雨が降りそうで蒸し暑い京都です。さてつづき。
旅に出て3日間なんてあっという間ですね。もう帰る日です。高知で宿泊したホテルが予想以上に居心地がよかったので最初の予定(朝7時発に乗るつもりでしたが)を大幅に変更して部屋でのんびり作戦を練ります。シングルですが結構広くて窓際にデスクがあり7階の窓の下を路面電車が通りガタンゴトンという音が聞こえて旅の気分が出ます。持参した時刻表(今回はコンパクトな時刻表です)で思案します。今日もお天気です。ホンマ日頃の行いです。8時半になったので駅へ。今日は
高知始発の南風8号からスタートです。先頭車から前よりが自由席で一番前が空いているのでそこに陣取ります。乗車率30%とかなり空いています。発車と同時に運転席横に陣取り慣れないスマホの動画で運転風景を撮影します。帰ったらこの春から幼稚園に行きだした孫と一緒に見るためです。彼は「南風(みなみかぜではなく、正しい特急の名前の”なんぷう”と言います)はディーゼルやで、じいちゃん」と日頃の教育の賜物です。
高知から30分ほどで土讃線は山の中に突入します。四国山地を縦断するので四国随一の車窓風景でしたが今は結構新線に切り替わり長大なトンネルの連続です。でも写真の「大歩危」あたりが川沿いに眺めのいい線路を走ります。1時間ほどで阿波池田に到着。ここで徳島に抜ける「徳島線」に乗り換えます。阿波池田始発の吉野川沿いに走る徳島線ですが平坦な道のりでちょっと予想外。2両連結のディーゼル列車ですが後ろの車両は「回送車」として乗れなくしています。JR四国しか見たことのない節約運転です。減るもんじゃないのでゆったりと乗せればいいのにといつも思います。そして途中の
阿波川島で降りて(写真をよく見ると後方に天守閣が見えます。地元有志で再建した川島城です)ここで後から来る特急「剣山」を待ちます。JR四国の特急名は読みずらいのが多いですね。これは「つるぎさん」ですし宇和島あたりのは「宇和海(うわかい)」です。どうでもいいことですが・・・。この「剣山」が今では珍しくなったキハ185系で運転されてるからわざわざ乗るわけです。自分でも物好きすぎるかと思いますがこの車両もそう長くはないので撮影も兼ねて乗ります。でもあえなく20分くらいで徳島着。
徳島駅は地上駅でホームの端っこから徳島運転所の気動車が見えます。日本全国でも残り少ないキハ40系が止まっています。どこで何時に使われるのかわからないの残念ながらホームから撮影するのみでした。そして
駅前に出ます。ここでお昼は名物の「徳島ラーメン」といきます。老舗の駅前支店で中華そば風のラーメンで満足。まだ帰りまで少し時間があるので乗ったことのない「鳴門線」に乗ります。徳島駅の端っこのホームのベンチに座ってぼんやり列車を待っていたら女の子に声をかけられます。ランドセルをしょった(3年生だそうです)可愛らしい子から「次のに乗るの?」「そう」おもむろに隣のベンチに座って待ち時間に宿題を始めます。この子が人なっつい子で「おじさん 山登り?」リュックにトレッキングシューズなのでそう見えたのかな?「山登りじゃなく観光だよ(電車に乗りに来たなんて言えない)」「鳴門に行くの?」「そう(でも行ってすぐ引き返すなんて言えない)」宿題の答案から名前が見えたので「まかはちゃんって言うんだ。可愛い名前だね」「お父さんがハワイのマカハビーチからとったの」なんて会話をしていたら
一両の鳴門行ディーゼル車がホームに入ってきて乗り込みます。まかはちゃんが先に乗り後から乗った僕に隣に座ってと合図します。そして出発。「おじさんは京都から来たんだよ」と言うと「平安時代の首都ね」だって。そして列車は
長大な吉野川鉄橋を渡ります。「長い鉄橋だね」と僕。するとまかはちゃんが「日本で3番目に長い川だよ、おじさん」と。そして橋を渡り終えた駅で「バイバイ」して、その子は降りてゆきました。あんまり変なおじさんに声をかけないことを(僕も変なおじさんですがもっと変なおじさんに)祈る僕でした。
鳴門駅も末端駅です。改札で切符を見せて乗ってきた列車に再度乗りますというと駅員さんがちょっと苦笑いします。そりゃそうでしょ。徳島まで戻り今度は高松行の特急「うずしお」で高徳線を高松に向かいます。
高徳線も平凡な風景の中を走ります。一瞬海が見えますがすぐ住宅街を走り高松へ。夕方ですがここで「マリンライナー」で岡山へ向かいます。岡山で前回お正月休みで入れなかったお店を思い出しなんとか記憶をたどって駅前を歩きます。スマホで捜せばいいんですが所詮アナログ人間ですね。自分の感と記憶で探し出します。
そうです「ドミグラスソースかつ丼」の味司 野村です。意外なことに入り口にある自販機で「食券」を購入します。そして
ドミグラスと普通の玉子とじの2種類を同時に味わえるセット(子膳)でお腹いっぱいになります。岡山駅でまたまた新幹線の動画を撮って
こだまで帰ります。このこだまは西明石で20分も停まりのぞみ2本に抜かれます。姫路からだと新快速とたいして時間が変わらないかも・・・。新大阪から新快速で京都に着いたのが22時でした。半年分の電車に乗って大満足の「四国くるりきっぷ」でした。長い間 ありがとうございました。完。
