お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

18きっぷで 今度は鞆の浦へ その2

2014年08月30日 16時55分52秒 | 旅先で
今年の夏は残暑が厳しいとの予報がありましたが、京都の今朝の気温は21度でした。相変わらず突然雨が降ったりして日中も結構過ごしやすいです。今年はビヤガーデンの営業が大変だろうなあと友人のホテルのことが、ちょっと心配になります。さて鞆の浦のつづき。お腹ペコペコ状態ですが久しぶりに会ったのでノキロさんと信州の宿の話とかでうちの奥さんと盛り上がり、なかなか先へ進めません。やっと腰があがりすぐ近くの鞆の浦 魚処「鯛亭」の暖簾をくぐります。色々メニューがありますが、ここは「鯛めし」だろうと一致して「鯛めしデラックス」をオーダー。



メニュー写真よりも内容がいい「先付」!(こういうところにご主人の人柄が出ますね)でビールを一杯。もう2時半も過ぎてお店は我々だけです。そして



おひつに「鯛めし」がたっぷり。やっと人心地つきます。ノキロさんのご主人がいるお店を訪ねる前に少し町を散策します。細い路地をぶらぶら歩いていると長い階段の先に見晴らしのよさそうな歴史民俗資料館があります。ここは高いところに登るべしとのセオリー通り階段を登ります。すると





予想通り鞆の港を一望する展望台があります。(あとで聞きましたがこの港を跨ぐように橋を架ける計画だったそうで、取りあえず中止の方向でよかったのではと思います。でも細い生活道路を利用されている町の人々の要望も理解できますが・・)ここから鞆のシンボル「常夜燈」が見えます。時間もないので港に向かいます。



白壁の路地を歩くと





結構いろいろなお店があります。(月曜なのでお休みが多いです)



みなさんここで記念写真を撮っています。



港には蔵を改装して「カフェ」とか「甘味どころ」とかがあります。





事前に調べてこなかったんですが港の近くに重要文化財「太田家住宅」があり折角なので見学します。入館料を支払うと地元のボランティアのシニア世代の方が館内を説明してくれます。ところがこの屋敷が驚くほど広い。主家から保命酒醸造蔵等9棟もあり、思った以上に見ごたえがあり、懇切丁寧に説明して頂くおじさんは「太田家住宅を守る会」会員さんでちょっと質問なんかすると余計に熱が入ります。予定を大幅に過ぎ、今日の2番目の目的地「市営渡船のりば」に急ぎます。



こののりばの2階でノキロさんのご主人がカフェを任されています。階段をあがりドアを開けるとなつかしい顔が現れます。展望カフェ&ギャラリー「SHION」です。展望と謳うように大きな窓から一面瀬戸の海が広がります。





窓の下を向かいの仙酔島に渡る船や行き交う漁船とかを眺められるようにカウンター席が設えられています。ケーキセットも素敵な器で提供されますが、彼と話し込んでうっかり写真を撮り忘れました。鞆の浦にお越しの際は、是非ギャラリーとカフェで実感してください。というわけで結局4時のバスには乗れず福山に戻りノキロ奥様に教えてもらった福山ではここでしょの居酒屋「自由軒」も魚なら「魚鮮」もあっけなく時間切れで立ち寄れなくなります。
福山駅には17時30分くらいに着いたので、急いで駅ビルの「阿藻珍味」でお土産を買って(こういう時うちの奥さんのスイッチが入ります)同じく食堂でチョイ飲みセットでビールを2杯!のんで18時45分の快速で福山を後にします。岡山で普通に乗り換え、姫路で新快速に乗り継ぎ京都には23時09分に帰ってきました。しかしJRはスゴイですね。ゼンゼン時刻表通りに帰って来れます。こうして18きっぷ満喫の旅を終えます。長々とありがとうございました。












18きっぷで 今度は鞆の浦へ その1

2014年08月27日 11時41分46秒 | 旅先で
以前は8月後半もご予約を頂いていたのに今年はどういう訳か日曜、月曜と予約がありません。伊勢に行った18きっぷが2枚残っていて、それでは以前から行きたかった広島県福山の近くの「鞆の浦」を訪ねることにします。岡山から先の福山までJRで行って福山からはバスになります。京都から岡山方面へ18きっぷで普通列車を乗り継で行く際にネックになる区間が姫路~岡山間です。姫路までは新快速で快適に行けます。岡山から先も列車本数はかなりあります。ゆえに姫路~岡山間の時刻をまづ確認してから京都の出発時間を決めます。まづ京都7時14分発の姫路行に乗車。ちょうど通勤時間帯なのでここは100%坐れません。大阪で乗客が殆ど入れ替わり、ここで席を確保。姫路には8時50分に到着します。地上駅から2階駅に変わったホームから工事の足場がとれた姫路城が臨めます。某新聞の見出しにあったようにしっくい壁と屋根瓦も白いので遠くから見るとホント「白すぎ城」です。姫路9時10分発で相生へ。相生で岡山行に乗り換えです。



