お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

朝ごはん リニューアル

2012年06月19日 17時39分11秒 | 布屋
台風が近づいてるので2階「奥の間」の雨戸を閉めてきました。さて布屋の朝ごはんが実は3月ころからリニューアルしています。

つくばに住む友人のお姉さんの和食店が店じまいをされた際に、各種食器を譲っていただきました。和食店なので椀物や焼き物や小鉢等十客づつ頂戴しました。それでうちの奥さんが思案しまして、3月の朝ごはんからいろいろ使わせていただいています。勿論基本は従来通りの骨董の器ですが何種類かはその和食器です。
写真右手の八寸用の器には小鉢もの3種を盛り込んでします。小鉢は今までの器です。

きゅうりの胡麻あえ

汲み上げ湯葉(最近は山葵もその都度擦っています)

千切りの煮物

この椀物がいただいた品で、生麩と茄子、蕗の煮物(写真は春に撮影した分)

定番のだしまき

焼鮭(この器は 父のモノ)

ごはんと味噌汁、漬物です。
そして以前は有料でしたが、朝ごはんの後でライブラリーで珈琲か紅茶もご用意しています。
最近のお客様は、窓をあけて風が抜けるライブラリー空間で珈琲を楽しまれていて、ついついチェックアウトも遅れ気味です。
以前のようにカフェ開店準備のために清掃に追われることもなく、我々ものんびりしています。

是非 朝ごはんを召し上がりにお越しください。

「さくら」ちゃん

2012年06月12日 14時24分12秒 | 布屋
梅雨空で雨がしょぼふる京都です。
我が家の左手ななめ向かいのお家にいるワンちゃんは、お天気がいいといつもオモテでお昼寝をしています。とてもおとなしい犬で、オモテにいる時は、構いに行きます。最近名前を教えてもらいました。「さくら」ちゃんです。声をかけると、眠そうな顔で、またこのオッチャンが呼んでるわと、こっちを見てくれます。近所の子供たちにいつも遊んでもらっています。見かけられたら「さくら」ちゃんと呼んでみてくださいね。

通りかかりの人も、よく撫でています。

暑いときは、車の下でお昼寝しています。
この間、マネして道でごろんとしたら、うちの奥さんにバカにされました。

新緑の京都散策その6

2012年06月10日 19時11分08秒 | 京都観光
昨日は結構雨が降りましたが、今日は爽やかないい天気でした。昨夜お泊り頂いた女性6人組は、貴船・鞍馬方面へ。それこそ新緑真っ只中でお天気でよかったですね。さてつづき。うちからぶらぶら歩いて清水寺に近づいてきました。二年坂、三年坂と修学旅行生と東南アジア系の観光客で平日なのに雑踏のようです。

三年坂の角の七味屋さんまで来ましたが、修学旅行生や旗を持ったガイドさんに率いられた団体さんとかで、あまりにもすごい状態なので清水寺は断念。五条坂はタクシーとバスでごちゃごちゃなので、茶わん坂を下ります。途中小道を入ると

清水ユースホステルがありました。こじんまりとした日本建築で、オモテからは三重塔も見えて外国の方にもいいのでは。僕たちが学生の頃働いていた頃のユースとは格段の差があります。35年前は確か一泊二食で¥1450だったと思う。その頃にお世話になった襟裳の父さんのお墓参りに今年こそ北海道へと思っていましたが今回の改修工事のおかげで暫くお預けです。五条坂手前の交差点はバスやタクシーや自家用車や人力車で本当にすごい状態です。平日でこれだから土日はもっとすごいのでしょう。でも五条坂から5分のところにある「河合寛次郎記念館」まで来ると静かです。

ここまで来たら京都駅まで歩こうと先へ進みます。陶器屋さんやら静かな住宅街を抜けると突然広い通りに出ます。大和大路通りにある「豊国神社」へお参り。このあたりは来たことが無いのかうちの奥さんの方向感覚がマヒしています。ここはどこ?という感じ。

伏見城の遺構であるこの神社の唐門が国宝とは僕も知らなかった。しばらく歩くと建て替え中の国立博物館の裏手に出ます。三十三間堂のそばにある前から気になっていた、打ち出し鍋とかの鍛金工房「ウエストサイド33」をふたりで探します。

三十三間堂の西側の細い道を入ったところにありました。だから名前が「ウエストサイド33」なんだ!変な名前のダイドコ用品のお店だと思っていたので謎?が解けました。ここでうちの奥さんの目がキラキラしますが、なにぶん鍋は有次のがたくさんあるのでやっと買うのを諦めます。でもこのお店の打ち出し鍋は比べるにかなりお安いです。これから鍋を買われる方は要チェックです。さすがにここまで歩いて来たので、しかも途中休憩なしだったのでちょっとお疲れが出てきます。京都駅近くのお好み焼の「山本まんぽ」やラーメン屋をチェックししてやっとでかい駅ビルに着きます。

