お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

11月の京都だより

2013年11月13日 21時39分40秒 | 京都観光
11月に入ってから急に冷え込みが厳しくなってきました。今年は11月11日にお風呂場の石油ストーブを出し、翌日にはライブラリーのガスファンヒータも出し、2階の部屋の電気ストーブもあわてて出しました。あんなに暑かったのにどうなってるんでしょう。さて11月11日は一組だけの宿泊になったので(早くから予約されていると、思っても見ないことが起きてキャンセルになってしまうケースが時折あります。余談ですが、こういう時は布屋はキャンセル料はいただいていません)早く掃除が終わったので、ちょっと京都市内の混雑状況をチェックに行きました。寒いのでバスでの移動も考えましたが行動範囲が限られるので、やはり自転車で出掛けます。まづ駅前の「ヨドバシカメラ」に向かいます。実は高校生の頃(約40年前!)に撮影した蒸気機関車の写真を今頃になってプリントしています。当時はカラーフィルムは高価で白黒(モノクロ)で撮影していましたが最近になって昔の鉄道写真を見直す雑誌にはまり、そうだ自分の撮った写真をプリントしようと近所の写真屋に行くと「今時モノクロ写真をプリントできるところはありまへんで」なんて言われてしまい、あちこち探すと市内では「ヨドバシ」だけが受けてくれるようで(他にご存知でしたら教えてください)ちかごろこまめにヨドバシに通って、高校1年生の時に撮影した懐かしい北海道の写真をまづプリントしています。余談はさておきその後は東本願寺前の紅葉状況をみて



もう少しですね。岡崎の方に向かいます。



京都市美術館あたりの疎水沿いでこんな感じです。時刻は午後1時45分。もうそろそろ空いてるかなと「山元麺蔵」の前まで来て



呆然とします。さすが11月の京都の行列店の実力を見ます。平日でお天気も今一つなのに。これはスゴイ!。いつになるやらわからないのでここはこのお店に向かいます。





七福家です。隣のJAZZの老舗「YAMATOYA」は建て替えも完成していて一安心です。じつはある雑誌にでていた「YAMATOYA」ご主人の推薦している七福家の「あんかけ五目チャーハン」を今日のお昼とします。



なんか想像していたイメージとは全然違いますが、今までにない食感でなかなか美味しいです。ホントここは何食べても美味しいし、丁寧でお店のおばちゃんも親切で安心できます。さて満足して、久しぶりにJAZZでも聞こうかと思ってましたが、やはり文化の秋なのでここは美術館にむかいます。



その前に「京都会館」はほぼ解体工事が終わっています。



平安神宮の大鳥居の前は色づきがきれいです。



京都市美術館では日本画の「竹内栖鳳展」が開催中です。折角なので当日券¥1300を支払い館内へ。結構大きな絵(屏風)が多くて驚きます。動物をモチーフにした絵もかなりあります。掛軸の落款もチェックしたかったので、来てよかったです。夕方近くなったので早く帰らないとまたうちの奥さんの機嫌が悪くなるので、二条を通って帰途につきます。二条大橋では





「リッツカールトン 京都」の表札(サイン)も出来ていて、来年2月のオープンに向け順調な仕上がりです。(鴨川に面して大きな窓は人気が出そう)そしてちょっと病院に立ち寄ります。





娘が生まれた足立病院です。去年の今頃は結婚式の音楽やら装花の色や、テーブル配置やら、新居の家具やら家財道具やら決めるのに僕たちを振り回した娘ですが、なんと今年は出産でまた振り回します。無事11月9日に男児が誕生しました。なんと3900グラムの巨大児ですが母子ともに元気で一安心です。だから僕たちは「おじいちゃん」と「おばあちゃん」になってしまいました。でもメデタシ・メデタシの今日この頃です。ご報告まで。



秋の古本まつり 2013

2013年11月03日 17時32分14秒 | 京都観光
11月に入り京都は観光シーズンに突入しました。11月初日はとてもいいお天気で昨日からはじまった「秋の古本まつり」にちょこっと出かけてきました。春が岡崎のみやこめっせ、夏が下鴨神社で秋は手作り市で名高い百万遍知恩寺であります。季節的にも場所的にも秋の古本まつりが一番見やすいかな。なにしろ夏は蚊に悩まされるし、春は大きなホールの中であんまり季節が感じられないし、お天気だったら秋が一番おススメです。例によって自転車で向かいます。



御所は秋の一般公開の真っ最中です。普段はクルマが入れない御苑内も臨時の駐車場が設けられ、秋空の下皆さん参観口目指して散策されています。





でも広いから御苑内は静かなものです。出水口から入り、梨の木神社のところで御所を出ます。



今、この神社の鳥居の内側にある駐車場にこともあろうに神社が保全修理代の捻出の為のマンション計画が持ち上がり景観問題等で市民の間で問題になっています。うーーん、この環境を壊してまでマンションを建てるのはどんなものか・・。



鴨川では荒神橋の飛び石を若者たちが楽しそうに渡っています。荒神橋から東一条に抜ける道を通ると(斜めに走れる近道です)百万遍へはすぐです。



お寺の門前に自転車を止めて、境内へ。





青空の下、古本屋さんのお店の前には、思い思いに中高年の男性が好みの本を探しています。



今年から?テントで珈琲屋さんも出店しています。近頃は若い女のコが結構増えてきましたね。カメラガールもたくさん見かけました。





本堂ではインド音楽の生演奏なんかもあります。
最近は鉄道趣味の本を探すようになった僕はあちこちのお店を物色します。比較的鉄道関係を揃えた専門的なお店より、なんでもない店の雑誌コーナーに時折「えっ」という値段で鉄道雑誌が出ていたりします。これが古本市の楽しみですね。今回は時間的に余裕があるのでゆっくり探せます。あるお店の隅の方に3冊で定価¥5800の雑誌が¥2800で出ているのを発見。これは買わねば・・。けっこう分厚い雑誌なので重い。他の本もちょっといいのがありますが、今日はこのくらいにします。さてちょっと珈琲でも。先ほどのテントのお店もいいけど折角買った本をちょっと見るのには机がない。そこで



久しぶりに「進々堂」へ。連休前日で、古本市の日なので混んでるかなと思いつつドアを開けると、意外と空いている。大きなテーブルに買ったばかりの「ドキュメント・感動の所在地」1,2,3を広げて珈琲です。



しかし「進々堂」の珈琲(メニューにはカフェとある)は今時¥350です。さすがに京大生御用達だけあって良心的価格ですね。ひとやすみしたら御所を抜けて帰途につきます。秋らしい一日でした。