お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

半日自転車日記その5

2006年05月25日 19時55分15秒 | 京都で食べること飲むこと
毎月25日は「天神さん」です。僕たちはこう呼びますが、知らない人は何のことだか判りませんよね。北野天満宮の境内とその周辺道路で繰り広げられる「市」のことです。松山からの母娘さんは朝ごはんのすぐ後、レンタサイクルで出かけられました。しかしもう一組の静岡からのお客様は、朝ごはんをパスして7時前には出かけられました。着物を使ったデザイナーの方で、仕入れもあるので、早く行かないといいものが無くなる訳で・・。さて今回で自転車日記最終回。(日記やから一日で完成させないと意味がないが延々5回にまたがってしまった)北白川から今度は寺町二条の一保堂の斜め向かいにある「三月書房」に向かいます。ほんとに小さな本屋さんですが(古本屋かと見まがう)その充実度は京都随一です。しかしここも定休日。悲しい。仕方がないので、河原町のBALに出来たジュンク堂に行きました。BALといえばファッションビルのはしりでしたが(京都にはパルコは結局出来ませんでしたが)今は行って吃驚、無印とジュンク堂で90%占められているではないか。腰が痛くなるほど本屋尽くしの一日でした。帰りに晩御飯は色々迷いましたが、やはり「スタンド」へ。日替わり定食とキリンスタウトで一日の疲れを癒し、自転車で帰ります。写真は先日お泊り頂いた名古屋の4人組の一人「服部さん」が焼かれた天然酵母のパンと紅茶のパウンドケーキ。自分で天然酵母パンを焼かれるんですね。彼女たちは先日うちからの帰りに「はちはち」に行かれました。なるほど、これで天然酵母好きだったのが判りました。とても美味しく頂きました。ありがとうございました。

半日自転車日記その4

2006年05月24日 18時36分03秒 | 京都で食べること飲むこと
今日24日はやっと五月晴れになりました。今夜お泊りの松山の母娘さんは、鞍馬、貴船を廻ってこられます。新緑の鞍馬はきっといいでしょうね。まもなく来られますが、その前に、日記の続き。恵文社へ行く前に近くにある古本屋の「萩書房Ⅱ」に寄るのが目的でしたが、不定休の日にあたり、お休み。がっかりして、恵文社へ。やはりここは目に付く本が欲しくなりますが(建築関係も充実しています)今日は2冊に留めて、近くにある「ツバメ」というごはんやさんの場所を確認してから、以前から気になっていた北白川の疎水を御蔭通りから少し上ったところにあるcafe&gallery「りほう」に寄ってみました。木のテーブルと椅子、木のカウンターの向こうには珈琲を一杯一杯丁寧に入れられるご主人が居られます。タンノイのスピーカーからは静かにクラシックが流れ、先ほど恵文社で買ってきた本をゆっくり読むことが出来ます。普段の自分と逆の立場はいいものですね。美味しい珈琲とゆったりした時間もいいですが、まだ先があるので店を出て、京大のグランドを横目に町中に向かいます。

半日自転車日記その3

2006年05月23日 17時32分35秒 | 京都観光
なかなか毎日続けられない「ひとりごと」です。この間GWが終わったなと思っていたら、もうすぐ6月になります。23日はまた朝から雨です。五月晴れは一体何処に行ってしまったのか。先回の続きで、お昼を食べた後、ちょっと「茂庵」の前まで(下です)行ってみたら、なんと駐車場がありました。3台分用意されていました。なんとなく「茂庵」は自転車とか徒歩で行くと勝手に思ってましたが、「ハロー」にしてもお客様が多いところは、駐車場を用意されてますね。うちは当分無理ですが・・。その後、銀閣寺に久しぶりに(以前いつ入ったか記憶にない)入りました。GWのあとは観光のお客様も減ってお寺も静かになりますよねと、お客様にお話ししていたら、「とんでもない修学旅行でいっぱいですよ」と返ってきます。実際行って吃驚、小学校やら中学、高校やら外国の方やらで、銀閣の前や向月台の前の狭い通路は行列状態でした。平日やのに、うーんこの時期も有名寺院は人が多いようです。やはり大徳寺とか東福寺、妙心寺の塔頭などを訪ねないと静かな京都は味わえないようです。喧騒な銀閣寺を後に、一乗寺まで足を伸ばし、恵文社に向かいます。

