お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

神戸B級グルメと有馬温泉最終回

2006年12月31日 22時13分55秒 | 旅先で
大晦日。何時までたっても慌しく過ぎる一日。去年は年賀状に追われ、今年は障子貼りに追われます。正月飾りを済ますともう22時。台所ではまだうちの奥さんがなにやら作ってます。これから台所の掃除です。やれやれ。神戸の話のつづき。「花小宿」の朝ごはんもとても満足してもう一度神戸に戻ります。まだ洋食とパンが残っています。神戸電鉄で新開地まで出て、洋食の一平に行きたかったが本日は定休のため、最近南京町近くに出来た元町店に向かいます。時間をはずしたにも拘らず結構混んでます。ここでの注文は「マカロニイタリアン」。熱々のマカロニに舌鼓。でもまだパン屋巡りがあるので、次に向かいます。トアロードにある「ル・ディマンシュ」でフランスを感じ、一路阪急岡本へ。今回どうしても寄りたかった「フロイン堂」。予約してなかったが、たまたま残っていた食パンを購入。その後JR摂津本山を越えて「バニフィチョ・シベリ」でイタリアパンを買い込み、うーんフランス、ドイツ、イタリアとパンのヨーロッパ巡り。流石、神戸。あっ台所掃除の時間。それでは本年もご愛読ありがとうございました。途中ですがまた来年も宜しくお願いいたします。

神戸B級グルメと有馬温泉その6

2006年12月29日 20時01分37秒 | 旅先で
12月29日朝ごはんの時についに雪。今日の最高気温は5度。本来の寒さでしょうが、暖冬の日が続くとこたえます。神戸のお話もいよいよ本題。僕がまだホテルにいる頃業界誌に有馬温泉で変わった宿を始めた記事が載っていてそれをスクラップしていましたがずっと気になっていた宿なので今回はそこへ行くことにします。ホテル「花小宿」というかわいらしい名前のとおり9室の有馬で一番小さな宿です。廃業寸前の旅館を有馬の老舗旅館の若主人が建物が壊されるのを惜しんで改修工事を行い泊食分離を実践している宿です。つまり基本はルームチャージにし希望者は館内の和食堂で夕食も朝食も摂れるスタイル。ゆえにホテルという頭文字がつきます。客室は昔の押入れにトイレと洗面所をつくり、布団をしまう場所がないのでベッドを入れたそうです。畳にベッド。床の間に液晶テレビ。何を隠そう将来の布屋のことを考えてのマーケッティングも兼ねての宿泊です。畳にベッドも中々良いものでした。和食堂のカウンターで夕食を頂きました。カウンターの中は「なかひがし」と同じようにかまどの炭火で魚や野菜を目の前で調理してくれます。ありきたりの旅館の夕食でないスタイルがこの宿の成功の要因です。何がすごいかと言えば料理長の仕事振り。一切の無駄口がなく、でもお客様にはお料理の内容を丁寧にお話されます。日ごろの自分の態度に身が引き締まる思いです。あまりにいい料理と雰囲気にお酒が進みすぎます。でもここのお風呂が又言い訳で・・。又来たい宿になりました。つづく。

神戸B級グルメと有馬温泉その5

2006年12月28日 15時19分31秒 | 旅先で
28日になりました。今年も後残すは4日。しかし昨日に比べ今日は寒い。昨日が暖かだったので余計にこたえますね。昨日の最高気温15度、今日は8度の予報。さてB級グルメのつづき。寿司、餃子の後は中華、洋食が残っています。有馬に行く前に中華にします。神戸と言えば元町の南京町が有名ですが、完全に観光名所化しており今回はJRより北側にあるお店を目指します。その前に旧居留地にあるアンティーク家具店等をのぞき、グリル十字屋の行列を横目に、東急ハンズに立ち寄り、少し時間をずらして目指すは「愛園」の上海炒麺。海老と豚肉、青菜を醤油で炒めたシンプルな焼きそば。これにビールがまた旨い。午後2時近いのでお店ものんびりムードでお店のおばあちゃんが今日のまかないの品を小皿に盛って出してくれるし、南京町のあの人ごみからは想像できないくらいゆったりした時間でした。神戸の友人も中華は、みな線路より北側に行くらしくて今度は夜に又来ようと言うことでいよいよ本題の有馬温泉に向かいます。つづく。

