お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

下鴨納涼古本まつり 2012

2012年08月19日 16時52分02秒 | 京都観光
お盆の時期に毎年行われる下鴨神社納涼古本まつりに今年も出かけてきました。午前中に清掃作業を済ませ、自転車で御所を抜けて行きます。お昼ごはんは、前から気になっていた荒神口にある中華の「琢磨」で日替わり定食をいただきました。おじさんが料理して、おばさんが運ぶというもっとも理想的なスタイルのお店です。ちょっと遠慮して写真を撮らなかったことを後悔しています。丁度ランチタイム終了間際だったので雰囲気的に撮りづらかった訳です。また今度行ったら撮影しよう。
さて、まづ下鴨神社にお参りします。



下鴨神社へは出町の三角州の細い道を北に向かうと、糺の森の入口に自転車置き場があり、そのまま糺の森を抜けて、まづ本殿へ。



お参りした後、御手洗池ではみなさん足をつけて涼んでいます。



始めはなんか目立っていた宝泉の茶店も今ではなくてはならない存在に。かき氷が美味しそう。



茶店を通り過ぎるといよいよ古本市です。真ん中あたりの事務局まえで「うちわ」をもらい、順にお店を廻ります。



うちわで蚊を追いやり、うちわで暑さを幾分和らげますが、ペットボトルに水を入れて持ってくるのを忘れてしまい、半分くらいでちょっと思考能力が減退してきます。ほかの人が「3日くらい来ないと全部見切れへんで」と会話していて、思わず頷きます。

今回は写真集とか、一冊¥300だった宮脇俊三の紀行本を3冊とか6冊くらい購入して鴨川を下ります。



出町の三角州は子供たちが水に入って涼しそうです。さてどこかで珈琲をと思案します。ここで一人でゆっくり買った本を見定める適当な店が思いつきません。百万遍の進々堂、六曜社、スマートも考えますが、なんか違うなあ。自転車は丸太町の橋も越えてしまい、結局イノダ本店に向かいます。ところがお盆の時期で、お店の中は行列です。やれやれ。そうだ!イノダの三条店があった。昔は一人の時は結構重宝していた店です。店に入るとうまい具合に円形のカウンターには2,3人しかお客さんがいません。ほっと一息です。さっそく買ったばかりの写真集を眺めます。



山口瞳の本です。定価3800円が700円でした。これは収穫です。



久しぶりに外で飲む珈琲は格別です。一人の時は、イノダ三条店の丸いカウンターが一番ですね。思い出してよかった!





京の七夕 2012

2012年08月07日 17時32分34秒 | 京都観光
今日の京都は、少し日差しが和らぎ、打ち水もすこし長持ちしています。いよいよ今晩「なでしこジャパン」も卓球の愛ちゃんもガンバレ!
さて今年も堀川の遊歩道で「京の七夕」が行われています。普段は近所の人しか歩いていない堀川の遊歩道ですが8月4日から13日まで開催される「京の七夕」にはたくさんの方が来られます。昨夜ちょっと僕も散策してきました。



なぜ8月に七夕と思われますが、お雛さまもそうですが旧暦にあわせて行われます。堀川の遊歩道の二条城前から晴明神社近くの一条までをいろいろな飾りつけで目を楽しませてくれます。



二条城あたりは著名人の言葉が行燈に添えられ並んでいます。寂聴さんや千玄室元家元、陸上の朝原、奥野ご夫婦(実は近所にお住まいです)もあります。



次に光の友禅流しがあります。



光の天の川がきれいです。



短冊には近所の幼稚園児の願い事が・・。



仙台よりもメッセージが届いています。



約1.5キロの七夕の散策でした。
同じ催しが鴨川でも繰り広げられています。

実はこの遊歩道がうちの奥さんの夜のトレーニングコースなんですが、この期間は御所とか二条城とかにコース変更を余儀なくされています。
(なんと3往復毎晩早足で歩いています。)

三条商店街ぶらぶら その3

2012年08月03日 17時10分01秒 | 京都で食べること飲むこと
今日も空はギラギラ照りつける太陽が36度近くまで気温を上げています。お客様が帰られた後の大仕事が、冬の掛け布団干しです。お泊りのお客様はお気づきですが、布屋では夏用と冬用の掛け布団の2種類があります。冬用から夏用に替えるころは大体梅雨の時期なのでとりあえず布団をしまい、夏の太陽が出るころに屋根で布団干しをしますが、これがなかなかムツカシク、太陽と雲の動きを見極めて干さないと、突然雨でも降ろうものなら大変です。ここ数日は大丈夫そうなので、順に干していきますが、屋根が”かんかん”に熱くなっていてなかなか大変なのです。それはさておき「あみたつ」のつづき。