相生9時33分発の電車はローカル色の旧式電車です。僕たちと同じような18きっぷの「シニア層」?!が大量に乗り換えます。最近の18きっぷの利用者は「青春18きっぷ」とは名前ばかりで、学生より60歳以上の団体が圧倒的に多いですね。皆さん元気に大声で会話するから車内はかなりニギヤカです。この区間も今回は余裕で席につけます。(結構この区間の電車は3両とか短いんですが、今回は6両編成でした。)岡山10時50分に乗り、福山には11時49分に到着です。



駅前のバスターミナルで丁度、正午。5時間弱かかります。うちの奥さんが「お昼ごはん」どうしよう?と呟きます。朝ごはんが早かったのでお腹がペコペコです。でもここは目的地の「鞆の浦」でなにか捜そうということでバスターミナルに向かいます。地元のともてつバスで約30分。



終点「鞆港」で下車します。海の匂いのするバス停のすぐそばに江戸から昭和初期にかけての町並みが立ち並んでいます。





坂本竜馬ゆかりの「いろは丸事件談判跡」や



鞆の津の商家が細い路地に続いています。



保命酒や鯛味噌のお店とかが次々と現れます。そして今回の旅の目的地「gallery shop MASUYA」が見えてきました。



坂本竜馬の隠れ部屋が残る「枡屋清右衛門宅」の入口土間を利用してギャラリーショップを営んでいる「ノキロ・アートネット」さんを訪ねます。



布屋のオープン(2003年だからもう12年前になります)とほぼ同じ時期に西陣の町家を自分たちで改修してギャラリーショップを営んでいました。当時「町家」「改修」「夫婦ふたり」という似たキーワードでお店を始めたので雑誌によく一緒に載せてもらいました。別冊クロワッサンの「暮らしの形を考える・京都のデザイン」2004年刊はとても懐かしい一冊です。4年ほど前にご主人のご実家福山に拠点を移されてからは、時折京都に来られた時に布屋に顔を出してくれていますが、なかなか僕たちが行けなかったので、今回意を決して?!鞆の浦にお邪魔した次第です。MASUYAのギャラリーショップはそんなに大きくはありませんが、相変わらずセンス良くその時のテーマに合わせた品々をディスプレーされています。京都の作家さん(陶芸教室をされてる涌波さん)や、うちに泊まられた信楽の作家さんもありました。いろいろ話がありますが、もう2時を廻り、お腹ペコペコ状態も限界です。ギャラリーの方はノキロさんの奥様の担当です。お互い食にうるさいうちの奥さんとノキロの奥さんの意見交換の結果近くのお店に決定します。急げ!つづく。






18きっぷで 伊勢へ(その2)

2014年08月20日 19時11分33秒 | 旅先で
今日も京都は晴天でした。おかげさまで冬用の毛布も干すことが出来ました。大変な災害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。京都の天候に感謝しています。さて伊勢のつづきです。
亀山からの1両のワンマンカーの超混雑も少し先の「津」を過ぎると空席が目立ちます。すぐ横を近鉄電車が6両で快適に伊勢や鳥羽を結んでいるので我がJRはやはり厳しい営業環境にあるわけです。ま、のんびりとした18きっぷの旅は、それもまた良しとします。1時間あまりで「伊勢市」に着きます。



駅を出るとすぐ伊勢神宮の「外宮」があります。曇りのち雨の予報が大きく外れて真夏の空色です。ここまで来たのでやはり伊勢神宮に参拝します。基本的な伊勢の旅はこの駅から近い「外宮」にお参りし、バスですぐ近くの「内宮」にお参りし、おかげ横丁で赤福餅を食べるというパターンが王道です。まづ外宮の参道をすすむと



流石ですね、木造3階建ての旅館もあります。



お盆休みとあってかなりの人です。



昨年遷宮されたばかりで清々しい神殿にお参りして、駅へ戻ります。王道のコースを大きく外れて伊勢市駅の反対側に向かいます。時間は正午になり、カンカン照りの真夏日になって来ました。お昼の時間です。伊勢に来たら「伊勢うどん」でしょう。という訳でここは椎名誠の「麺の甲子園」に出ている「つたや」を目指します。この店があるのが「蔵の町・河崎」です。



駅裏の道を案内板どうりに10分くらい歩くと古い街並みが続いています。





いい感じの古本屋もあります。



町おこしなのか結構若い人たちのお店がかなりあります。カフェやイタリアン、エスニック、着物のお店もあります。



そして河崎の町並みの奥の方にめざす「つたや」が見えてきました。お盆期間なのでお休みを心配していましたが暖簾が出ている!



