お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

月曜日のお昼ごはん その6「キッチン ゴン」

2010年06月26日 19時45分23秒 | 京都で食べること飲むこと
我々が京都の洋食屋さんでよく行くお店は結構遠いところにあります。下鴨「のらくろ」北白川「にんじん」宝ヶ池「じゅんさい」自転車だとちょっと遠い。宝ヶ池は無理な距離。でもそれ以外でご近所の洋食屋に「キッチン ゴン」があります。下立売の山中油店に行く途中なので徒歩10分くらいです。出前もしています。ところがこの時代に去年なんと2号店を出されました。場所が先日のタイ料理パクチーの近くで河原町丸太町のびっくりドンキーのすぐ隣という場所。入口を入ると本店同様に長いカウンター席(本店より長い)があり、奥にテーブル席があります。メニューも本店同様夜でもOKのAランチBランチ等同じ内容です。写真はBランチ。ハンバーグとエビフライとあと1品が数種の中から選べるというボリューム満点の内容です。カップスープとライスも本店同様なんですが、お皿がおしゃれに出てくるので同じ内容でもここ御所東店の方が豪華に見えます。皿を食べるわけではありませんがすこし贅沢感もあります。しかしびっくりドンキーの隣ゆえお客様も年配の方が多く落ち着いた雰囲気です。

退蔵院の庭

2010年06月23日 20時11分37秒 | 京都観光
妙心寺山内の東林院での沙羅双樹を静かに満喫した我々は(その後続々と参拝の方が増えてきました。お昼のには精進料理も食べれるコースがあるのでお昼前にはかなりの人出となってきます)法堂の龍を小さな窓越しに覗いてからもうひとつ拝観をすることにしました。妙心寺山内でいつも拝観できる塔頭のひとつに「退蔵院」があります。大徳寺は比較的自転車で行きやすいので「高桐院」を結構宿泊の方にお奨めしていましたが、今回始めて入ったこの「退蔵院」も静かで落ち着けます。国宝「瓢鮎図」で有名ですが残念ながら模写が額に入れられ方丈の縁にポンと置かれています。もう少しいい展示方法はないものかと思われます。さて庭園に進んでゆくとあちこちに紫陽花、鉄線、つつじ、露草が咲いています。そして池を巡るように進むと可憐な睡蓮が丁度見ごろに咲いています。池を眺められるように設えられた東屋のベンチに坐るとなんか自然の中に佇める自分がいます。入口の小さな門からは考えられないほど広い回遊式の庭は「高桐院」の庭ともまた違うお寺の庭が楽しめます。京都のお寺をまだまだ知らない自分を見つけてさらに色々探求しようという気になりました。

沙羅双樹を愛でる会

2010年06月22日 20時02分45秒 | 京都観光
梅雨空の京都です。どんより曇った一日ですが何とか雨が降らないようなので今日は花園にある妙心寺山内の「東林院」の沙羅双樹を愛でる会に出かけてきました。普段は拝観できないお寺ですがこの時期(6月15日から30日まで)は特別に公開されています。妙心寺は日本で一番広いお寺らしくて龍の絵で有名な法堂の周りを小さなお寺が取り囲んでいます。迷いながらたどり着いたお寺の前で紫陽花が出迎えてくれます。お抹茶付で¥1580はいいお値段ですね。方丈に上るとまづお抹茶とお菓子が出ます。その後方丈の縁に坐って沙羅双樹を愛でます。ナツツバキという朝に咲き夕べにはぽとりと落ちるはかない花を見ながらお寺の禅僧がお話をされます。「沙羅の花のように与えられた一日だけの生命を精一杯咲きつくすように人もその日一日を大切に精一杯生き、今日を無駄にはしない、悔いない人生を送らねば」と諭されます。我々としては珍しく午前10時前には方丈の縁に坐りありがたいお話を聞いていましたが、ふと後ろを見ると大量の団体の方が所狭しとお抹茶を召し上がられていて、ありがたい禅僧の話も聞き取れない状況になってゆくのでした。お寺は早めに行かれることが何よりです。

月曜日のお昼ごはん その5 「おかきた」

2010年06月12日 19時26分22秒 | 京都で食べること飲むこと
毎日暑い日が続きます。今日は30度を越えたようです。暑さに弱いうちの奥さんの機嫌がここ数日かなり悪くなって来ました。お昼の「和ごはん」を始めて2ヶ月が過ぎましたが、根っからの凝り性?のため仕込みに大層時間がかかります。なにしろ全部一人で準備するので今週の鯖の味噌煮のあしらいに使う白髪ねぎとか細かい仕事をしていると夜11時までかかったりします。ゆえに7月からは日曜日もお休みすると宣言されました。ご了承ください。さて月曜日のお昼ご飯に平安神宮ちかくのうどんの「おかきた」に行きました。前を通る時いつも行列していて観光客向けのおうどん屋さんやね、でも話の種に一度入ってみようかと行列に加わります。並んでいるけど結構回転は速く、店内へ。なかなかスタイリッシュなうどん屋さんですが実際食べ初めて、うちの奥さんの反応の変わり様がスゴイ。先程まで観光客向けの・・とか言ってたのに「あれっ、このおうどん美味しい」「なんかのど越しが他のうどん屋と違う」「さすが自家製麺や」「お出汁も美味しい」だって。お店は実際自分で味わってこその判断ですね。じつはこのときはすぐ北側の洋食の「小宝」でオムライスでもと言ってたのに、最近はまた「おかきた」行きたいね。だそうです。