お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

秋も終わりに。

2011年12月20日 10時58分29秒 | 京都観光
三条パクチーで母娘と別行動となった僕は一路自転車で東へ向かいます。河原町周辺から南禅寺方面へ向かう時にはいつも二条大橋を渡りますが旧ホテルフジタ跡地は新しいホテルの建築が始まっています。

素晴らしい立地に外資系ホテルが出来ます。二条通りを真っ直ぐ進み、動物園の北側から南禅寺へ向かいます。

さすがに紅葉シーズンが終わり南禅寺も静かな佇まいです。人も少なく、ゆっくりと南禅寺を歩きます。

ひとりでぼんやり歩いていると、子供の頃この水路閣を写生したことを思い出したりします。

方丈の「虎の児渡しの庭」は縁側にちょうど西陽があたり、訪れる人が誰もいないので静かに過ごせます。12月中旬とは思えない穏やかな日差しが気持ちよかったです。そして、その足で隣の「永観堂」へ。

拝観料¥600を納めて堂内へ。永観堂にはまだ少しもみじが残っています。よく考えたら永観堂へ拝観料を納めて中に入るのは初めてです。結構広い境内になので、こんなに広かったっけ・・と独り言がでます。実は高校が永観堂と南禅寺の間にある学校だったのですが(よく考えたら先日紹介した息子の高校より京都らしい)ご多分に漏れずそのころはありがたくお寺なんかに行きませんからね。確か昔は秘仏だった「見返り阿弥陀如来」もじっくり拝観しました。よく写真に出ていますが意外に小さいので驚きます。そして長い階段をあがり多宝堵へ。

誰もいない夕暮れの京都を眺めながら

この1年を思い返します。今年は大きな自然災害があり、あまり良い年ではありませんでした。布屋も町家の規制で今年はつらい1年でした。でも来年早々には、いつもお世話になっている建築家の尽力で元の姿に戻ることができます。同じように東北地方の復興も進みますようにと念じながら暮れゆく京都をいつまでも眺めている僕でした。合掌。

お休みの日のお昼ごはん 

2011年12月18日 16時33分33秒 | 京都で食べること飲むこと
今年の7月から年中無休(年末・年始除く)で宿をしています。年中無休といっても、恒例の旅行とか特定日は休みますが・・・。でも今年の秋のハイシーズンは、休まず営業しました。12月中旬になってやっとお休みがとれました。そこで久しぶりのお昼ごはんに出かけます。どういう訳か娘も有給休暇を取っていて3人で自転車で繁華街へ。母と娘はエスニック系のランチを計画。今回は三条御幸町にある「三条パクチー」を目指します。以前河原町にある「パクチー」へ行きましたが、なんと2号店が三条に出来ました。

本店同様、店内はタイの屋台風に作ってあり、オモテも本店同様ビニールシートを開けて入ります。
何種類かあるランチはだいたい¥500台です。勿論3人で別々の品を注文します。

娘はグリーンカレー。

母はバジルチリ炒めごはん

僕はタイ風焼きそば・伝票は洗濯ピッチに挟んであります。

そしてサイドメニューの生春巻きとスパイシーなから揚げ。勿論、一口ビール。

エスニックなランチに満足げな母と娘。
このあと彼女たちはデパートへウインドーショッピングに。お父さんはどこか勝手に行ってきて・・・だって。
ごく平均的な日本の家族の姿でした。

”紅葉”2011

2011年12月01日 20時20分29秒 | 京都観光
今日は12月1日。師走。カレンダーはもう一枚だけになりました。昨日の暖かさが嘘みたいに、どんよりとした曇り空の京都です。新潟から帰ってからずーっと休みなしで働いています。そして11月が、あっというまに終わってしまいました。今年は紅葉が遅く、いつもなら見ごろの頃に来られたお客様は口々に「まだ青いです」とがっかりして帰ってこられました。そして11月も終わりになってやっと見ごろを迎えました。休みなしで遠くへいけないので、先日ちょこっと御所へ自転車で出かけてきました。

烏丸に近いところから順に

曇り空であまりきれいに撮れませんが

きれいに色づいていました。

今出川に近い大銀杏も丁度、葉が落ち初めです。

昼間暖かかったので普段の作務衣のまま出かけたら夕方になり風も出てきて寒くなり早々に帰ってきました。
自転車で20分くらいの紅葉巡りでした。