お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

冬の日の京都散歩 おまけ

2018年02月03日 16時23分06秒 | 京都観光
去年の節分は平日だったので吉田神社とかに行きましたが今年は金、土なのでお留守番です。先日の「小宝」のつづき。



オムライスとハイシライスでお腹いっぱいになった我々は通りを南にむかいます。すぐのところに「がま口やさん」がありもう少し進むと



行列が見えてきます。



山元麺蔵の行列はこんな冬の平日の午後3時近いのにこの有様です。そして向かうは



そうです。近代美術館で行われている「ゴッホ展}が今日のメインテーマでした。ここも平日なのに結構な人でかなり混雑しています。お腹かが一杯で美術館はすこし問題です。(眠くなり集中できない)美術館のあとは



三条通りを東へ。三条大橋の手前もなにやらホテルの建設が始まっています。このおかげで居酒屋の名店「伏見」も閉店しました。



色々なレストランとかがあった京阪三条の駅の地上部分も広い駐車場になっています。まだ計画は何も発表されていませんが一等地のこの広さから巨大な施設ができるのでは・・・。三条のブックオフにちょっと寄り道して四条通へでて大丸で用事を済ませ夕暮れの道を歩いて帰ります。久しぶりに8キロくらい歩きました。

おまけとして先日うちから三条まで歩いた時にみた風景です。



新町三条で工事中はダイワハウス系のホテルのようです。



室町三条にあった町家レストランの「蒼」の後もなにやら工事中です。そして



烏丸姉小路を西に行くと「東急ステイ」が工事中。



三条烏丸の一時スゴイ人気だった「新風館」がNTTによるホテル改修の工事中。



つい先日まで確か「デリ」のお店だったのに今はゲストハウスに変わっています。



少し広い駐車場とかもいつの間にか小さなホテルになっています。ほんの少し歩いただけでこれだけ街並みが変わっています。新町通とか京都駅周辺とかはもっとスゴイ状態です。いったい京都はどうなっていくんでしょう。

冬の日の京都散歩

2018年02月02日 14時43分16秒 | 京都観光
昔は冬でも結構宿泊いただいていましたがここ数年は空きが目立ちます。そこで極寒の日が少し和らいだのでちょっと散歩に出かけてきました。丸太町通りを少し行くと



お茶漬けの十二段家さんの隣でホテルの工事中です。数研出版の本社?ビルの跡をホテルに改修中です。京王電鉄系のようです。その向かいは



元は印刷関係の会社でしたが外国人向けの宿に変身しています。烏丸通のひとつ西にある「両替町通り」を南へ。



京都商工会議所ビルもあと数年で関西電力関係のホテルに建て替えられます。少し歩くと



前は何度か行った和食のお店でしたが酒亭に変わっています。そして



うちと同じころに改修してカフェとフレンチだったお店がキモノの店になっています。壊されずに残ってよかった。押小路で曲がると



パン屋の「フリップアップ」はお昼時は行列。隣にあった和食のお店は肉屋に変わってます。烏丸通を横断して東へ。



町家を改修したドーナツ屋さんの「ニコットマム」にイートインコーナーが出来ています。出来立てを味わえますね。押小路を東へ。



なんか新しいお店が増えている。



最近流行りのクラフトビールもちょっと気になります。



海鮮居酒屋は健在。今度来たいねとうちの奥さん。



河村能楽堂です。では ありませんでした。大江能楽堂でした。(ご指摘を受けてしまいました。京都には能楽堂もたくさんあるから素人は混同しますね)年齢的にはそろそろ能とか謡とか狂言とかにも親しみたいが電車も行きたいし悩ましいですね。そして



路地のおくにあるパティスリーは健在ですが



さらさ押小路は今は 美容院に変わっている。その先の



竹影堂はそのままの姿です。



初めは蕎麦屋で次がイタリアンで今は自然食のお店ですが町家の姿が残っていると嬉しいですね。



暖簾が出ていればゲストハウスの確立高し。



ちょっと小粋なレストランの前で次回の女子会の検討中?!