外観は普通の町のうどん屋さんです。ガラガラと入店。ちょうどお昼時ですが席は空いてました。店内にある品書きをみて即座に注文します。



「焼き豚伊勢うどん」です。



結構やわらかめのうどんにここのタレは見た目よりぜんぜん塩っぱくなく上品な味わいです。店内は僕のように明らかな観光客風から、意外と近所の子供を連れたお父さんや地元民の比率が高いです。地元のオーダーは「冷やし中華」とか「チャーハン大盛り」とか「ラーメン」とかがよく出ています。みんなに愛されているお店なんだ。満足して勢田川に面したベンチで川風に吹かれてぼんやり時を過ごします。おかげ横丁の赤福の茶屋もいいですが、こんな風にのんびり川風に吹かれてぼんやり過ごす旅もよしとします。帰りの列車の時間までちょっと古本屋に寄ってみます。ところがこの古本屋「ぽらん」の書棚がすごい。どうせこんなところでやっている古本屋なんてたいした品ぞろえを期待していませんでしたが・・。結果、帰りの列車を1本乗り遅れてしまいました。旅の途中なのでここは2冊だけにしましたが、なかなか興味深い内容のお店でした。結構持ってる本とかあったりして、好みがあうようです。端っこにはレコードも売ってます。バド・パウエルからビートルズまでありますが、レコードまで見ていたら帰れなくなってしましまう。いそいで伊勢市駅まで向かい、亀山行にのります。



今回亀山に来たのは、旧型のディーゼル車の写真を撮ろうと思ってたのに、この「キハ11」ばかりです。ところが最後に帰りの関西本線「加茂」行の普通列車を待っていると



やっと現れてくれました。国鉄色風の「キハ40」です。このタイプは紀勢線に使われているようです。ま、とりあえず写真に収めたので満足して、2両編成の「キハ120」に揺られて関西本線で帰途につきます。この山の中を走る関西本線の車窓も楽しみにしていましたが、西陽が、がんがん入るため乗客の皆さんはすぐにカーテンを引いてしまい(この車両はブラインドではなく、カーテンなんだ)まったく車窓を愉しめません。皆さーんカーテンを開けて、多少の西陽は我慢して車窓を愉しもうよ!と叫びたい僕をのせて終着「加茂」に無事到着しました。



このまま京都に帰るのがなんか消化不良なので「加茂」から奈良経由「JRなんば」行に乗って終点まで行きます。(我ながら、物好きですね)「JRなんば」なんて駅は昔は無かったと思って、帰ってから古い時刻表をみたら、昔の「湊町」駅だった。大阪環状線で大阪から新快速で京都に帰ってきたら21時ころでした。これだけ乗ったから「18きっぷ」のもとは取れたと満足して帰宅します。お疲れさん。おわり。












18きっぷで 伊勢へ(その1)

2014年08月19日 20時37分00秒 | 旅先で
久しぶりに夏空になりました。台風や豪雨でずっとお天気が悪くて、夏の一番の仕事「布団干し」が出来ませんでしたが、やっと今日は冬布団を屋根に干しました。しかしカンカン照りなので屋根もじりじり焼けついていて大変です。僕がこんなに大変な仕事をしているのに、うちの奥さんは「女子会」とやらで涼しい貴船にさっさと出かけてしまいます。やれやれ。
さて先日チケットショップで18きっぷの半端3枚を見つけたのでお盆休みの8月15日に伊勢方面に出かけてきました。この時はうちの奥さんは孫守りなので、ま、お互い様なのですが・・・。当日普段はなかなか早起きが苦手ですが、子供と同じで朝5時15分に目覚ましなしで起きれてしまいます。雨の予報なので地下鉄で京都駅へ。京都6時50分過ぎの電車で草津へ。草津からは草津線で柘植(つげ)へ。この時期のローカル線は結構中高年の18きっぷ愛用者がたくさん乗っています。関西本線とは名ばかりのローカル線の柘植駅はその昔高校生の頃蒸気機関車を追って何度も降り立った駅です。