ここでも修学旅行生が帰りの電車待ちのようです。さて時間は夕方4時30分。どこでビールを飲むかで意見が対立します。タワーのビヤガーデン派の僕はあと1時間待たないとオープンしないのですぐに飲みたい派のうちの奥さんにここは譲ります。

結局、若いころ勤めていた駅前ホテル時代によく行った居酒屋は昼からずーっとやってるので、そこへ落ち着きます。10キロくらい?歩いて来たのでビールもホント美味しいです。おわり。

新緑の京都散策その5

2012年06月09日 15時37分05秒 | 京都観光
昨日から京都も梅雨に入りました。旅に傘を忘れずに。さて八坂神社まで歩いて来た我々は、清水寺の修学旅行生がどれくらい多いのか実際に見るために八坂神社南門から下河原通りを歩きます。八坂神社は中学生のグループでかなり賑やかです。下河原ではまづ、

レストラン「よねむら」とちりめん山椒の「やよい」が並んであります。うちの奥さんは先日ここの「やよい」さんまで自転車でちりめん山椒を買いに来たそうです。デパートにはない組み合わせの商品があるとのこと。立ちこぎで東大路からの坂を上がったそうです。転ばないでと祈るのみです。

いつの間にか栗の「若菜屋」さんのお店が出来ています。このあたりは有名店が目白押しです。

胡麻の「むらた」さんがあり、少し行くと親子丼の「ひさご」があります。

3時ころなので誰も並んでいません。店の南側も並んで待つようにベンチが設えてあります。

グリル「富士屋」も要チェックです。ハンバーグとか美味しそう。うちの奥さんがここで異変に気付きます。ない!下河原阿月がない!あの出来立ての三笠(東京でいうどら焼き)の阿月がない!しばらく行ったり来たりするも影も形もありません。
そして「鍵善」の前を通り

しばらく来ないと変わってゆくねと言いつつ、次の角にきてまた吃驚。

あの料理旅館の「松葉亭」の玄関にウエディングドレスが飾られて近くの結婚式場の「ブライダルサロン」になっています。やれやれ。

八坂の塔の「修伯」はオープンの頃はお手軽な値段でしたが、今はなかなかこれないお値段になっています。(10年も経てば当たり前かな)

文の助茶屋を過ぎたあたりからにわかに修学旅行生が増えてきます。つづく。

新緑の京都散策その4

2012年06月08日 15時43分13秒 | 京都観光
梅雨に入るのか今日の京都は雨です。さてつづき。岡崎まで歩いて来たので久しぶりに蹴上の「あずきや」さんにちょっと顔でも出そうと連絡してみると留守電になっています。僕たちも留守電にしてブラブラしているんだから、同じようにGW後のお休みかもしれません。それではと、東山三条から古川町商店街へ。

三条通りから細い商店街へ歩いてゆくと

まる宿のマークが。その向かいも

お宿です。しばらく歩くと、又お宿。

この細い商店街の中だけで3軒の町家の宿があります。みんな家ごと貸すスタイル(一棟貸)のようです。門限もなく、自由に京都で過ごせるスタイルは若い方や、グループの利用がいいのかな。でも朝ごはんも、お布団敷くのも、お風呂の用意も、すべて自分でしないといけないから、それはそれで大変ですね。冬とか夏とかは帰っても暖房も冷房も一からだから、そのあたりの覚悟も必要ですね。
古川町商店街を抜けて東大路に出ると一澤帆布と信三郎帆布がついに合体した店があります。

基本的に1階に信三郎ブランド、2階に昔からの一澤帆布のタグがついた品が売られています。一つの店でどちらも買えるのはいいですが成り行きを知っている僕たちはちょっと複雑な気持ちになります。そして以前の信三郎帆布の店の後には

風呂敷の「京都掛札」さんがあります。お向かいは

東大路へ進出された喫茶の「六花」さんと元祖?デニシュパンんんの「ボロニャ」さんがあります。新門前の骨董屋街は今回はパスして八坂神社へ向かいます。つづく。

新緑の京都散策その3

2012年06月03日 20時54分40秒 | 京都観光
「ラ・ヴァチュール」を通り過ぎるとすぐに「六盛」のスフレのお店があります。先日娘と母が行ってすごく美味しかったとのこと。待ち時間があるので左へ曲がり平安神宮へ。

今日は丁度「薪能」の日です。広い前庭では準備が行われています。実は僕たちは30年前に、ここで結婚式を挙げました。今、また本物の式場で結婚式を挙げるのがひとつのブームになっているらしいです。
お目当ての山元麺蔵が近づいてきました。平安神宮のそばの岡崎グランド前にあります。時間は丁度11時30分。隣の「おかきた」もまだ行列はありません。でもなぜか不吉な予感。