柊家別館は変わらず落ちついた佇まいです。



街中にこんな教会があるのも京都の奥深さです。



二条木屋町まで来ました。そのむかし串カツでストップをかけないと延々と出てきた「大岩」は看板が出ているが、入り口が閉鎖されている。

鴨川を二条の橋で渡ります。歩道が広くなって?歩きやすくなっています。二条通をさらに東へ。



ここも町家を直した「KASIYA」です。落ち着いて和菓子が食べれそうですが先を急ぎます。東大路を越えると岡崎エリアです。



平安神宮まで来た。あと少しだ。



見えてきた。時間を少し外してきたので並んでいない。でも店内でお待ちがあります。



メニューをチェック。そして





小宝の「オムライス」「ハイシライス」が散歩のご褒美です。今は オムライスも大 中 小とあるんだ。因みに写真は 中 ¥1000です。久しぶりに食べて大満足の我々でした。つづく。

京都の 秋が始まりました。

2017年10月07日 20時32分28秒 | 京都観光
気が付けば もう秋です。
今秋の京都の目玉は、なんといっても国立博物館で開催される開館120周年記念「「国宝」展でしょう。
なにしろキャッチコピーがスゴイ。「すべてが国宝!41年ぶり、夢の8週間」とあります。
10月3日から11月26日まであり途中4期に分けて、国宝を一挙公開!とあります。ということは、全部見ようものなら4回も足を運ばねばなりません。1回が¥1500なので4回行けば¥6000もかかってしまう。国宝を見るのも大変です。
この秋の多忙な時期にはたして4回も行けるんだろうか・・。夏ごろからどうしようかと算段していましたがなんとこの秋の布屋の予約状況は例年に比べて芳しくありません。そりゃそうでしょう京都中にこれだけ宿が出来れば仕方ないでしょう。なんて呑気なことは言ってられない訳ですが幸い?!国宝展の初日、つまり10月3日は予約ゼロ。早速初日に市バス一日乗車券で出かけてきました。最寄りの府庁前バス停から「202番」で向かいます。さすがに初日の午前中は避けて午後イチにします。祇園を通って清水を通るバスですが外人率が半端じゃない。京都市も市バスの混雑対策を打って出るようで来年から一日乗車券を¥100値上げして¥600にするそうです。そして地下鉄も乗れる一日券は逆に値下げしてバス利用客の分散化を図ると市民新聞に出ていましたが果たしてそんなに簡単に済む問題とは思えませんが・・なんて車内で考えているうちに「東山七条」に到着。



大きな看板が迎えてくれます。我々はチケット窓口で去年も買った「京都博物館パスポート」でこの1年間を過ごそうと思っていましたが特典たっぷりのパスポートは今年から廃止されていました。がっかりして仕方なく定価で入場します。



国立博物館の旧館はまだ耐震工事が終わってないのか新館での開催です。なにしろ初日なのでかなりの人出かと案じていましたが平日とあってゆっくりと見れました。第一期の見どころは何といっても雪舟の国宝全6点が一堂に会します。「天橋立図」を 始め「秋冬山水図」等むかし教科書で見た絵が並びます。それから建仁寺所蔵の「風神雷神図」も出ています。少し前の「琳派展」以後もう見れないかと思っていましたがあまり混みあわずにじっくり見れました。個人的には仏像派なので一階の仏像コーナーで法隆寺の「広目天立像」や浄瑠璃寺の「多聞天立像」等をじっくり拝観してきました。法隆寺の仏像は実際はお堂の中が暗くて全然見れないので博物館で見れるのがいいです。しかし全て国宝なので表に出てきたら



あたりは夕暮れです。閉館は18時なので午後からゆっくり鑑賞するのがいいかもしれませんね。このあと博物館前からバスで京都駅に向かいますが平日なのに来るバス来るバスみんな満員で乗れない。4本くらい見送ってやっと臨時の206番で京都駅へ。10月初めの平日でこれだから11月に入ればどうなることやら。しかし外国人多し!です。京都駅の伊勢丹でうちの奥さんが「黒田辰秋」展を見ている間に(僕は先週見たので)みどりの窓口で「鉄道の日 秋の乗り放題切符」をゲットします。どこへ行くかはお楽しみに?!そして今夜は錦市場近くに最近できたお店へ向かいます。



