お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

大こう本店の「水なす」のお漬物

2009年05月28日 14時47分46秒 | 京都で食べること飲むこと
昨日、今日と予約があった香港からの貸切予約が新インフルでキャンセルになったので二晩お泊りは開店休業。この時期急に京都に来られる方もありませんので、結局予約が入りませんでした。さてこの季節のお漬物のナンバー1は「水なす」です。泉州特産の水なすを浅く漬けた、とてもさっぱりとしたお漬物。色々試しましたが大徳寺南門の西に少し行ったところにある「大こう本店」の水なすが美味しい。昆布と白醤油で漬けられた上品な味で、1個¥420。(4月から皮が硬くなる前の8月までの限定品)ところが写真のように切り分けて食卓に出すと我が家ではすぐ、「一人何切れ」と争奪戦が始まります。一人丸々1個食べたいくらいですが、ここはきっちり「3切れ」とか決めます。それくらいの人気。大こうさんは他にもたくさんの種類のお漬物があります。一緒に行った母はあれもこれもとお買い上げで、信じられん金額を払ってました。それだけ美味しいのかな。写真の器は、HP表紙にある陶芸家の涌波先生の作品。大変盛り付けやすい器とうちの奥さんが愛用しています。

「月と六ペンス」

2009年05月26日 16時57分12秒 | 京都で食べること飲むこと
本日2回目。ということは・・・(暇)。うちの奥さんと今、京都は予約が中々取れないお店に行くチャンスではないかと。我々は出かけられませんがそんな気がしませんか?さてつづき。だるま食堂を後に市内へ戻ります。御所のベンチで一旦休憩。実は富小路門近くのベンチはどういうわけか背もたれがあり(広い御所の数あるベンチの中でここだけかも)、お気に入りです。丁度暖かな日差しを浴びてぼんやりしているまにウトウト。なんか休日モード。さて三月書房でも覗いてと思っていたらお休み。それで例の画家のKさん推薦の「月と六ペンス」へ。高倉二条角の古いビルの2階に上る階段のところに看板が出ています。急な階段を上り、普通の鉄のドアを開けると、古本屋かカフェか迷ったという店主がやっている珈琲のお店があります。一人で本を読むのにこんなにいい環境のお店はほかには無いと断言。壁側に机が張り巡らされ、窓の外が眺められ、一杯づつ丁寧に淹れられた珈琲を飲んでいるとなんか落ち着けます。そこここに本が並べられ手にとって読めます。お客も店主も読書。いいです。でも今日は高山から奥さんが帰ってくるので早めに切り上げますが、三月書房→月と六ペンスという構図が出来上がりました。今まではイノダ三条店でしたが今後は変更かな。おわり。

仏像めぐり その3

2009年05月26日 15時59分47秒 | 京都観光
新インフルのおかげで清水寺がシーンとしているそう。いつもは修学旅行生で溢れているのにとても静かだそうです。でも昨日もマスクの人はあまり見かけませんでした。はやく終息して欲しいですね。さて嵯峨釈迦堂のつづき。本堂に安置されている国宝「釈迦如来立像」は普段は非公開ですが4,5、10、11月と毎月8の日のみ公開されているそうです。「自遊人」にはなにやらたいそうなことが記されてますが、誰もいない本堂入口でどうぞ前まで進んで拝観くださいといわれます。誰もいない静かな本堂に静かに坐り釈迦の写し身である像を拝んでいるとなんだか凛とした気持ちになります。法隆寺は暗くて何がなんだか解からなかったが、ここは明るくじっくり木目まで見えます。そして小さな霊宝館に入ると、いきなり国宝「阿弥陀如来坐像」ほか2体。手の届きそうなところに安置されていて、驚くほど無防備。でもそれが本来の姿でしょうね。たっぷり国宝を堪能したので、妙心寺北門近くの「だるま食堂」へ。日替わり定食が¥580。自転車でしか行けませんがまさに学生食堂。定食が¥430からあります。さてまだ夕方前なので珈琲を飲みに街中に戻ります。つづく。

