お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

吉田拓郎とかぐや姫

2006年10月31日 20時02分24秒 | その他
日本中の何千人のおじさんが昔弾いていたギターを出してきたんだろうと思うほど懐かしいコンサートがありました。拓郎とかぐや姫の「つま恋」でのコンサートです。会場を埋めた3万5千人のおじさんやおばさんとまったく同世代の我々はとても懐かしく30年前を思い出します。今はただの民宿のおやじもあの頃は、ギター片手によく唄を歌ってたものです。拓郎が歌ってるのを見つつ、同じように歌詞が頭のどこかから出てきて歌えるのが不思議ですね。拓郎は昔の面影はありませんがかぐや姫の伊勢正三の変わらない姿に感動というか、30年前と同じなのに吃驚。かぐや姫の中では一番好きだった「置手紙」では思わずあの頃のことがよみがえり涙が出そうになります。あの歌詞そのものの時代だったから。そんな夕方、自転車で御所を抜け、「ホホエミ」でフロマージュを買って、今出川の中古レコード屋に寄って、ビルエバンスを探していたら端のコーナーに拓郎のレコードが1枚¥400。思わず3枚買ってしまいました。我が家の拓郎のレコードは棚の奥のほうに追いやられていますが、暮れの長い休みにはちょっと出してきて、懐かしい「洛陽」や「マークⅡ」「春だったね」「静」「ガラスの言葉」・・・うーんギターもかなり奥の方にしまったなあ・・。

僕的京都案内06秋編その4

2006年10月22日 20時08分07秒 | 京都観光
「つばめ」からすぐのところにあるアンティークの家具をリペアして販売しているのが「葡萄ハウス家具工房」です。急な階段を2階に上ると主に洋家具が並んでいます。熊野神社近くの「B」さんより、だいぶ安価な気がします。印判の染付けも手ごろな価格で充実した品ぞろいです。その後、茶山の駅近くにある古書の「紫陽書院」をのぞいて(ここはアート系の古書が充実)JAZZの本を2冊購入し珈琲でもと、京大農学部構内を通り抜け(京大の中は自転車で抜けられます)進々堂へ。がーんここも火曜日休み。茂庵は観光の方が多そうなのでパス。鴨川に出て手ごろなベンチでしばし休憩。日ごろ太陽に当たらないので気持ちがいいですね。さて二条で河原からあがり、寺町の中古レコード屋に寄るもここも休み。仕方なく今日は「イノダ三条店」の丸いカウンター席で珈琲にします。ひとりのときは三条店の奥の大きなカウンターに座り、次々と通るオーダーを眺めているのが結構好きです。帰りに押小路の「フリップアップ」に寄りパンを買って帰ります。色々お店に寄りましたがお休みのところが多い一日でした。でも自転車はすぐ予定が変えられるので便利ですね。

僕的京都案内06秋編その3

2006年10月20日 17時29分45秒 | 京都で食べること飲むこと
園光寺をあとに詩仙堂を横に見て小道を入り侘び寂びの風情が残る「芭蕉庵」がある金福寺を訪ねました。茅葺の芭蕉庵はいまにも倒れそうなくらい柱が傾いていました。ここも、もみじの頃はたくさんの人が訪れるんでしょうが、今日は誰もいません。ここと詩仙堂を廻れば、このあたりの秋がすべて感じられるのでは・・。さてこの後今日の目的のひとつ「つばめ」に向かう前にちょっと恵文社に寄ります。驚いたことに確か隣にあった洋菓子屋のところまでお店が広がっていました。料理関係の本がより充実していて、ついつい3冊ほど購入。恵文社は、うちの近所の大き目の本屋でも絶対ない品揃えで、何時行っても感心してしまう。建築関係も欲しかったが、又次回にして(もう少し近かったらいいのにね)午後1時半を過ぎたので「つばめ」に向かいます。ひとりなので、時間をはずして伺います。女性二人でやっている小さなお店は、やはり女性向けでした。本日の定食は、ほくほくのかぼちゃコロッケ、水菜とおあげの煮びたし、たまねぎとおあげのお味噌汁、胚芽米のごはん。¥800。かわいく盛られたお料理や、シンプルな店内は、恵文社の行きかえりにぴったり。でも50の民宿おやじにはちょっと不似合いでした。天然酵母のパン屋「東風」に寄るも、火水お休みでがっくり。気を取り直して近くの「葡萄ハウス家具工房」に向かいます。つづく。

