お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

自転車散歩 11月編 その4 (紅葉だよりつづきのつづき)

2012年11月30日 16時05分52秒 | 京都観光
11月もまもなく終わり、カレンダーがあと1枚になります。11月最後の自転車散歩に昨日出かけてきました。例によって清掃作業を終えると午後1時です。休みなく11月は働いたので、やや疲労が残ってきました。あまり遠くへ昼ごはんを食べにゆく元気もないので近くで済ませます。こんな時に「ポパイ」です。府庁前のケヤキ並木沿いにあります。



僕が小学生の頃に区民運動会の終わった夜、我が「米屋町」の打ち上げがこの店であったような微かな記憶がある洋食屋さんです。創業何年になるのかしらん。このちょっと古ぼけたビルの2階が目指す「ポパイ」です。ちなみにここの地下に例の居酒屋「あんじ」があります。そしてポパイの名物が「とんかつ」です。メニューは=とんかつ定食¥700、中とんかつ¥800、大とんかつ¥1000、海老フライ定食¥800、ポークチャップ¥900、洋食弁当¥800等々です。近くに府庁や府警本部、第二日赤病院があるので正午頃は大混雑ですが、1時も過ぎると年配のお客さんの静かなお昼ごはんの時間になります。急な階段を上がってお店のお姉さんに「大とんかつ」をオーダーします。そして出てきたのが



うーんでかい。普通はお皿ですが、大と中は銀皿です。お味噌汁とごはん、お漬物がついて¥1000。しばし窓側の席でケヤキ並木を見ながらお昼ごはんにします。お腹いっぱいになります。いざ自転車散歩へ。



京都府庁の前を通りすぎ、油小路を北に向かいます。



樂美術館(樂さんの窯元です)の前を通り



白峯神宮の横を通り(昔は人がいなかったけれど一躍サッカーの神様?になったので最近は参拝の方をよく見かけます)そのまま細くなった道を進むと、いつの間にか小川通りになります。そして



帯の「河村つづれ」の前を通り



千家さんの前を通り(やはりこの道はなかなか京都らしいですね)そして目指す大徳寺へ。



やはりこの時期「高桐院」を外せません。高桐院は前まで自転車で行けます。お寺の前に自転車を止めてさあ拝観しようと入口に向かうと、向こうからガイドさんが旗を翻してこちらに向かってきます。あれ?「高桐院もバスが入るんだ」とちょっと驚きます。普段静かなお寺の中に入ると、なんとたくさんの人々。ところがバス旅行の人たちは1本ではありませんでした。僕がいた1時間くらいの間に「クラブツーリズム」「JTB」「読売旅行」等々4本のバス客がガイドさんに連れられて入れ替わりやってきます。この時期に初めて来て「紅葉の京都」のすごさを実感しました。









今年の紅葉は少し早いようで写真のように「高桐院」もそろそろ終わりに近い状態でした。平日でも思っていたように静かに縁側に座るどころではありませんでした。帰りに「あぶり餅」を予定していましたが、又、今度にして早々と帰宅の途につきました。おわり。






自転車散歩 11月編 その3 (紅葉だよりつづき)

2012年11月22日 19時36分51秒 | 京都観光
11月21日に東福寺の紅葉を偵察に出かけてきました。曇り空でしたがいつも通り自転車で出発。



御所もだいぶ色づいてきました。平日なので静かです。丸太町通りを鴨川まで来ると



河原に降りるスロープがあります。鴨川は東側を走ります。先日うちの奥さんと娘が西側を走り、三条を過ぎると凸凹で、おまけに階段でしか上に上がれないで困ったそうです。(何回走ってるのと あきれましたが)



二条では、リッツカールトンの工事が順調そうです。



三条大橋の下も、自転車ならスイスイです。



ずっと川に沿って下りなので楽ちんです。終点の七条でスロープを上がります。ゆっくり走ってもここまでで15分くらいです。さて本日のお昼ごはんは予てから行こうと思っていた洋食の「本町亭」です。