草津線のローカルな電車の終点が



柘植駅です。45年くらい前はこんなに長いホームも当たり前の駅ですが、今は2両の気動車が長いホームの真ん中をひっそりと、行き来しています。ここからシャープの液晶テレビで有名になった亀山までに山越えがあります。鉄道ファンの間で有名な「加太越え」です。柘植から乗車した2両編成の気動車は結構混んでます。いちばん後ろの窓から景色を眺めます。



昔は蒸気機関車があえぎあえぎ登った「加太トンネル」も新型の気動車(キハ120系)はすいすい走ります。



スイッチバックの信号所があった「中在家」も夏草の下に線路あとが見えるだけです。



ファンの間で人気が高かった「大築堤」もあっけなく通り過ぎてしまいます。しかし高校生のころは、この線路の脇の道を(犬走りといいます)カメラをぶらさげてトボトボ歩いたものです。もちろん鉄橋は線路の真ん中の踏み板を(網なので下に流れる川にびくびくしながら)渡って歩いたものです。駅から相当な距離を重いカメラと三脚をもって当時の鉄道雑誌には列車ダイヤが付録で付いていたのでお目当ての蒸気機関車の時間にあわせて撮影地点に歩いて行く訳です。今でいう「撮り鉄」でした。線路を歩くなんて今の時代にそんなことをしていたら警察沙汰です。昔は、のんびりした時代だったんですね。デジタルカメラの時代になり、最近は「乗り鉄」になった僕ですが。



そして列車は亀山に到着。蒸気機関車の時代は、関西本線、参宮線、紀勢本線の乗換駅で活気があり、駅全体が煙で淀んでいたのに、今は完全にローカル線の駅になってしまい、ひっそりとしています。しかも名古屋方面は電化されていて、JR東海の新型電車が止まっていて時代の流れを感じます。18きっぷの一団はここから鳥羽行の普通列車に乗り換えです。鳥羽行の普通列車は亀山始発ですが、やってきた車両をみてホームにいた皆がエッと叫びます。ワンマン気動車がなんと1両です。この夏休みのシーズンに伊勢、鳥羽にいく列車が1両とは・・・。ぎゅうぎゅう詰めで出発です。つづく。




下鴨納涼古本まつり 2014

2014年08月17日 20時25分50秒 | 京都観光
今年も下鴨神社糺の森で恒例の納涼古本まつりがありました。ところが全国的な天候不順が京都も例外ではなく、台風の関係で開催日が一日遅れてしまいました。布屋もお盆休みに入り、8月13日に ちょっと出かけてきました。いつもなら早めに出かけるのにお盆休みで娘がやってきて孫の子守りや、ついつい一緒になってお昼寝を!していたら夕方になってしまい、あわてて自転車で下鴨神社に駆けつけました。





午後4時過ぎに着いたら、すでにいろいろ買い集めた人たちとすれ違います。ちょっと焦って各お店を見ていきますが、例ののんびりした場内アナウンスが「あと1時間の午後5時半で本日の営業は終わりますよ。まだたっぷりありますから、ゆっくりご覧ください」なんて放送しています。





なにしろ広いし、古本の量も半端でないので、ゆっくりなんてみてられません。やはり余裕をもって半日くらい見てみたいですね。という訳で、今年は時間切れでなんとなく3冊ゲットして終わりました。





夕暮れちかくなり糺の森も静かになっていきます。10月末にある「秋の古本市」でリベンジを誓い、帰途につきます。



京の七夕 2014

2014年08月06日 20時30分35秒 | 京都観光
毎年この夏の時期に恒例となった「京の七夕」が今年も8月2日から11日まで開催されています。堀川会場は「布屋」から徒歩3分なので今週のお泊りのお客様は是非行ってみてください。という訳で昨夜8月5日の20時前にちょっと偵察に行ってきました。二条城も夜間入場は無料ですが、ちょっと時間の関係で僕は二条城前の堀川会場入り口からスタートです。



提灯でお出迎えです。



スタート地点には 各界の著名人の「メッセージ行燈」があります。ホテル時代の友人と親しい「こがん」さんもメッセージを寄せてられます。



光の友禅流しは 毎年この位置ですね。



堀川丸太町橋には去年までなかった「イズミヤ」があります。深夜0時まで営業しています。(布屋の門限は22時ですが・・)