実はこの鮮魚屋さんが夜になると



このようになります。いつも近くを通るうちの息子が三条商店街にスゴイ居酒屋があると報告を受けた我々「居酒屋同好会」(会員我々2名)が少し前に調査に出かけてきたわけです。



昼間の鮮魚のお店に、ビールの空きケースで椅子が作られて



冷蔵ケースの上に、コンパネで作った板が置かれ、なんとテーブルになります。冷蔵ケースなのでテーブルもすこし斜めになります。
しかし、しかしですよ、出てくる品はどれもスゴイ。



刺身の盛り合わせも、ホンマこの値段でいいの?という料金設定です。ビールも同様。お店もなんか素人風ですごくいい雰囲気です。
うちの奥さんが矢継ぎ早にオーダーして、出てきたものがすごいボリュームで、食べるのに忙しくて、思わず写真を撮るのを忘れてしまうほどです。日曜と月曜がお休みみたいです。

魚好きのうちの奥さんが、また行きたいといつも言ってます。おわり。





三条商店街ぶらぶら その2

2012年08月02日 17時19分17秒 | 京都で食べること飲むこと
只今外気は35度。うちの場合お向かいが全面的にガレージになったので、西日がガンガンで打ち水効果がまったくありません。あと1週間くらいはこの暑さが続きそうです。
さて三条商店街のつづき。


この商店街活性化の第一弾?としてオープンしたカフェ「さらさ3」の前は相変わらず自転車がいっぱい並んでいます。夜は気軽に食事ができるので若者に人気です。


そして靴修理のお店があります。


自転車屋さんの「ナチュラルサイクル」です。その昔「さらさ」がまだ三条に一軒だけしかなかった頃(町家店舗のはしりだった)その1階にあったのがナチュラルサイクルでした。


そしてちょっと気になる中華屋さんがあります。(次回ここに来ようかと思ってます。)


中ほどにあるのが「パンスケープ」というパン屋さんです。

小麦を石臼で自家製粉した挽きたての小麦粉を使用したパン屋さんです。
もっちりした味わいのパンは滋味があふれます。サンドイッチも美味しそうです。最近我が家では「フィルアップ」と人気を競っています。


そして魚の卸屋さんの「あみたつ」があります。
ここがスゴイ。つづく。




三条商店街ぶらぶら その1

2012年08月01日 19時27分17秒 | 京都で食べること飲むこと
堀川丸太町からバス停で三つ目が堀川三条です。その堀川通りから三条通りを千本まで約1キロほど昔ながらの商店街のアーケードが続きます。ここが只今うちの奥さんのお気に入りです。先日久しぶりにお休みが出来たのでお昼ごはんに出かけてきました。



魏飯夷堂(ぎはんえびすどう)という築100年ほどの町家を改装した中華料理店です。もともとは味噌屋さんだったようでオモテには看板がそのまま出ています。入口に厨房が設えてあり、もともとの台所が客席になっています。うちの通り庭にあたる部分に椅子席が作られていて高い天井の下でご飯を食べます。我々としては、ちょっと変な感じですが、町家らしさは感じられます。ここのランチがボリュームたっぷりです。いろいろある中で¥800のランチに小龍包とデザートをプラスして¥1000です。



まづ小龍包のスープ(ぶちゅっとつぶすとスープが出てきます)が美味しい。

そして僕は

豚肉と夏野菜の唐辛子炒めです。

うちの奥さんが

芝海老とネギの、みょうがのあっさり炒めです。

休みだから生ビールも行っちゃいます。店の雰囲気も上海の大衆食堂をイメージしたとかで、上海から来ている点心師が作る本格的な味がかなりリーズナブルで、夜にまた来たいねということで意見が一致しました。

そして商店街をちょっとぶらぶらします。



老舗の仕出し屋さんをのぞいたり



お豆腐屋さんの店先で 湯葉を作っていたり
(ここの豆乳ドーナッツがまた 美味しいです)

ぶらぶらはつづく。