なんと今日は木曜日=定休日。どおりで行列が無いんだ。ふたりでがっくり。ここのうどんを食べるためにわざわざ歩いて来たのに。実は1月に来た時もお休みでした。すっかり木曜定休ということを忘れていた。さあ、どうする。うちの奥さんが即座に疎水べりの「オ・タン・ベリュデュ」を提案。疎水沿いをしばらく歩くとあります。

なかなかのロケーション。風が気持ちよさそうです。メニューをみるとランチで¥1800.気軽にうどんを食べに来たので今回はパス。さあどうする。この先にピザで有名な「ピッツェリア・ナポリターナ・ダ・ユウキ」があります。

薪窯で焼くとても美味しいピザ屋さんですが、何しろ席数が少ないのでいつも予約が取れません。12時開店前なので、とりあえずドアを開けて「ふたり空いてますか?」とダメもとで聞いてみたら、どうぞだって。

ピザ屋さんですが、お昼だけ「パニーニランチ」が¥1200であります。窯で焼くパニーニと(これがまた美味しい)とソルベ、珈琲が付きます。ボリュームたっぷりで食後のエスプレッソが本格的でまた美味しい。なんとかお昼を満足いく形で終えます。お天気がいいので、このまま当てもなく清水方面へ行ってみることにします。つづく。明日から出かけますので(東京へ!)つづきは3,4日後になります。あしからず。

新緑の京都散策その2

2012年06月03日 16時40分11秒 | 京都観光
河原町丸太町の手前で突然うちの奥さんが思い出します。先日来て頂いた姫路のNさんとIさんに教えてもらったイタリアンのお店です。イル・ピアノという町家のイタリアンが細い通りを少し上がったところにありました。平日のランチで¥800。土日限定で¥1600です。

きれいに直された町家イタリアンにチェックが入ります。
河原町丸太町のタイ料理のパクチーを横目にみて鴨川へ。パクチーはなんと3号店がうちの近くにカフェ形式でできました。

きれいな青空の鴨川は遠くに「大見の鉄塔が見えます」
丸太町をひたすら東へ。熊野神社の交差点を越えると細い路地に京都のジャズ喫茶の超老舗の「ヤマトヤ」があります。

えっ無い。更地になっている。ついに「ヤマトヤ」までが・・・と悲嘆に暮れていると、隣の中国料理の「七福家」のおばちゃんが「これから建て直されて秋には再開されますよ」と教えてくれました。よかった!しかしこの隣の中国料理のお店も要チェックです。僕的になかなかいい感じ。そしてアンティークの「ブルーパロットⅡ」。

うちの奥さんが熊野神社に来ると必ず寄るお店です。1階から3階まで家具から食器まで、かなりのボリュームです。以前は洋物主体でしたが最近は3階に和家具も所狭しと並んでいます。ここは修理も自分どこでしているので、すごくきれいです。
次の角を曲がるとマンションの1階にタルトタタンで有名な「ラ・ヴァチュール」があります。

僕たちが結婚してすぐに、このあたりに住んでいたので歩いていても懐かしいですね。このお店も昔はおじいさんとおばあさんの二人が画廊風な感じのお店をされていました。そして平安神宮に向かいます。つづく。

新緑の京都散策その1

2012年06月02日 20時31分40秒 | 京都観光
今年もはや6月に入りました。3月からずっとご予約をいただいていましたが5月の末に予約が無い日が2日間あったので久しぶりの休日となりました。予定を考えていなかったので、朝になってから、さてどうしようということになり、とりあえず御所で朝ごはんを食べようと午前9時ころに出かけました。丸太町のマクド(関西はマックと言わない)で100円のマフィンと珈琲の無料券を使い早速御所のベンチへ。

丸太町すぐのベンチは背もたれ付きで楽ちんです。爽やかな風と新緑の中、二人で合計¥200の朝ごはん。お値打ちです。
久しぶりに歩いてお昼は岡崎の「山元麺蔵」に行ってみることに決定。(息子がテレビで見ていた京都B級対決で出ていたのを思い出したので)

御所の九条池も平日は誰もバードウオッチングをしていません。亀がのんびり日向ぼっこしています。

冨小路口から丸太町通りへ出ます。正面に町家のおそばやさんが頑張ってます。

丸太町の寺町の手前にある「トヨダヤ」も健在です。学生の頃、ここで皮の旅行用トランクを買ったことを思い出します。相変わらずなにやらガラクタが店の前に並んでいます。そのまま丸太町を進むと

町家の中華「マダム紅蘭」があります。この店はその昔、北区の紫明通りのビルにあったころに何度か行ったことがあります。今度ここのランチも来たいねとうちの奥さんがつぶやきます。
さてこの後、どこまで歩いたか・・・。つづく。