お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

「きなこ あんぱん」

2006年06月30日 15時32分11秒 | 京都で食べること飲むこと
梅雨空の京都です。降水確率100%と天気予報が知らせていましたが、幸いまだ雨は降っていません。昨夜お泊りだったお客様が今晩、鴨川の「床」で夜のお食事の予約をされているので、このまま降らなければいいですが・・・。さて写真は先日お泊り頂いた、女の子二人で「メルト」という雑貨屋さんを高知で開いている「Y」さんと「I」さんに頂いた「きなこあんぱん」です。先日の「トコハベーカリー」もそうですが、最近の若い女性のパワーに感心しきりです。自分たちが同じ年のころにお店を始めるなんて考えもしなかったのに、ホンマ皆、頑張ってます。そんな彼女たちが、奈良は西大寺にある「ミアズ ブレッド」で、整理券を手に入れてまでして買ってきた大事なパンを頂いてしまいました。京都の「ボンボランテ」も食パンは中々入手出来ないパン屋ですが、ここは開店前に整理券が配られたとのことでもっと吃驚。たしかにきなこをたっぷり練りこまれた生地のこのパンは、まるで「おはぎのきなこ」を食べているような食感でした。高知に行く機会があれば「メルト」に立ち寄りますね。ありがとうございました。

ご近所のお奨め その8 「本田味噌本店」

2006年06月21日 16時26分52秒 | 京都で食べること飲むこと
毎日暑い日が続きます。お天気がいいとそれなりに仕事があって、唯一の休日である第三火曜も当初は神戸にでも久しぶりに出かける予定が、急遽家で作業に変わってしまいました。ミセに冬場ひいている座布団を干したり、布団干しをしたり、懸案のメニューボード造りと、あれこれやっている内に、1日はあっという間に終わります。さてご近所のお奨めは、室町一条角にある「本田味噌本店」歩いて20分位かかります。方向的に、御所、同志社大学方面の途中にあります。お正月のお雑煮は、やはり、ここの白味噌に限ります。お雑煮はどうしても生まれ育った味があるようで、東京下町出身のうちの奥さんは、澄ましで、もちは焼いて、鶏肉も入れたスタイルを主張しますが、1月1日から餅は焼いてはならんという我が家の家風に従い、元旦はあくまで本田味噌の白味噌雑煮となります。今の季節、「加茂なす」の田楽に丁度いい田楽味噌の赤と白がお奨めです。これはたいそう便利で、美味しい田楽がいただけます。加茂なすが美味しい今がベストですね。

グリル「よね田」

2006年06月16日 16時38分04秒 | 京都で食べること飲むこと
月曜日はお昼からお休みです。日曜日のお泊りの掃除や後片付けが終わるのが大体いつも午後2時頃になります。お昼ごはんを、たまには外でいただきますが、なにしろ行きたいところのお店の定休日が月曜というのが多いので、すごく範囲が狭いのに、午後2時過ぎからのランチとなると益々ありません。何とか大急ぎで仕事を終わらせ駆けつけたのが、深泥池の手前にある「グリルよね田」。学生時代からの友人のお奨めで、彼曰く「早く行かな、あそこのおやじ、そろそろ年やから店仕舞いよるで」というので、先日行ってきました。ランチは午後2時までらしいので、急ぎ駆けつけた時間が午後1時45分。カウンターに座った我々に向かって、くだんのご主人曰く「あと15分やで、ええか」我々曰く「お願いします」お昼のランチは¥1000で、エビフライと肉のしょうが焼き、そして濃厚なデミグラスをまとった煮込みハンバーグ。野菜サラダ添え。ごはん。見かけはごついが、とてもやわらかく煮込まれたハンバーグやしょうが焼きで、大満足の我々が店を出た瞬間、入口ドアに、さっとカーテンを引いて、準備中になりました。以前お話した「グリルにんじん」のご主人と遜色ない職人気質で、ホンマそんなに長く営業しないかもしれませんね。