キリンビールが錦市場近くの大きな町家を改修して9月から始めた「スプリングバレーブルワリー京都」です。以前飲食店とギャラリーだった町家を大々的に改装して、チラシによると最先端のクラフトビールを生み出す醸造所を併設した和クラフト料理が楽しめるレストランとあります。入口を入ると女性スタッフがおもむろに「ご予約のお客様でしょうか」と尋ねられます。えっ、そんなに混んでるんだ・・・。何とか2階の席に案内されるとなんとテーブルは若者から年配のグループとか、明らかに業界の人とかで一杯です。そしてこの店の一押しの「クラフトビール飲み比べセット」をオーダーします。



六種類のビールとそれに合わせて小さなお皿に盛られたおつまみがついて¥2300です。確かに普通のタイプからふくよかな黒ビールや爽やかなラズベリー香るビールまで飲み比べるのは楽しいですが基本冷たーいグラスにきれいな泡が出来た美味しそうなビールをぐびっとやるもんだと思っているので(普通のおじさんの考えですね)なんだかちょっと頼りないですね。しかも価格は結構高めの設定なので。ま取りあえずこういうところかと納得して(でもレギュラーを2杯くらい飲んで)退散します。でも今市内では小さなクラフトビールを飲ませるお店が増殖していますのでトレンドを感じてきました。しかし一昔前は「地ビール」と呼んでいたのに誰が名付けたのか「クラフトビール」とはおしゃれですね。そんな秋の一日でした。




祇園祭 2017

2017年07月16日 19時22分00秒 | 京都観光
蒸し暑い京都です。明日は祇園祭の巡行があります。お天気になりますように。(欲張ってはいけないので雨が降りませんように。と訂正)ということは今夜は宵山です。宵山が日曜日で明日が海の日の祝日なので人出は半端ではないはずです。昨夜が19万人だったそうです。さて今日のお昼間に7.8年前に何度かお泊りいただいていた大分のMさんが息子さん二人を連れてご主人とわざわざ訪ねてくれました。浴衣を着て祇園祭に友達と来てくれていたのに今では5歳と3歳の元気な子供たちのお母さんです。僕たちがおじいさんとおばあさんなんだから月日が経つのが早いと実感した嬉しい午後でした。子育て頑張ってくださいね。さて3.4日前に時間があったのでお昼ごはんと曳き初めに行ってきました。



ヨドバシへ自転車で行くときにいつも通り気になっていたお店です。(西洞院姉小路角)



担々麺の専門店です。あまりの暑さに「冷やし担々麺」をオーダーします。ここも入り口で食券を買います。さすが専門店だけあって奥が深い味です。途中でこだわりの酢を加えるとさっぱりとした味になります。癖になりそう。で自転車を大丸の駐輪場に止めて四条烏丸へ。この界隈の鉾の曳き初めです。



四条室町まで来たらすでに「鶏鉾」が始まっています。



鶏鉾は池坊の浴衣を着た女子大生と近くの小学生で立錐の余地もありません。



そこで四条室町を上がったところの「菊水鉾」へ。午後3時からに備えて「綱」の前は人で一杯です。そりゃそうだ直前に来て曳き初めに参加するなんて・・と思いきや、たまたま一人分の隙間にちゃっかり入り込みます。



3時から鶏鉾、月鉾、菊水鉾とあるので順番に行うようです。四条通の「月鉾」が始まりました。この後です。



この綱を曳くと1年の厄除けになると伝えられています。



皆で菊水を曳きます。去年も思ったが意外と軽く曳けます。



四条通まで曳いたら綱を後ろに戻し



また元の位置まで引っ張ります。今年も曳き初めに参加できて厄をよけてきました。






つれづれに 2月の或る日

2017年02月20日 15時17分17秒 | 京都観光
三寒四温の今日この頃です。京都マラソンが昨日行われました。うちにお泊りのお客様もフルマラソン完走されました。お天気もよくて本当に良かったですね。週に2回くらい堀川の河川敷を走っているうちの奥さんが羨ましがることしきりでした。死ぬまでに絶対フルマラソンに挑戦したいと闘志が再発しました。ガンバレ!
さて2月の初めころに美術館に行ってきました。その前にバスの一日乗車券で(軟弱にも 最近は寒いのですぐバスに乗ってしまいます)府庁前から204番で東天王町へ向かいます。バス停から坂をだらだら登ると