僕的京都案内06秋編その2

2006年10月19日 17時59分04秒 | 京都観光
10時位に曼殊院に到着。もみじはまだ殆ど青々としていますが、一部枝の先のほうに赤くなっているところもあります。広い境内には観光客はまばらです。殆どの方が観光タクシー等でお越しです。入口に「そうだ京都行こう曼殊院編」のポスターが貼ってありました。(京都にいるとこのポスターは見れません)なるほど、うまく撮れていますね。勿論去年のうちに撮影されていますが、どう考えてもクレーンで上から撮ったアングルみたいです。曼殊院までの道はとても狭いので、去年の善峰寺みたいに交通渋滞が起こりそうです。広いお庭をゆっくり見て、帰りには幽霊の軸を見落とさないように。次にライトアップで一躍有名になった園光寺に向かいます。門前の車が下りてゆく道ではなくまっすぐ細い道なりに進むと武田薬品の農場を抜けて、10分くらいで園光寺に着きます。ここの庭のもみじは紅葉したらきれいだろうなと思いつつ、「徳川家康の墓」とある山道を登ってゆくと、あらま京都市街が一望(写真)のベンチがひとつひっそりとあります。お天気が良かったので、ベンチでしばし日向ぼっこ。こんないいところがあるとは。やはり来てみないと解かりませんね。しかし徳川家康の墓もそうですが先日の豊臣秀吉の墓とか、高いところが好きなのかな?つづく。

僕的京都案内06秋編その1

2006年10月18日 21時16分56秒 | 京都観光
10月の第3火曜日は別行動日となりました。うちの奥さんは大阪東洋陶磁器美術館へ着物を着て朝はやく出かけて行きました。絶好の秋晴れの一日です。僕はこの秋JRのポスターに取り上げられたらしい修学院離宮に程近い曼殊院を目指して、自転車で出かけます。例によって御所の蛤御門から荒神橋を渡り、鴨川の東岸を北上します。出町を越えて高野川沿いに進みます。高野川は自転車が1台やっと通れるくらいの細い道です。そして通り過ぎる橋の下にはダンボールで作られたお家があります。よく見ると犬を飼っているホームレスの人まで見かけます。最近は技術が進んでいるのか、高床式の家まであります。今はいいけどこれから厳しい冬に向けての対策でしょう。北大路の次の橋のところで上の道にあがり、信号を渡ると曼殊院道に出ます。恵文社の前を通り、一路東へ向かいます。和菓子の中谷の角を左折したあたりから段々坂がきつくなります。先日来られた名古屋の「Sさんチーム」に曼殊院をお奨めして、この坂のことを言うのを忘れたため、彼女たちはエネルギーを使い果たし、あとの行程に影響をおよぼしたみたいで、スミマセンでした。うちのレンタサイクルは8段変速付なので、曼殊院の手前までは大丈夫ですが、門前近くは押したほうがいいかもしれません。門前までで約40分かかります。つづく。

再び「イル・ピアット」

2006年10月12日 17時36分29秒 | 京都で食べること飲むこと
東林院を後に、向かうは先日入れなかった「イル・ピアット」へ。今回はちゃんと予約をして伺いました。円町交差点を(なぜか西大路丸太町と言わず円町といいます。西大路今出川は白梅町と言うし、西大路四条は西院と呼ぶ京都の地名のなんとムツカシイこと)北側の歩道を東に向かって3分くらいに青い扉が開放されて、小さなスツールが見えたら、そこが京都で一番小さなイタリアン。レストランとは言えない7席のスツールとカウンターだけのお店です。ホンマに小さな厨房に立つのは若きシェフ一人。二人は入れない!そこで彼が汗を流しながら作ってくれた品は前菜3種盛(鴨、有頭エビ、茄子のマリネ)・ムール貝のワイン蒸し・豚肩ロースのブルスケッタ・さんまのソテーバジリコソース・サーモンのタルタル・モッツラレラチーズのサラダ・パスタ(茄子とアンチョビ)・ピザ・マルゲリ-タ・自家製パン2ヶ・ワインボトル2本!で ¥8200 ピザは注文してから麺棒で押して焼いてくれるというあの狭い厨房での離れ業。写真は食べるのに忙しく撮り忘れそうになったピザ。食べかけでゴメンナサイ)僕たち以外のお客さんは、皆常連さんみたいなのも納得。でも誰にでも爽やかな接客なので、初めてでもご安心を。

東林院「梵燈」を親しむ会

2006年10月11日 16時56分10秒 | 京都観光
はや10月も半ばにさしかかろうとしています。毎日11月の宿泊ご希望のお電話を、たくさん頂きます。一日二組しかお受けしていないことをご存じない方も結構お電話していただきます。あちこち予約の問い合わせをしている方は、断られるのに慣れてきて、「はいそうですか」次・・という感じです。中には、「ツイン空いてませんか?」と、ちょっと何処かけてるの?的な電話もよくあります。でも時折11月もキャンセルが入りますので、空室状況をご確認ください。うちのHPを管理してもらってるサイバープランニングの濱さんには感謝しています。実はキャンセルが入るたびに、濱さんに更新してもらってるわけです。さて昨夜は「梵燈のあかりに親しむ会」が妙心寺山内の東林院であり、自転車で出かけました。写真は暗くてよく解かりませんが、庭園にご住職手作りのあかり瓦「梵燈」で和ろうそくのあかりを灯し、なんとも幻想的な光景です。10月6日から15日までの催しですが、秋の一夜、心静かに水琴窟の音とともに親しむ会は、なかなか静かなひと時を味わえました。(お寺の隣の花園高校のクラブ活動の声も聞こえますが・・)