古い町並みを歩く時に気をつけないといけないことのひとつに、お昼ごはんが食べられる食堂等があるかという問題があります。昔まだホテルに勤めている頃、一人で18切符で兵庫県の龍野を訪ねたときに、古くからある淡口醤油醸造所の周りを歩いていた時、何処にも飲食店がなく、当時は勿論コンビニも無く、夕方近くなって空腹のあまり気持ち悪くなったことがあります。幸いここ大宇陀には「本善食堂」があります。吉野葛のお店を少し行くと小さな路地に目指す食堂がありました。時間は午後1時を廻った頃。ぎいっと入口のドアを開けると、誰もいないお店に食堂のおばさんがテレビの前で昼ドラマのいいところ。悪いときに入ってきたが、古びた椅子に座り、オムライスを注文しました。昔ながらのオムライスと紙に包まれたスプーンに思わずにっこりしてしまいます。あとから常連さんのおじさんもやってきて「中華丼」と「串カツ3本」をオーダー。へーつ串カツも美味しそう。町の人に愛されている「本善食堂」で少し幸せな気持ちになります。つづく。

秋を訪ねて”07奈良 大宇陀を歩く その2

2007年11月25日 20時54分29秒 | 旅先で
11月の連休も終わりました。23日の嵐山は9万人の人出だったそうです。何処も行列覚悟の京都もあと少しすれば静かに味わえるかと思います。さて大宇陀のつづき。でっかい白菜も新鮮なブロッコリーも帰りに寄る事にして町歩きスタート。街道に沿って古い町並みが残っています。小さな町なのに造り酒屋が2軒、お醤油屋が1軒。あまり期待してこなかったのに、町の人々が住まう町並みは、彦根や長浜のように造られた町並みではなく昔からそのまま残されてきた生活が感じられ、とても心落ち着く所です。そして町中に古くから商っている吉野葛のお店と、現存する日本最古の薬草園があります。300円の入園料を支払い中に入ると、吉野葛の工場を抜けた裏山に薬草園があります。ここは秋より春のほうが花も咲いていいようです。そして吉野葛を買い求めます。「葛」は料理によく使うのでと言いながらうちの奥さんがお店のおばさんに注文しています。えっ 吉野葛 1キロ!!!腐る物違うしと・・・。加減を知らないお買い物に驚きつつ先へ進みます。つづく。

秋を訪ねて”07奈良 大宇陀を歩く その1

2007年11月22日 19時47分35秒 | 旅先で
11月も22日になりました。今日はこの秋一番の冷え込みです。いよいよ町家暮らしの試練の冬が近づきつつあります。まだ石油ストーブまで出していないのに、今日の最高気温予報が 9度との事で、かふぇの昼間のお客様には寒い思いをさせてしまいました。さて先日月一回の休日に又、近鉄電車に乗ってきました。目指すは「昭和テーマパークな、のどかな城下町=大宇陀」。地下鉄、近鉄と乗り継ぎよく、長谷寺の次の駅、「榛原」に降り立ったのは家を出て、1時間半ほど。ここから奈良交通のバスに乗りますが、これが1時間に2本。ぼんやりバスを待っていると発車数分前から急にご年配の女性がたくさん現れ、辺りは賑やかに。えーつこんなところにも女性パワーが・・・。バスに揺られること20分で大宇陀に着きます。ここに道の駅「大宇陀」があり、新鮮野菜の直売所があります。うちの奥さんは野菜の山を見つけた瞬間にはもう店内へ。やれやれ。写真のような白菜やら大根、蕪、ブロッコリー、ほうれん草・・新鮮そのもの。「ちょっと待て」これから町歩きがあるのに白菜持ってどーするの。ということで、ヨモギ餅を買ってその場で食べて、いざ町歩きへ。つづく。

秋を訪ねて”07自転車で巡る伏見周辺その6

2007年11月06日 16時23分50秒 | 京都観光
10月20日頃から急に「かふぇ」が忙しくなりました。骨董商のSちゃんが来てくれた日もどういう訳かやたら忙しくて、ゆっくりお話も出来ませんでした。と言うことでこちらも更新できずに早11月も6日が経過。伏見のつづきにしては間が開きすぎてしまいましたが、とりあえずつづき。月桂冠の建物の裏手が写真のように掘割のような佇まいで、川沿いに寺田屋方面に散策できます。十石舟に乗って周遊も出来ます。10年くらい前はただの溝みたいな川でしたが格段に整備されていてお天気がいい日は気持ちがいいです。そして納屋町商店街にある「ササキパン本店」を目指しますが、生憎お休み。今回は マルキとササキの懐かしいパン屋めぐりの予定でしたが、果たせません。夕暮れ近いので帰途につきます。JRの線路までは道路が込み入ったところを走りますので、車に注意。塩小路橋で鴨川沿いに北上。どの橋の下にも何故か高校生カップルが寄り添っています。三条を越えて二条大橋くらいまで来ると、川岸も広く、ホットします。今夜は高倉夷川の居酒屋「ZOO」で晩ごはん。15年位前に、歩いて3分位の所にあったお店で(町家の店のハシリのようなとこでした)ご主人が全然変わっていなくて、懐かしかったですね。