日の出うどんです。銀閣寺から永観堂、南禅寺へ歩く途中にあるロケーション抜群のうどん屋さんです。ここの名物



僕は 特カレーうどんです。うちの奥さんが



普通のカレーうどんをオーダー。なにしろ午後3時で閉店なので僕たちが駆けつけた午後2時ころは少し待ちましたが行列はありませんでした。昔はタクシーの運転手さんのたまり場的食堂でしたが(なぜかこの店の前は道路が広いので駐車しやすい)今は観光のお客様の超人気店です。うちの奥さんが「普通の頼んだら私のネギが全然入ってない」とちょっと不満そうです。しかしここも外国人の占める率高しです。カレーうどんに満足した我々は近くのバス停から32番で岡崎へ。



近代美術館で「茶碗の中の宇宙・・樂家一子相伝の芸術」を見ます。NHKの日曜美術館で放映された直後なので結構な人です。現当主の十五代樂吉左衛門と初代長次郎からの歴代樂茶碗を見比べられる絶好の展示会です。やはり利休に愛された初代長次郎の黒樂茶碗 銘「大黒」に見入りました。これだけの樂茶碗を一堂に見れる機会はもうないだろうと2時間以上美術館にいました。そして岡崎公園から5番で河原町へ。珈琲でもと「エレファントファクトリー」に行くも生憎木曜定休でした。さてどうする・・・祇園に気になるお店があるのでそこに向かいます。



大和大路四条を少し下がり花見小路に抜ける通りの途中にある「ZEN CAFE」です。



なかなかスタイリッシュでとてもあの葛切りで有名な「鍵善」がやっているとは思えません。



が、中に入るとすごく落ち着ける空間です。珈琲が単品で¥800という価格設定ですがお菓子もついてセットで¥1200でこの空間は祇園でちょっとお茶という時にいいかもしれませんね。なにしろ花見小路の喧騒からは考えられない静けさです。他にも「特製くずもち」とかまた来たいメニューがあります。そして祇園から12番で帰途につきます。街中は駐輪の場所探しが大変なのでバス一日乗車券が便利ですね。「寒いし」とうちの奥さんも頷いています。本日も居酒屋には寄らずに帰ります。

節分のハシゴ

2017年02月17日 15時23分41秒 | 京都観光
2月も半ばを過ぎました。昨日から暖かい日が続いています。でも週末また寒くなりそうです。寒いといえば節分の日のオハナシ。2月2日(節分の前の日です)に京都の2大節分にでかけてきました。まづ



市バス「壬生寺道」で降りるて嵐電(らんでん)の踏切を渡ると



壬生寺です。門を入るとテントが出ています。



ここで「炮烙」を求めて家族の名と年齢を墨書して奉納します。翌日の「炮烙割」でことごとく割られます。奉納した人がその年の災厄を免れて福徳を得ます。



境内中央の広場では聖護院山伏衆による大護摩祈祷が午後2時より行われます。



焚かれた煙を被ります。しかしスゴイ煙。火の粉もバンバン飛び交います。数年前うちの母はこの火の粉で着ていたコートに穴が開きました。くれぐれもあまり近寄らないようにしましょう。



前も見えないくらいの煙です。そして



壬生狂言が2日と3日に一日八回一時間ごとに無料で演じられます。寒い中を40分あまり並び



会場へ。ここで壬生狂言のなかの「節分」が約45分演じられますが吹き曝しなので寒さを実感できます。はじめて壬生狂言を見ましたがユーモラスに豆まきを演じられて鬼を追い払い今年一年の福徳を得られそうです。



そのあと先ほどの護摩祈祷の残り火で暖を取ります。ほんと暖かい。結構みんな集まってきます。



帰りに参道の和菓子屋で「きんつば」を買い求めいったん帰宅します。夜になって今度は京都大学の近くの「吉田神社」へ向かいます。市バス一日乗車券はこういう時便利でお得です。



吉田神社でも節分のお詣りを済ませます。この日の吉田さんの(京都人は吉田神社を「吉田さんの節分」壬生寺は「壬生さんの節分」と読み習わします。)節分の夜の屋台が半端ではありません。こんなに長い屋台の行列は他では味わえません。参道の途中にある京都大学もこの日ばかりは吉田さんに来る人に道を譲ります。ここで我々は





