お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

阪堺電車の旅 その1

2014年01月31日 17時01分04秒 | 旅先で
お正月が済み、15日に正月飾りを片付け、もう明日から2月です。1月いんでく、2月逃げてく、3月去ってくと言われるように年があけると日が経つのも早いですね。この月末はうちの奥さんが東京へ父のお墓参りという名目で友人に会いに(遊びに)数日間出かけてしまい、残された僕は例によって留守番の日々を送ります。これではいかんと月末の或る日に大阪へ電車に乗りに出かけてきました。だいぶ前にも少しだけ乗ったことがある「阪堺電車」がどうしても気になっていたので終点まで乗りにゆきます。京都から京阪電車で北浜へ。地下鉄に乗り継ぎ、恵美須町にでます。通天閣のすぐそばに小さな駅があり、小さな路面電車が大阪の隣町、堺へトコトコと走ります。1日乗車券¥600を買い求めていざちんちん電車の旅へ。



京都を昼前に出たので、まづお昼ごはんの目的地に向かいます。始発の恵美須町から電車はクルマと一緒にカタコト走ったり、専用軌道をトコトコ走ったり、大和川の鉄橋をぐいぐい飛ばしたりして堺のまちに向かいます。茶の湯の歴史を語るうえではずせない「千利休」の原点の町「堺」に降りたのは初めてです。宿院という駅でおり、目指す洋食屋に向かいます。



昔からありそうなひっそりした商店街があります。





お店の前のショーケースもなんだかいい感じです。自転車が何台も止まっていて地元民に愛されてる感じです。扉をあけて中に入ると1時を過ぎているのに満席です。なんとかひとつ席がありホットします。ハンバーグが定番のようですが、ここは定番のAランチにします。しばし待つと





ハンバーグとトンカツの間にチキンのローストぽいのにチーズを添えて出てきます。ライスの形が涙物です。これで¥650です。昭和21年創業とのこと。もうすぐ70年という堺市民に愛されているお店は「れすとらん浪速亭」です。隣で食べているオムライスも美味しそうでした。ちょっと周辺をぶらぶらして再びちんちん電車の駅へ戻ります。つづく。





謹賀新年 2014

2014年01月06日 17時06分41秒 | 布屋
新年あけましておめでとうございます。
布屋も本日(1月6日)から仕事始めです。(1月1日から 今晩空いてませんか?というお電話をいただいています。が、潔く年末年始はお休みにしています)今年の元旦はお天気も良く、例年通り「お墓参り」を済ませ、親戚縁者のご挨拶を受けるという日でした。新年2日はこれも恒例の「上賀茂神社」へ初詣に行ってきました。





毎年来ますが今年はいつになく初詣の人が多いように感じます。



参道にある鳥居の前に厩があり毎年神馬がいます。今年は午年なのでこの神馬が大人気のようです。神馬にあやかってか、観光バスの団体様用のバッチを付けてる人をたくさん見かけます。例年は子供位しかあげていない「人参」をあげる人で行列です。小さなお皿にのってる人参のうすい切れ端を馬にあげますがきっと神馬も今年は「????」状態でしょうね。



大根炊きもぜんざいも長蛇の列なので我々は今年はパスします。どこかお茶でもということでいろいろ悩んだ末にたどり着いたのが府庁の近くのホテルです。はじめ「イノダ」と思いクルマで向かったのですが、1月2日の午後3時ころなんてとんでもない状態かもしれないので急遽近所にしたわけです。こういう点ホテルはすぐにクルマを止められるし





広い吹き抜けのロビーではお正月らしく「獅子舞」が子供たちに人気です。思わずホテルに勤めていた頃を思い出します。当時正月とは仕事をすることが当たり前だったので、暮れから1月3日くらいまでは必ず出勤していました。着物をきたホテルスタッフの皆さんに思わず「お疲れ様」なんてつぶやいてしまいます。

今年は新年そうそうお天気にも恵まれきっと良い年になるかと思います。今年も健康に留意して頑張りますので何卒「布屋」をよろしくお願いいたします。