神戸B級グルメと有馬温泉その4

2006年12月27日 21時23分56秒 | 旅先で
神戸ルミナリエは開催2年目位に一度行って以来ですが、その時の超混雑ぶりから思えば随分人の流れを規制することにより未然に事故を防ぐシステムが出来上がっていて感心しました。すごく回り道させられますが、その分あの光が見えると感動も高まります。平日ですがかなりの人出でしたが、年々観客数と協賛企業が減っているとの事。震災から脱却する希望の明かりを絶やさないで欲しいですね。さてルミナリエのあとはホテルに戻ります。その昔一世を風靡したフレンチ「アラン・シャペル」を擁するこのホテルも12月のこの時期は稼動も少ないようです。神戸の4大ホテル(他はオークラ・新神戸オリエンタル・ベイシェラトン)のうちで唯一バルコニーを持つ部屋があるこのホテルはシティとリゾートの二つの性格を持ち、15年前に神戸でホテル建設プロジェクト(残念ながら中断)に携わっていた僕としては神戸での宿泊は、ここかなとの思いがあります。リニューアルされた部屋は中々快適でした。そして朝は久しぶりにブッフェスタイルを楽しみました。なんとコックが目の前でオムレツを焼きます。定価¥2500だから当たり前かも知れませんが朝食付超お買い得プランの我々は申し訳ないくらいのサービスです。高層階から空港が眺められる神戸の海の変わりように少し戸惑いました。そして今日もB級グルメが続きます。つづく。

神戸B級グルメと有馬温泉その3

2006年12月26日 15時21分48秒 | 旅先で
天気予報では正午から80%の降水確率でしたが、なんとか14時頃までは雨も小降りで、清水寺に向かった昨夜から宿泊の二人組みも散策頑張っているでしょう。さて神戸では次の目的地の元町駅ガード下にある居酒屋「元町金盃」めざして久しぶりに三宮ガード下を歩きます。女性のグループやカップルが行きかう中、やはり靴屋さんが圧倒的に多いですね。昔(僕が学生時代の頃)みたいに薄暗い怪しげなお店は姿を消し、明るくきれいなお店が続きます。元町駅下まで来て目指す「元町金盃」を探すも、シャッターが下りて何とか不動産管理の表示。がーん。京都でお店を探して、やっとたどり着いてお休みとか移転とかでがっかりされる気持ちが痛いほど解かります。居酒屋の分があるから寿司屋でセーブしたのに愕然。気を取り直し元来た道をもどり、明日のお昼の予定だった餃子の「ひょうたん」に向かいます。神戸の餃子店2強のひとつ「赤萬」と、どちらか迷っていましたが、先日お泊りの神戸の方の推奨で「ひょうたん」にしました。神戸餃子の特徴の「味噌だれ」で食べる餃子に満足して、ルミナリエに向かいます。つづく。

神戸B級グルメと有馬温泉その2

2006年12月25日 17時40分38秒 | 旅先で
昨日の日曜日の京都は、どんより曇ってとても寒かったのに、今日は暖かな一日です。25日はクリスマスですが京都は「終い天神」のほうが似合ってるかな。さて神戸のお話。今回の神戸は食べることにプランを集中させました。神戸と言えば、寿司、中華、餃子、パン、洋食、そして居酒屋。ステーキや高級鮨、フランス料理、スイーツでないのが布屋流?!。例によって月曜の清掃と買い物を終了させ神戸の三宮に着いたのが17時ころ。早速ホテルに向かいチェックインを済まし、いざ寿司屋へ。京阪神の雑誌「ミーツ」で事前に調査をしておいたのでルミナリエで混む前に素早く向かったのが、三宮ガード下の「双葉寿司」。でもそんなに混んでませんでした。ルミナリエのロマンチックな雰囲気とはまったく異なる、僕的には電車の音が心地よい寿司屋です。でもここは、ネタもボリュームがあり、板前さんも親切で、値段も安く、京都の寿司屋にはない雰囲気で満足。でも一泊二日で、あちこち予定があり(京都に来られてお店めぐりの大変さを痛感)早めに切り上げ、元町のガード下の居酒屋へ向かいます。つづく。

神戸B級グルメと有馬温泉その1

2006年12月22日 20時03分09秒 | 旅先で
12月の終い弘法も終わり、もうすぐ終い天神。そして今日は冬至です。朝の清掃時間に玄関に聞きなれた賀茂のおばちゃんの声がします。普段は昼過ぎに現れるのに、今日は早い。賀茂のおばちゃんとは、上賀茂で野菜をつくり、それを軽トラに積んで町内のお得意さん(ここではうちの母親のことです)に売りに来ている人です。昔はリヤカーを引いていましたが今は殆どの方が軽トラです。今朝はわざわざ賀茂のおばちゃんの家になる「ゆず」を届けに来てくれました。そう、今日は「ゆず風呂」の日です。冬至にゆず湯に入ると健康にいいという昔からの風習ですね。冬至と湯治が掛け合わされてるとは知らなかった。そして本題。我々は先日堂々3日間のお休みをして湯治に行ってきました。本当は湯布院とか黒川とかに行きたかったんですが、なにぶん交通費が相当かかります。九州の皆さんが京都に来られる大変さが解かります。得意の18切符も視野にありましたが、九州までだと時間がかかります。それで今回は、近場の有馬温泉に決定しました。その前に神戸に寄ります。神戸は丁度ルミナリエが開催中で、久しぶりに見てきました。つづく。