「山形屋」のスジ煮込みと熱燗と決めています。おばちゃんの店が下の京大正門近くでおじさんの店が山のほうの本堂よりに出ていますがおじさんのほうにいつも行きます。スジとこんにゃくの煮込みと熱燗は寒さに丁度です。しかしこれでは晩御飯にならないので熊野神社に向かいます。普段なら歩く距離ですが一日乗車券があるので市バスに乗ります。向かうは



そうです。中華の「七福家」です。独りの時はこの地元で愛されている証拠の紹興酒の並ぶカウンター席ですがこんばんは座敷で。



いろいろオーダーしましたが今回はこの「京都肉球(豚肉の肩ロースげんこつ揚げの黒酢かけ)」に挑戦。このメニューは一人では食べきれない。黒酢と豚肉のうまみたっぷりに大満足。熊野神社からまたバスで帰ります。今日は7回乗ったので一日乗車券も大満足の一日でした。












祇園祭 2016 あれこれ

2016年07月23日 15時42分10秒 | 京都観光
今年の祇園祭の季節がもうすぐ終わろうとしています。7月17日の先祭も終わり、明日は後祭の巡行日です。しばらく小欄をお休みしていました。またどこかで「さぼっちょーる」と言われているかも。最近年とともにパソコンの画面を長く見ると目が見えづらくなってきます。こうしてだんだん年を感じるようになって来るんですね。さてじつは7月13日に祇園祭の引き初めに今年も行ってきました。その日はお客様が帰られたあとランチと話題の本屋さんに向かいます。市バス一日乗車券でまづ河原町丸太町まで行きます。このあたりも最近いろいろ新しいお店が増えています。バスを降りて交差点で



あのレストラン東洋亭の解体工事にまづショックを受けます。



実はまだ入ったことがないのですが石炭ストーブで煮込むシチューが有名なお店でした。値段がちょっと庶民的でないのでなかなか行けませんでしたが残念。でも今はやりのホテルとかに建て替えではなさそうなのでちょっと安心。その近くの



風呂屋の通りをすこし上がると



町家を使った小さな本屋さんがあります。「誠光社」です。一乗寺の「恵文社」の店長だった方が始められたお店です。普通の本屋に売ってる雑誌とかはありません。テーマを絞って書棚に並んでいるので美術や建築、食とかに興味のある人にはぴったりです。何冊か欲しい本がありますが、引き初めに行くので今回はパスします。隣のカフェでお昼と思ったのですがうちの奥さんがパスタとか夜の我が家のメニューと重なるので河原町に面した別のお店にするとのこと。そして向かうは



相当以前に行ったことがある「パクチー」です。



相変わらず入り口は屋台風のビニールです。



旨い、早い=ビジネスランチ¥790です。



タイカレーですが見た目ほど辛くない。ボリュームも丁度良しです。ビールも欲しいところですが引き初めに行くので我慢。河原町をバスで四条まで向かいます。高島屋で洗顔石鹸(ファンケル)を買って再度バスで烏丸へ。普通なら歩く距離ですが一日乗車券があるのですぐバスに乗ってしまいます。今日の「船鉾」の引き初めは午後3時からですが午後2時ですが早めに行って場所を確保します。



でもすでに鉾の周りは結構な人です。



去年も来てるので位置もばっちりです。



うちの奥さんも綱をもって嬉しそうです。そして引き初めが始まります。



船鉾の南側の「岩戸山」も引き初めが始まり四条新町交差点付近はすごい人です。



四条まで引いてまた元の町内へ戻ります。隣の「岩戸山」では



去年もあった近くの小学生の奉納踊りがありますが丁度雨が降り出しちょっとかわいそうでした。無事引き初めを済ましたので所用で家に帰るうちの奥さんと別れて僕は5番のバスでちょっと寄り道。三条京阪のブックオフで本を選んでまた5番で



岡崎公園で下車。午後6時過ぎの平安神宮前は静かです。そして



ロームシアター(早い話が京都会館です)へ、。



うちの奥さんと四条のスタバでコーヒーを飲んだレシートを握りしめもう一度スタバへ。当日中ならどこのスタバでも¥100でコーヒーが飲めることを初めて試します。慣れないおじさんはちょっとドキドキ。でも優しい店員さんがコーヒーを淹れてくれます。こんな時間に空いてると思って来たこの店も混んでいる。スタバ恐るべし。東山二条から202番で帰途につきます。6回バスに乗ったので満足です。おわり。