仏像めぐり その2

2009年05月20日 20時20分32秒 | 京都観光
広隆寺は国宝弥勒菩薩だけかと思っていた。修学旅行生が映画村も近いから必ず寄るお寺でイメージ的にも混雑していると思っていた。裏口に自転車を置いて中に入ると確かに人は多いが思っていたより境内は広く、いつも電車から見える仁王門の後ろに講堂が。なんとなく前まで行くとなんと中の阿弥陀如来坐像が国宝。えっ。実は日本には国宝を持たない県が意外といくつかあります。そんな中、実は京都には253もあります。奈良で203。なんとさりげなく国宝が。そして霊宝館へ。700円もします。ところがここには弥勒菩薩だけではなく十二神将像や泣き弥勒と呼ばれるもう一体の弥勒菩薩が。そして静か。椅子も置いてありゆっくり鑑賞できます。何しろ広隆寺だけで国宝が20点。うーん流石、京都と感心してしまう。へんに敬遠せずに一度お立ち寄りください。そして嵯峨釈迦堂へ。嵐山や天竜寺へは皆さん行かれるが、釈迦堂なんてあった?実に僕も釈迦堂=森嘉の豆腐。で中に入るのは久しぶり。本堂と霊宝館拝観で700円ですがここもすごい。つづく。

仏像めぐり その1

2009年05月20日 17時23分55秒 | 京都観光
5月の連休(GWではなくて布屋の連休)は毎年うちの奥さんの高校からの友人計4名でどこかにお出かけすることが恒例になっています。昨年は伊勢でしたが今年は堂々3日間のお休みを敢行され、はるばる飛騨高山、奥飛騨温泉郷へと旅立っていきました。(羨ましい)僕の連休初日は、掃除、ちょっと大掛かりな風呂掃除、そして調理場の大掃除で終わり。翌日は来月の法事のお買い物。そして1日だけの休日は天気がいいので自転車で。最近毎号買っている雑誌「自遊人」。それの2007.11月号の京都奈良マル秘ワザにある清涼寺(嵯峨釈迦堂)の国宝本尊ご開帳が5月中とあります。一人だし仏像をじっくり見るのも悪くない。早速西へ向かいます。丸太町の2本北の下立売通りを西へ。嵐山方面へはいつもこの道。山中油店の前を通り、花園の作務衣屋井上さんの前を通り、駅の南側を行きます。映画村まで来て、日本の国宝第1号の弥勒菩薩がある広隆寺なんて何時から入ってないかと思い出し、そうだ広隆寺へ。つづく。

レディオ・ベーグル

2009年05月08日 19時42分48秒 | 京都で食べること飲むこと
ゴールデンウィークも無事終わりました。前半はフランスからのお客様で心配していましたがとても気さくなご家族で毎日楽しく過していただけました。かふぇもご多分に漏れずそんなに忙しくなく腰痛も出ず(毎晩のリハビリのおかげ)お休みの日を迎えました。晴れたら自転車であちこち出掛けようとプランを考えていたら7日(木曜日)は朝から雨。がっかり。傘さして自転車で行ける雨ではないので仕方なく「ラパン」君でまずは恵文社そばの「つばめ」でお昼(やはり男性は僕だけ)ちょっと本を見て(こういう時クルマというのは不便ですね)先日画家のKさんに教えてもらった新しく出来たベーグル屋さんへ。なんか場所を聞いててうーーんと思っていた通り深泥池そばのお店はなんとあの洋食屋「よねだ」の場所。あの店がこんなにおしゃれになっていた。あの愛想の無い「よねだ」のおっちゃんとはうって替って、レディォベーグルの奥様はとても感じの良い接客。こだわりのベーグルが又とても美味しい。でも残念ながらここも月曜定休の為、当分行けません。残念!

「ふろうえん」の晩ごはん

2009年05月02日 19時20分52秒 | 京都で食べること飲むこと
桜が終わったらもうGW。早くも5月2日になりました。先日まで朝晩エアコンの暖房を入れていたのに5月に入ると急に暑くなります。庭のもみじが庭師の言うとおりに伸びてきて新緑が美しいです。さてとある日の晩御飯に銀閣寺にある「ふろうえん」に行ってきました。何度かチャレンジして定休やら昼だけ休みやらで行けてなかったお店です。銀閣寺道のかの有名な「なかひがし」の手前で細い道に入った風呂屋の近くです。昔旅館だった建物を利用されてて落ち着けます。テーブル席とお座敷があり、洋食ながらも和食器を使っていて、メインの他に小鉢モノがつき、和洋折衷の上品な晩御飯です。(写真のエビはホントは1本です。一緒に行った母が多いので1本あげるとなり2本写ってしまった)純粋な洋食屋ではなく、少し小鉢があるのがよかったみたいで、母も満足そう。そういえば周りのお客様もご年配から家族連れまで幅が広いです。「のらくろ」よりやや高めですが雰囲気も良く銀閣寺方面にお越しの際はオススメです。