「トコハ ベーカリー」

2006年06月15日 17時38分27秒 | 京都で食べること飲むこと
最近本屋さんで買ってきた本のひとつに「京都のパン屋さん」という本があります。パン屋さんだけで1冊の本が出来るほど、この町にはパン屋さんがけっこういっぱいあります。我々が結婚してすぐの頃は(ということは25年前・・四半世紀前?!)パン屋というのは、進々堂、西湖堂の2軒が町のパン屋で、ちょっとおしゃれに「ドンク」位しかなかった・・と思う。そして近所に、アンパンとカレーパンはここの右に出る店は知らないという「マリーフランス」が出来た頃から、あちこちにパン屋さんが出来てきました。そして今、うちに半年に1回の割りでお泊り頂く三鷹の「Sさん」に教えを請うほど新しいパン屋さんが、軒並み現れました。京都でパン屋めぐりをする彼女もまだ行っていないだろうパン屋さんに先日行ってきました。「トコハベーカリー」。若い女の子二人でやってるようで、まるで雑貨屋さんのようなお店構えで、かわいくまとめてあります。ところがパンはどれも大変美味しいわけで、ホント、若い女性のパワーを感じました。場所は北山なので、自転車でもOKです。ただし数をたくさん焼いてないので、早めにいかれたほうがいいようです。

たそがれジャズライブ 御礼

2006年06月13日 20時43分42秒 | 布屋
京都の町家に少しでも親しんでもらおうと始められた「楽町楽家06」のイベントとして6月13日午後4時より「たそがれジャズライブ」が、我が「布屋」で開催されました。昨年は、館内のショールームとして参加しましたが、今年は主催者の京町家ネットより、何か演奏会でもしましょうと声をかけていただき、初めての試みとして、ピアノソロのライブをすることに決まりました。ほかのイベントも大体30名定員で開催されるので、そのくらいの人数なら対応できるでしょうと準備を進めました。折角ライブやし、飲み物も出して、リラックスしてジャズピアノが聴ければいいなあと思っていましたが、主催者より問い合わせが多くて、30人以上になりそうとのことで、混乱するので、かふぇ営業は急遽中止しました。入梅で、お天気も心配していましたが、とてもいいお天気で、予想をはるかに上回る60人近くまでお集まりいただき、ピアノの「仲武子」さんも驚いていました。ブルースを主体にした選曲で、和やかにコンサートが進みました。日経新聞の取材も入りました。町家でのコンサートも、なかなかいいものでした。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

「さらさ 3」

2006年06月09日 18時12分56秒 | 京都で食べること飲むこと
盛岡にいる、うちの娘の友人の「Sちゃん」から先日「さらさの新しいお店が三条商店街の中に出来たよ」と教えてもらい、早速行ってきました。4月に出来たそうで、まだあまり雑誌には出ていません。うちから自転車で5分くらいで到着。さらさ、西陣さらさ、かもがわさらさと3軒続けて町家改修のお店でしたが、ここ「さらさ3」は、かなり古い京町家を改修してありました。やはり若いスタッフがキビキビと料理を作ったり、ドリンクをサービスしています。ほかのさらさにはない点は、パンを作って販売しています。入り口近くにオープンキッチンでパン工房があり、若い男の子がパンを焼いていました。まだ初めて間もないので種類は多くありませんが、今後アイテムは増えていくでしょうね。ここもいわゆるカフェめしがいただけますが、客層は我々よりはるかに若く、民宿のおやじは、ちょっと浮く感じでした。うちに泊まられて「ちょっと自転車でご飯」には丁度いいくらいの距離です。でも結構混んでいて、月曜の18時くらいで、何組もお断りされていました。問題は、近くで他に行くところがないからか待ってる方もいました。雑誌に掲載されたらもっと混むかも。

修学旅行生と「グリル小宝」

2006年06月04日 13時48分31秒 | 京都で食べること飲むこと
先日久しぶりに平安神宮の東側にある「グリル小宝」に行ってきました。少し前に行ったら、月曜日で昼の1時を過ぎているのにお店の前は行列。これには驚きましたが最近の雑誌で京都の洋食のカテゴリーでは100%出ているから仕方ないですね。それならもっと時間をはずして、午後5時という、これでどうだと出かけてみてお店の中に入って吃驚、満席です。なんと修学旅行生がわいわいと楽しそうにオムライスを食べているではないか・・。聞くところによると、静岡からの修学旅行とかで、夕食まで自由だとか。時代は変わってきていますね。彼らが帰っていったあとは静かなお店に戻りました。オムライスやハヤシライス、ランチが定番ですが、僕はここの「ハムサラダ」とビールが最高です。添えてある「からし」の量やマヨネーズにこの店の良心が感じられます。そういえば先日は我が「布屋」にも静岡からの中学の修学旅行生6名にご来店いただきました。注文を伺ったら、「野菜を添えたカレー」を4人分でとのこと。後の2人は分けて食べるとのこと。アフターの飲み物が4人しかないよと伝えたが「いいです」とのこと。折角来てくれたから2名分の飲みものはプレゼントしておきました。修学旅行もあちこち食べたり飲んだり出費が大変だもんね。