京都鉄道博物館

2016年06月03日 17時52分28秒 | 京都観光
爽やかな風が吹く京都です。今年の4月29日に盛大にオープンした京都鉄道博物館に行ってきました。実は、初めは鉄道博物館なんて子供だましの施設ではないかとたかをくくっていました。でもオープン初日に行った友人の話を聞いてこれはホンモノではないかと思い行ける日をいろいろ算段していました。6月に入りお泊りがない日が続きます。チャンス到来。という訳で昨日ちょっと行ってきました。孫も連れてってーなんて娘が叫びますがまづは独りで偵察に向かいます。あまりにお天気がいいのでお昼過ぎに自転車で行きます。京都駅からは市バスが出ていますし歩いて20分ほどの距離です。うちから自転車で20分くらいかな・



梅小路蒸気機関車館のすぐ隣に建てられました。



開業当初は前売り券までコンビニで発売されましたが6月の平日は空いています。入場料は¥1200です。京都水族館みたいに年間パスはありませんでした。(そんなことをしたらヒマな大人がしょっちゅう来るからかな?)いざ入館。まづはプロムナード。





大型蒸気機関車のC62と湘南色の電車と0系新幹線が並びます。0系新幹線4両も並んでいます。車内へは立ち入れませんが5人並列のシートが懐かしい色です。しかし現行のシートに比べてなんて粗末なシートなんだろう。そして丁度お昼の時間なのでお弁当が販売されています。早速行列発見。



ブルートレインの食堂車が解放されていてお弁当を購入すると食堂車で食べている気分を味わえるようです。みんな楽しそうにお弁当を食べています。僕もさてどうしたもんか。ま先に進みます。



山陰線京都口で活躍していた悲運の「DD54」ディーゼル機関車が懐かしい。(そんな感傷に浸ってられないくらいこれからどんどん車両が現れますが・・・)そして本館へ。



もう鉄道博物館(以後鉄博テッパクと呼びます)と言えばここと言えるであろう「500系」「月光」「雷鳥」の横並びの図です。



この黄色にブルーのラインの寝台+座席の特急電車が一世を風靡したころからの鉄道ファンです。ここに展示してあるのは「581系」ですが我々マニアの間では「ゴッパーサン(583系)」のほうが親しみがあります。じつはまだ日本には1編成だけ残っていて先日数か月振り?に京都へ現れた時は撮影に行きました。隣の「雷鳥」も懐かしい。



入り口にはベビーカーの集団が駐車?しています。近々僕も孫守りに来させられそうです。時間が1時半も過ぎたのでお昼ご飯にちょっと2階のレストランに行ってみます。



結構広いスペースにカフェテリアスタイルの明るい店内はそこそこ席が埋まっている程度です。(でも特等席のカウンター席は一杯です!)やはりここでお昼にします。食券を購入し小型呼び出し機?をもらってテーブルで待ちます。平日なので小学生とかはいないけれど結構小さな子供さんを連れた家族や僕みたいな独りのおじさんや明らかにオタクっぽい鉄道少年たちが食事しています。ブーとなったのでキッチンカウンターに受け取りに行きます。



梅小路機関車カレーです。ご飯が扇型庫でウインナーが機関車、転車台が目玉焼きです。これで¥1000はちょっと?ですが窓から広がる鉄道風景も含めるとしょうがないかな。ちなみに生ビールもあります!おじさん方は結構呑んでる。食券買うときに気が付かなかった。他にはドクターイエローオムライスとかお子様ランチもあります。全体に高めの設定です。そして電車男は再び1階の展示スペースへ。



エスカレータースペースにはナンバープレートが並んでいます。1枚だけ実在していないプレートがあります。どれでしょう?