三十三間堂の近く、本町通り七条を少し下がったところにあります。13時過ぎなのでお店に入るとカウンターには数人のお客さんだけです。キッチンではコックコートを着たオッチャンがやってると思いきや、全員女性で少し驚きます。しかも家庭的な装いです。ここのペアランチは12種類の中から2種類選んで、ライス、お味噌汁、自家製お漬物がついて¥1200です。あんまり選ぶのに時間がかからないようにさっと「ハンバーグ」「とんかつ」をオーダーします。そして出てきたのが



ボリューム満点。大満足。でもあとから来たおじさんの注文が「ビフカツ」「カキフライ」でカキフライのでかいこと。今度はカキフライにしよう。お店を出て東福寺へ向かう途中に東海道線をまたぐ跨線橋があります。



なんとナイスポイントで「117系」をパチリ。10分くらいで東福寺につきます。ところが予想以上の人出です。





平日でこの状態です。でもまだ並ばずに通天橋へ。







今年はやはり早いようで、かなり色づいています。東福寺は観光バスの団体様が何本も入るので、瞬間すごい人になります。これで平日なので今度の土日は、やはり覚悟が必要ですね。でも皆が行くだけあってやはりきれいです。

このあと人混みを避けて、少し北にある「智積院」を訪ねます。



金堂前では「もみじ」と「イチョウ」の競演です。

静かな境内で



もみじを堪能して帰路につきます。帰りは川を上がりますので少し坂道ですが、川面も眺めてゆっくり進みます。やはりこの時期自転車が一番ですね。




自転車散歩 11月編 その2 (紅葉だより)

2012年11月18日 16時24分13秒 | 京都観光
今年の紅葉が早まっていると新聞記事にあり、11月16日金曜日にちょっと偵察に出かけました。自転車でまづ御所へ。





御所の紅葉は、まだもう少しという感じです。例によってお昼ご飯をどこで食べるか思案します。紅葉を見るならやはり東山方面だろうと考えて鴨川を渡り(荒神橋)百万遍方向へ。洋食続きですが今回も洋食屋さんを目指します。百万遍交差点のドラッグストアの、ま裏側にある「まどい」に決定。時間は午後1時。ちょうど混む時間をはずしてグッドタイミングと店の前についたら、改装工事のため12月中旬までお休みと貼り紙。えーつ。例の福井のソースかつ丼以来結構ついてない。先日も北野天満宮近くの洋食屋が臨時休業だったし。やれやれ。



京都大学農学部の生協食堂でも行こうかと近くまで来て、はたと思い出します。このまま構内を抜けると御蔭通りにある「ひらがな館」があった筈だ。



喫茶店風の外観ですが、食事メニューが充実しています。



さすがに京大生御用達の店だけに、このボリュームで¥800です。京大近くの店らしく英語で会話しているお客さんもいます。お腹もいっぱいになり紅葉めぐりへ。



その前に京大のシンボル「時計台」でトイレタイム。学生に紛れて、こういう時に便利ですね。さて吉田神社を横目に山道を上がると「真如堂」です。この坂道はやはり8段変速が威力を発揮します。(ぜひ常設レンタサイクルをご利用ください)



平日にも関わらず結構な人出です。真如堂の警備の方が参拝者に「あと1週間先やね」と見ごろを話しています。



まだ緑の木もあります。このあと隣の「黒谷さん」へ。



山門が工事中です。坂を降りて、永観堂へ向かいます。永観堂に近づくと段々人が増えてゆきます。





さすがに「もみじの永観堂」だけあってかなりの人です。自家用車はお断りですが、観光バスはOKなので、旗を持ったガイドさんに連れられた団体さんが次々と現れます。隣の南禅寺へむかうと



やはりここも来週かな見ごろは。でもきれいに色づいている木の周りではみなさん記念写真です。



南禅寺から神宮道へ出て、青蓮院の前の坂を上がり、知恩院へ。



このあたりも、もう少しという感じです。知恩院前からいったん祇園へ出て、花見小路を南下、八坂通りを高台寺方面に向かいます。結構きつい坂ですが、登りきると「ねねの道」に出ます。ここまで来ると金曜日でもかなりの人出。お天気も良かったので、清水寺にむかう人の列が途切れません。やはりこの時期に自転車でこのあたりはやめたほうが賢明ということが判明して帰路につきます。やはり来週が見ごろですね。