旅に出て3日間なんてあっという間ですね。もう帰る日です。高知で宿泊したホテルが予想以上に居心地がよかったので最初の予定(朝7時発に乗るつもりでしたが)を大幅に変更して部屋でのんびり作戦を練ります。シングルですが結構広くて窓際にデスクがあり7階の窓の下を路面電車が通りガタンゴトンという音が聞こえて旅の気分が出ます。持参した時刻表(今回はコンパクトな時刻表です)で思案します。今日もお天気です。ホンマ日頃の行いです。8時半になったので駅へ。今日は
高知始発の南風8号からスタートです。先頭車から前よりが自由席で一番前が空いているのでそこに陣取ります。乗車率30%とかなり空いています。発車と同時に運転席横に陣取り慣れないスマホの動画で運転風景を撮影します。帰ったらこの春から幼稚園に行きだした孫と一緒に見るためです。彼は「南風(みなみかぜではなく、正しい特急の名前の”なんぷう”と言います)はディーゼルやで、じいちゃん」と日頃の教育の賜物です。
高知から30分ほどで土讃線は山の中に突入します。四国山地を縦断するので四国随一の車窓風景でしたが今は結構新線に切り替わり長大なトンネルの連続です。でも写真の「大歩危」あたりが川沿いに眺めのいい線路を走ります。1時間ほどで阿波池田に到着。ここで徳島に抜ける「徳島線」に乗り換えます。阿波池田始発の吉野川沿いに走る徳島線ですが平坦な道のりでちょっと予想外。2両連結のディーゼル列車ですが後ろの車両は「回送車」として乗れなくしています。JR四国しか見たことのない節約運転です。減るもんじゃないのでゆったりと乗せればいいのにといつも思います。そして途中の
阿波川島で降りて(写真をよく見ると後方に天守閣が見えます。地元有志で再建した川島城です)ここで後から来る特急「剣山」を待ちます。JR四国の特急名は読みずらいのが多いですね。これは「つるぎさん」ですし宇和島あたりのは「宇和海(うわかい)」です。どうでもいいことですが・・・。この「剣山」が今では珍しくなったキハ185系で運転されてるからわざわざ乗るわけです。自分でも物好きすぎるかと思いますがこの車両もそう長くはないので撮影も兼ねて乗ります。でもあえなく20分くらいで徳島着。
徳島駅は地上駅でホームの端っこから徳島運転所の気動車が見えます。日本全国でも残り少ないキハ40系が止まっています。どこで何時に使われるのかわからないの残念ながらホームから撮影するのみでした。そして
駅前に出ます。ここでお昼は名物の「徳島ラーメン」といきます。老舗の駅前支店で中華そば風のラーメンで満足。まだ帰りまで少し時間があるので乗ったことのない「鳴門線」に乗ります。徳島駅の端っこのホームのベンチに座ってぼんやり列車を待っていたら女の子に声をかけられます。ランドセルをしょった(3年生だそうです)可愛らしい子から「次のに乗るの?」「そう」おもむろに隣のベンチに座って待ち時間に宿題を始めます。この子が人なっつい子で「おじさん 山登り?」リュックにトレッキングシューズなのでそう見えたのかな?「山登りじゃなく観光だよ(電車に乗りに来たなんて言えない)」「鳴門に行くの?」「そう(でも行ってすぐ引き返すなんて言えない)」宿題の答案から名前が見えたので「まかはちゃんって言うんだ。可愛い名前だね」「お父さんがハワイのマカハビーチからとったの」なんて会話をしていたら
一両の鳴門行ディーゼル車がホームに入ってきて乗り込みます。まかはちゃんが先に乗り後から乗った僕に隣に座ってと合図します。そして出発。「おじさんは京都から来たんだよ」と言うと「平安時代の首都ね」だって。そして列車は
長大な吉野川鉄橋を渡ります。「長い鉄橋だね」と僕。するとまかはちゃんが「日本で3番目に長い川だよ、おじさん」と。そして橋を渡り終えた駅で「バイバイ」して、その子は降りてゆきました。あんまり変なおじさんに声をかけないことを(僕も変なおじさんですがもっと変なおじさんに)祈る僕でした。
鳴門駅も末端駅です。改札で切符を見せて乗ってきた列車に再度乗りますというと駅員さんがちょっと苦笑いします。そりゃそうでしょ。徳島まで戻り今度は高松行の特急「うずしお」で高徳線を高松に向かいます。
高徳線も平凡な風景の中を走ります。一瞬海が見えますがすぐ住宅街を走り高松へ。夕方ですがここで「マリンライナー」で岡山へ向かいます。岡山で前回お正月休みで入れなかったお店を思い出しなんとか記憶をたどって駅前を歩きます。スマホで捜せばいいんですが所詮アナログ人間ですね。自分の感と記憶で探し出します。
そうです「ドミグラスソースかつ丼」の味司 野村です。意外なことに入り口にある自販機で「食券」を購入します。そして
ドミグラスと普通の玉子とじの2種類を同時に味わえるセット(子膳)でお腹いっぱいになります。岡山駅でまたまた新幹線の動画を撮って
こだまで帰ります。このこだまは西明石で20分も停まりのぞみ2本に抜かれます。姫路からだと新快速とたいして時間が変わらないかも・・・。新大阪から新快速で京都に着いたのが22時でした。半年分の電車に乗って大満足の「四国くるりきっぷ」でした。長い間 ありがとうございました。完。