懐かしい「キハ81系」くろしおとDD51が並んでいます。そして



DD51デーィゼル機関車は潜り込んで下からも見えます。2階を見ると何やら行列発見。世界最大級のジオラマを見るための行列です。まだ30分前なのに・・。時間ぎりぎりだと定員オーバーで見れないようです。こんなに空いてるのにこれだからオープン直後が想像できます。15分前に行列に加わり





ジオラマを見てきました。30分並んで走るのは20分ほどです。しかも幅30メートル奥行10メートルの超巨大スペースで正直大人でも走っている模型電車を見落とすくらいなので小さな子供はちょっとムリがありますね。そして2階には鉄博の目玉(僕がそう思うだけかも)の運転シュミレータがあります。



実際にJR西日本が運転手養成用に使ってるシロモノだそうですが



1日2回行われる抽選会(10:20と13:40)に当たらないと運転出来ません。今回は残念ながらパスしましたが次回のお楽しみです。そして3階へ。何しろ広い。



3階スカイテラスからは眼下に新幹線や東海道線を行き来する電車を東寺の五重塔を背景に眺められます。ホントいい景色。



おまけに「列車位置情報」の画面まで設置してあります。(ホンモノを映しているそうです)あっという間に夕方に。



SL研修庫を上から眺めて



蒸気機関車館へ急ぎます。午後1時に来たのにもう4時間も経っている!



C62-2にも火が入っているのを確認して



蛍の光が大音量で流れてきた。5時30分で閉館です。急いで入り口近くへ



トワイライトを牽いていたEF81と懐かしいEF58を見て



最後にEF65のトップナンバーを見ていたら閉館時間になってしまった。うーん結構飛ばして見て4時間半もかかった。恐るべし「京都鉄道博物館」でした。おわり。






僕的京都めぐり4月編

2016年04月27日 19時21分13秒 | 京都観光
3月中旬からずっとありがたいことにお泊りのお客様が続きましたが40日ぶりに今日(4月26日)はお休みにします。あとで理由はお伝えしますが・・さて桜の季節が終わると京都では非公開文化財特別公開があちこちで開かれます。特に今年は「臨済禅師1150年遠忌記念」で禅寺一斉拝観がなんと85ケ寺で行われています。そんなに一度に見れないと思いますがちょっと的を絞って大徳寺に行くことにします。しかし大徳寺だけでも7か所もありますが今日はその中でもめったに公開しない「法堂」と「唐門」にします。大徳寺といえばいつもは自転車ですがこの後の予定があるので市バス一日乗車券を利用します。12番がぜんぜん来ないので9番で北大路堀川で下車。ぶらぶら歩いて大徳寺へ。





山門を過ぎると



「法堂(はっとうと読みます)」入口で¥500を納めて堂内へ。ここの天井画が「狩野探幽」の雲竜図です。俗にいう「鳴き龍」です。解説してくれるおじさんの誘導で一人ずつ手を叩きます。(平日なので人が少ないのかな)確かに手を叩くと天井と床の瓦石に反響して音が共鳴します。そして「唐門」を拝観します。普段は法堂の奥の方にあり近寄れないのでじっくり見ます。京都にある国宝の三唐門のひとつです。あとは西本願寺と豊国神社にあります。この唐門は聚楽第の遺構だそうで見事な彫刻を見ていると時を忘れるので別名「日暮門」と呼ぶそうです。(残念がら撮影禁止です)







清水や金閣寺の混雑が嘘のような静けさです。京都のお寺ではやはり大徳寺が一番いいかな・・。おっと午後2時近い。さてお昼をどうするか。大徳寺前のバス停で思案します。なにしろ自転車じゃなので範囲が限られます。洋食で考えると北大路の「はせがわ」かな。206番が来たので乗ります。そうだこのまま乗れば百万遍まで行ける。オーダーストップに間に合うか・・。そして百万遍でバスを降ります。信号を渡り



看板にはオーダーストップ午後2時30分。間に合った。



「まどい」です。改装してからは初めてです。



これで¥750です。(勿論ライス付きです)以前は2階だけでしたが今は1階も使ってるので混んでても安心です。昔からあるお店は何を頼んでも安心ですね。あんまりゆっくりしてられません。また206番で南に向かいます。次に向かうは七条の国立博物館です。前にも書いたように国博のパスポートがあるので特別展に行かないと。でもこの206番はぎおん、清水道を通るので混雑も半端でありません。外国人と修学旅行生と普通の観光客と地元人がぎゅうぎゅうになってバスは進みます。しかし桜とゴールデンウイークの狭間でこの混雑!やっと東山七条に到着。



