お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

鉄旅 2019 伯備 小倉の旅 その2

2019年06月24日 20時27分37秒 | 旅先で
雨は降りませんが、蒸し暑い京都です。
さて倉敷のつづき。
倉敷から伯備線に乗り、次の目的地を目指します。去年も同じように貨物列車を撮影しましたが、今回はそんなに山の奥まで行かずに15分くらいのところにある駅に降り立ちます。



豪渓駅です。もちろん無人駅。いろいろ撮影地をどこにしようか悩んだ末に駅から近くて、安全な場所にします。こういったときに役立つのが「お立ち台通信」というマニア向けの本です。いろんな人が全国各地の撮影名所を案内する本でもう20冊くらい発行されています。興味のない人は、どうでもいいことですが。さて駅から10分くらいのポイントに陣取ります。去年の備中川面に比べると単純な地形なので誰もいません。ここで目的の列車まで1時間半ほど待ちます。待っている間も例の「やくも」や黄色の通勤電車が次々と現れるので飽きません。1時間半ほど待つと岡山から来る貨物列車とそのあと30分ほどで反対からは岡山行がくるので効率がいい駅です。岡山から来る時間になりました。カメラを構えて、カメラの各種チェックも行い、踏切のカネの音もなり万全の態勢で前方を注視します。すると突然背後から列車の音!えーーっ、30分後に来る筈の岡山行が通り過ぎます。予想外の出来事にすぐ対応できずに敢え無く見送ります。呆然とする中今度は来ました。気を取り直してカメラを構えます。



原色の「ロクヨン」なのでこの1枚で我慢します。しかし「何故?逆向きのほうが先に来るのか?」こういった時刻表に載っていない貨物列車ですがマニアの間では「貨物時刻表」が1年に1回販売されていて、最近は貨物のサイトもあって今回はそのサイトにある時刻表で慎重に時間を確認してきたのに・・・。仕方なくトボトボと無人駅に引き返します。倉敷に戻り少し先の新倉敷で新幹線に乗り換えます。そうです、このおとなびフリー切符は新幹線も乗れるので一駅ですがわざわざ「こだま」に乗ります。



デビュー当時は最新型の車両で華々しく東京と博多を往復していた「500系」ですが今は8両と短編成化されて、細々と「こだま」で活躍しています。あっという間に「福山」です。今夜の宿は



駅前にある「ニューキャッスルホテル」です。普段のビジネスに比べて久しぶりの「ちゃんとしたホテル」です。しかもフロント君に「おひとりですが広めのお部屋をご用意しています」と通されたのが



ツインのシングルユースです。ま、下層階の部屋ですがでも30平米くらいあるので逆にちょっと落ち着けません。福山では事前にノキロのヨーコさんに聞いていて行きたかった居酒屋の「自由軒」が定休日で残念無念です。前まで行って写真を撮って適当な中華屋で晩御飯にします。次回 福山に来たら是非訪問しよう!



翌朝、新幹線が行きかうのが眺められる福山のホテルですが先があるので出発です。今日は少し観光の予定です。福山を8時36分発の「こだま」で3つ先の東広島へ。



新幹線の駅とは思えない木造ぽい駅です。ここから路線バスで西条へ。



山陽本線の西条のほうが立派な駅です。駅前から



酒蔵巡りをスタートします。でも時間はまだ午前10時前なのでしかも平日なので誰も歩いていません。駅からすぐにあるのが



天下の銘酒「賀茂鶴」です。なにしろ広いので吃驚です。伏見の月桂冠も酒蔵が見学できますが、昔から残された白壁の酒蔵が立ち並び圧巻です。



他の酒蔵はほぼ土日限定のようですがここ賀茂鶴は建物の周囲を歩けます。そして見学と売店の建物がありちょっと入ってみます。さすがに平日の朝なので係のおじさんも「おやっ」という対応をされますが「試飲します?」とうれしい言葉。
大吟醸とかを呑ませてもらいます。残念ながら先があるので買うのは控えます。



次に「賀茂泉」へ。ここは土日限定のようですがオモテから覗いていたら「どうぞ」と声がかかり、ちょっと呑まれます?なんて嬉しい言葉。賀茂泉では「生原酒」を2種類いただきました。酒瓶は重いので紺地の前掛けを購入します。いい気分でふらりと歩きます。





でも他の蔵はみんな土日限定のようでちょっと残念ですが先があるので駅へ戻ります。



ここからJR西日本広島エリアの新型電車で次の目的地へ向かいます。つづく。




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