半日自転車日記その2

2006年05月20日 18時45分34秒 | 京都で食べること飲むこと
今日は朝から雨が降りしきっていましたが、予報どおり午後からは曇りで時折太陽も顔を出します。今朝出発されたお客様は、新緑の高雄へ雨の中出掛けられましたが、午後からは晴れてよかったですね。さて続き。御所で悩んだ末、向かったのは百万遍から銀閣寺に向かう途中、かの有名な?白川ベーカリーの隣にある「白水」です。一人でお昼ごはんとなるとやはりカウンター主体のお店になりますが、京大近辺の数ある食堂の中で、やはり「白水」のぎょうざと定食が一番ですね。このお店は、いつもお世話になっている「Iご夫妻」のお奨めです。学生時代からのごひいきだそうです。勿論カウンターだけで、おっちゃんとおばちゃんが二人で切り盛りしています。定食は番号がふってあるので、番号で注文します。今日は3番(肉とニラの炒め物)と餃子にしました。¥980です。以前は夜もやってましたが、おっちゃんが最近体調を崩されたらしく、お昼2時までの営業です。以前はビールも有りましたが、今は「当店はアルコールは置いてません(持込可)」と書いてありました。京大のアメフトのメンバーなんかの御用達でもあります。そして次の目的地に向かいます。

半日自転車日記その1

2006年05月19日 22時00分25秒 | 京都観光
ここ数日梅雨かと思わせる位雨の日が続きます。第三火曜のお休みの日も朝から雨が降り続きます。うちの奥さんは前夜から高校時代の友人3人で奈良へお出かけ。僕的京都案内の第2回を予定していましたが、朝からの雨が一向に止まず、予定が消化出来ないので中止。お昼過ぎやっと小雨になったので半日だけ自転車に乗ります。うーんこれはお泊りになられた方が朝から雨が降って予定が立たなくなる気持ちがよーくわかります。取りあえず出かけたものの、行く先が決まらず、こういうときは先ず御所です。御所で雨も上がり、ベンチでしばしどうするか思い悩みます。御所の中が自転車で走れることをご存じない方も多いかと思いますが、4キロ四方の中は砂利道の周りは芝生も結構多く、そこかしこにベンチがあり、またトイレも数箇所ありますが皆、清潔です。余談ですがホテルを辞めて民宿を始める前に御所のベンチで、あれこれ考え事をしたものです。(背もたれがあるベンチが東南側にあります)青空と緑がこんなに身近にあることに感謝です。さてお昼過ぎたので、先ずは今日のお昼ご飯です。向かう先が決まりました。続く。

GWも終わりました。

2006年05月12日 16時56分20秒 | 京都で食べること飲むこと
GWも終わりました。昨夜から肌寒い日が続きます。今日の京都は最高気温が21度とかで、朝晩結構冷え込みます。お布団をひいていても、毛布をどうしようかと考えさせられるくらい寒いです。朝ごはんの時も、庭の窓を開けるか悩んでしまいます。昨日は開けたけど、今朝は閉めておきました。GW中はひっきりなしに問い合わせの電話が鳴っていましたが、今はひっそりしています。昨夜お泊りのご婦人方4名様が三十三間堂、清水、銀閣寺方面に行かれました。GWが終わり、お寺も空いてましたでしょ?と尋ねたら、「何処も修学旅行生で一杯でした」との答えに、さすがお寺はGW過ぎても、混んでるんだ。静けさを求めるなら、いい季節はやはり小さなお寺に行くしかないのかな。さて写真はすぐ近くにある「旬菜食房かとう」。ずいぶん前から気になっていましたが、先日初めてお邪魔しました。府庁のおじさんとかが行かれる居酒屋かと思いきや、ご主人は和食割烹なみに、きっちりネクタイをして厨房に立ち、どのお料理も丁寧に仕事がしてあり、びっくり。おまけに焼酎もかなりの品揃え。お店の方はご主人はじめ無駄口をきかず、清い接客で、カウンターに座ってビールを飲んでる我々に、ご主人から、油小路の旅館の方ですね?と言われ、又びっくり。ご近所での立ち居振る舞いも気をつけようと思いました。

ご近所のお奨め その7 亀屋友永の「松露」

2006年05月06日 23時52分21秒 | 京都で食べること飲むこと
GWも終わりに近づきました。GWとは仕事の日という生活をこれで25年くらい続けています。ホテル時代は、GWも正月もお盆も、みな仕事でした。それが、当たり前でした。「布屋」を始めて、2年目から、正月とお盆を、お休みするようになりました。家族のためというか、両親のためでもあります。先日も、お盆の宿泊の問い合わせがありましたが、「お休みです」とお伝えすると、皆様、あっけにとられます。そうですよね、宿でお盆や正月を休むところは、そんなに多くはないかと思います。でも流石にGWはお受けしています。昨夜は、ご家族7名の貸切でした。早めに夕食からお戻りの後、ミセの大きいテーブルで、持込のシャンパンやワイン、ビール等で23時まで、にぎやかに過ごされました。寒い時期は無理ですが、これからは大丈夫です。貸しきり予約の方は、こういった利用も可能ですので、どしどしお申し出下さい。さてご近所のお奨めは、歩いて7、8分の新町丸太町下がるにある、亀屋友永さんの「松露」です。漉し餡にすり蜜の衣をかけた半生菓子。見かけは堅そうですが、口の中で滑らかに溶ける、ついつい後を引く甘味です。量り売りをしてくれますので、あれこれ買われる方も大丈夫です。