「禅」は5月22日まで開催しています。国宝がかなり展示されています。「瓢鯰図」や「雪舟」もあります。常設展の仏像も入れ替えが行われていました。



余談ですが先回発掘していた外の庭園も元に戻っていました。そして本日のメインイベント会場に向かいます。今度は急行100番で岡崎へ。



むかしは「京都会館」と呼んでいたのに今や「ロームシアター京都」と呼びます。



改装されて「蔦屋書店」やスタバもあります。



なんかやたら年配の女性が目につきます。みなさんロームシアターに向かっています。まさか僕と同じホールではあるまいな・・。同じ時間に大ホール(昔の第一ホール)で開催される「舟木一夫」ショーに行くんだ。すごい集客力に感心します。でも僕がめざすサウスホール(昔の第二ホール)は中年男女がぼちぼち集まっています。さて開場。チケットを出してロビーに入ると今回の熊本地震の義援金の募金を集めています。手拭いを購入すると全額義援金になるとのことで僕も1枚購入します。そしてふと見ると本日の演者も募金箱の前に立っています。



この写真では誰かわかりませんよね。今日のメインです。落語の「柳家小三治」師匠です。実は1月に泊まられた落語好きのお客様が帰られたときに4月に京都であるロームシアター京都オープニング記念「柳家小三治、柳家三三親子会」のチラシをいただいたのに始まります。江戸落語の小三治が京都で演ずるなんてもう二度とないかもしれないと思い、当日は宿をお休みにして!チケットを購入しました。しかもその時点で残席僅かでした。そして待ちに待った4月26日がやって来た訳です。しかも席が一番前の(でも)一番端っこでしたがじっくり小三治の芸を堪能してきました。まくらの小三治だけあって初めからおかしい。でも終盤の「鍋焼きうどん」を食べるシーンはホントにこれが芸なんだと感心しました。なにしろ聞いていて僕のお腹が「ぐーっ」と鳴いた時には思わず廻りを見回しました。実は小三治師匠を聞くのは35年くらい前に上野か新宿の小屋で聞いて以来です。関西人は基本落語は「上方」であるという定義がありますが(ホントかな)ひねくれ者の僕は学生の頃から「江戸落語」が好きでした。勿論そんなに高座に行ける身でもなくてしかも社会人になってからはずーーっとそんな世界とは縁がありませんでした。宿を始めてすぐのころに一度「布屋」でも落語会を行ったことはありますが・・。やはりこういう芸に親しめる時間が出来たことに感謝してこれからは狂言とかいろいろ出かけてみたいと思っています。でも電車の写真も撮りにいかないと行けないし早く退職したいですがうちの奥さんから絶対無理とダメ押しされています。さて9時前に終演のあと向かうは熊野神社近くの



中華の「七福家」です。ここもラストオーダーギリギリセーフ。前菜に「鶏のネギかけ」と「とんとろ豚のオイスター炒め」「春巻き」とビールで充実した春の休日の〆をしました。あー楽しかった。(帰ったらうちの奥さんは友達と飲み会に出ていてまだお帰りではありませんでしたことを併せて報告いたします)おしまい。


桜便り 2016 その2(又は 独り花見2016)

2016年04月06日 19時23分25秒 | 京都観光
4月に入り暖かい日が続き桜があちこち咲き出しました。連日お泊りのお客様で大忙しの中ちょっと花見に出かけました。4月5日現在の様子です。例によって自転車で御所へ。



ソメイヨシノが満開近い。



明日から(6日)御所の一般公開が始まります。あちこちテント(お土産コーナー)が立っています。



先日の今出川寄りいある「近衛邸跡」の紅枝垂れも見ごろです。



そして恒例の



なかじま食堂へ。



いつもの出町の橋のたもとの生垣に囲まれた花見の場所へ。午後2時過ぎですがひとり分のスペースを確保。



対岸の桜の下は夜に向けた学生さん(新入生歓迎)のブルーシートがあちこち広大なスペースを確保しています。



そして僕は毎年恒例の「独り花見」のお弁当を広げます。なかじま食堂のおまかせ¥520です。満足満足。



昼寝して目覚めて上を見ると桜が満開です。鴨川をすこし上流へ。このあたりから「賀茂川」ですね。









そうですね。今年は少し早目の満開でした。独り花見を終えて自転車で現実に戻ります。