お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

行ってきました山元麺蔵

2014年03月19日 19時01分25秒 | 京都で食べること飲むこと
月日が経つのが早いですね。それだけ年をとったのかな・・・。いつの間にか3月も中旬です。今月に入ってからお泊りのお客様の年齢層がかなり若いです。高校卒業の旅行で何組もお泊り頂いています。いつの間にか自分たちの娘や息子の世代よりずっと若い方々がお客様として布屋に来て頂いています。布屋を始めたころはまだ息子も高校生だったし、娘も大学生でしたからそんなに違和感もありませんでしたが、最近は彼女たちの親御さんより僕たちの方がぜんぜん年上なんだと感じています。でも出発の際に記念写真を撮ってあげるときに「お父さんもお母さんも一緒に入ってください」なんて言われると照れくさいやら、嬉しいやら・・・。しかしこの朝の撮影も最近は「スマホ」ばかりで、デジカメ(コンデジ)がホントに少なくなりましたね。たまにカメラ女子がミラーレスとかびっくりするぐらいのでかいデジイチを出される時もありますが・・。さて本題。かねてから何度もチャレンジしていた岡崎の「山元麺蔵」についに行ってきました。娘の友人の結婚式が上賀茂神社でありまして、ちょこっとお祝いに顔をだして、中途半端な時間になったのでこういう時は行列もないだろうと岡崎までくると



まだ許せる範囲の行列なので



早速並ぶことにします。土曜日の午後3時過ぎです。(でも数組並んでいる)



並んでいるときにお店の女性がメニューを持ってきて注文を聞いてゆきます。(なるほど店内に入ってもしばし坐って待ちます)20分位でカウンター席に案内されます。カウンター席の一番奥側です。(この席が一番臨場感が味わえます。ラッキーでした)



僕はこの際だから「赤の麺蔵スペシャル」にします。「辛いですけど大丈夫ですか?」とくだんの麺蔵主人が聞いてくれます。うん大丈夫と僕。



うちの奥さんは定番の「土ごぼう天うどん」です。結果的には、はじめてならオーソドックスなメニューの方がうどんの味も楽しめるようです。でも一番感心したことは「麺蔵主人」の仕事に対する情熱が食べている最中でもひしひしと感じられることです。なにしろ毎日毎日あんなに行列があるのに、親切丁寧な仕事ぶりに感心しました。お店のスタッフ全員が一丸となって旨い「うどん屋」をやっていることを感じるだけでも店に行く価値があります。カウンターに座ってあのごぼうを揚げるところも必見です。お店を出てから我々の会話は「まだ若いからできることやね」今から11年前の布屋を始めたころは、民宿の清掃を終えて、直ぐに「かふぇ」を営業していたし、カレーやらケーキの仕込みも大変だったことを思い出します。体力的にも、もう今は出来ませんね。そう僕も今年で「還暦」です。先日、公務員の友人が「あとちょうど一年や」と呟いていました。僕も「あと一年や」と呟いたら、うちの奥さんに「なに言うてるの 布屋は あと10年や!」だって。やれやれ。