自転車散歩 11月編

2012年11月09日 15時00分13秒 | 京都観光
めっきり朝晩寒くなり、木々もすこしづつ色づき始めました。先日11月第一回目の自転車散歩に出かけてきました。



向かいの「さくら」ちゃんに見送られていざ出発。お客様が帰られた後、清掃作業を終えるとすでに12時30分を過ぎてしまいます。それからお昼ごはんに向かい、午後4時には帰らないといけないので行動範囲が限られます。今日のテーマは「秋の非公開文化財特別公開」でまだ入ったことのないお寺を1つ訪ねます。毎年11月初旬の10日間くらい行われる催しです。今年も21か所で公開されますが、毎年時間が取れないので1か所に絞ります。やはり一番自転車で行きやすい大徳寺山内の「真珠庵」を今回はめざします。その前にお昼ごはん。大徳寺は北大路にあるのでそちら方面で考えます。例によって御所に入り北上します。烏丸通りを北大路で右に曲がり、賀茂川の橋の手前にある洋食屋が今回の目的地です。



グリル「はせがわ」です。ショーケースとなにやら看板がいろいろ出ている昔の喫茶店風の入口です。しかもここは賀茂川に面しているところにテイクアウトのショーウインドーがあり、お天気のいい日とかに橋の向かいにある植物園で食べると美味しいだろうと思えるお弁当コーナーがあります。



しかしあまりのメニューの多さに悩むだろうなーと思うくらい見本がこれでもかと並んでいます。そして店内へ。入口には名前を書くプレートがあり、12時前後はかなり並ぶみたいです。1時を過ぎているので一人でも気兼ねなく入れます。そしてテーブルにあるメニューをみて悩んでしまいます。なにしろハンバーグだけでも10種類以上あり(実際行ってみると解ります)トンカツとハンバーグとかの組み合わせもかなりあり、しばし「うーーーんと」なります。お店のオネーさんも慣れたもので、ビギナーだと解ると、いろいろ説明してくれます。ここは素直に「ハンバーグ」のみを清くオーダーします。店内をみると家族連れや、女性同士や、近所のサラリーマンや、観光客が入り混じってみな美味しそうにお昼ご飯を楽しんでいます。そして出てきました。



懐かしいケチャップソースをまとったハンバーグ定食です。付け合せがここも目玉焼きです。そしてたっぷりのナポリタンスパゲティと生野菜のサラダ、お味噌汁付きで¥1000です。お店の雰囲気もレトロな喫茶店風で、にこやかな店主と、サービススタッフで和ませます。お腹もいっぱいになり北大路を西へ、大徳寺を目指します。坂もなく10分位で到着。駐輪は駐車場の奥の門を入ったところにあります。



やはり11月に入ると普段静かな大徳寺も観光バスが入るので結構観光の方がいます。



でもお寺が広いので、少し奥に行くと静かです。今回は非公開の「芳春院」もちょっと木々が色づいています。



そしてお目当ての「真珠庵」へ。お庭と茶室と障壁画が有名ですが、撮影は禁止されています。恒例の非公開文化財の説明がたどたどしく学生さんよりあります。聞くところによると、ここは同志社女子大学の古美術研究会のみなさんの担当です。普通に観光されている女性方は、たどたどしい説明でも皆さん「ふんふん」と聞かれていますが、重要文化財の茶室「庭玉軒」で、建築家らしき男性が、専門的なムツカシイ質問をして、女子大生を困らせていました。そんな質問に答えられるわけないやんと思いつつ、僕は通り過ぎましたが・・。なかなかお天気も良く、お庭もゆっくり鑑賞できたので、ここまで来たら今宮神社に寄ることにします。



大徳寺のすぐ北側にある今宮神社で今日は「あぶりもち」でも食べてゆっくりしようと思っていたら



なんと水曜定休です。が、がーーーん。折角来たのに定休とは。みなさん水曜日は避けましょう。仕方なく帰路につきます。
久しく来ていない船岡温泉の前を通り



美味しい珈琲の「ガロ」や女性向けの「スガマチ食堂」を通りすぎ



ここも久しく来ていないそばの「かねい」やカフェの「さらさ」を通り過ぎ、あっわらび餅の「茶洛」は移転しましたと元のお店に貼ってありました。午後4時に帰ってきました。おわり。