丸太町橋には 出逢い星 ORI★HIKO があります。確か去年はなかったような・・





願い七夕がきれいです。平日ですが結構な人出です。



七夕イベントのメイン「光の天の川」です。



これはグレードアップしています。結構皆さんの写真タイムなのでかなり渋滞しています。このあたりが「下立売橋」あたりです。



ちょっとよく解らない光のオブジェです。「天の川」を過ぎたあたりで切り上げられる人も結構多いです。



中立売橋あたりでは模型の「市電北野線を走っていたチンチン電車」が動いています。



終点近くの中立売橋を越えると



少し広くなった河川敷の階段を利用して広場が出来ています。



夜店も出ています。缶ビール¥300、ジュースは¥100です。すごい良心的価格。





なんと今年は金屏風のステージで「上七軒の舞妓さん」の踊りが見れます。かなりの人が団扇片手に楽しまれています。



一条を過ぎるとぐっと人が少なくなりホタルの森があります。



かなり暗い中をすすむとホタルに似せた照明があります。(7月初めころにはこのあたりで本当のホタルが見れます)



そして「晴明神社」が夜間も参拝が出来ます。これでゆっくり見てうちへ帰ると丁度1時間くらいです。今週のお客様は、是非ご覧くださいね。






御所周辺ちょこっと散歩(中華・パン屋・雑貨屋めぐり)

2014年08月02日 17時37分09秒 | 京都で食べること飲むこと
8月に入りました。今夜から「京の七夕」が始まります。直ぐ近くの堀川通りで七夕の飾りつけを楽しめます。初日の今夜は生憎の小雨模様ですがそんなにきつくないのできっとたくさんの人が来られるでしょう。前日の昨夜試験点灯があり、お泊りのお客様が二組とも見てこられました。空いていてとてもよかったとのこと。前日が穴場かも・・。
さて先日またまた宿泊客がゼロの日があり、こういう日は普段行けないランチとかに行くことにします。うちの奥さんが何回か行っていて話に聞いているお店のひとつに中華の「燕燕(えんえん)」があります。僕的な中華は「七福家」とか大衆的になるので今日はちょっと女性好みなお店にします。自転車で御所を抜けて寺町今出川あたりの御苑内に駐輪していざ。



外観はちょっと中華に見えません。



ドアをあけて中に入ると中華料理屋のイメージはなく、ちょっとおしゃれなカフェみたいなインテリアです。その時のお客様は全員女性で男性は僕一人です。近所の主婦のグループや隣の同志社女子大学の学生さん(推測ですが)とかが楽しそうにランチを召しあがっています。お昼はランチメニューしかありません。





¥850でデザートにたっぷりの杏仁豆腐までついてます。(これが人気の秘密?)しかもオーダーの時にご飯の量を聞かれます。うちの奥さんが少な目。僕が多い目にしました。写真でもわかりますよね。メインもスープもザーサイも優しい味で女性が多いのもうなづけます。大衆中華ばかりでなくたまにはこういうところもいいですね。(でも一人ではちょっと無理かな)さてお店を出て今出川をちょっと散策します。



ほんやら洞です。相変わらずです。学生の頃は(40年前!)ちょくちょく来てましたが・・。そのまま行くと河原町今出川交差点の手前にお目当てのパン屋さんがあります。



どうみてもパン屋には見えないですね。「アルチザナル」です。うちの奥さんの友人の一押しのパン屋さんです。最近人気があるみたいで少し前にお泊り頂いた姫路のNさんにもお土産で頂いたパン屋さんです。おじさんはドアを開けるのに勇気がいります。まーうちの奥さん好みのシンプルインテリアのパン屋さんです。よくある山積みのパン屋の対極で本当にシンプルな商品構成です。うちの奥さんから何がいい?とかいわれるので「クロワッサン」「メロンパン」を所望します。メロンパンは丁度焼きたてです。即、御所に引き返します。



後姿がちょっと中年ぽくなってきましたね。(内緒ですが)世間でこんなこと言うとセクハラと訴えられる?



早速、御所のベンチで「メロンパン」にかぶりつきます。(上品な出来上がりですが)うーーーん こんなに美味しいメロンパンは初めてだ!パンは焼きたてに限りますね。2個買えばよかった!(中華ランチのすぐ後なのによく食べますね)ちょっとベンチで余韻にひたりながら「クロワッサン」も期待できそう。さてこのあと雑貨屋さん巡りに出かけます。



河原町今出川をすこし下がったところにある「やっほ」です。いつの間に出来たんだろう。「ちょっと懐かしい日本の原風景」をテーマに小さな家具から大きな食器棚まであります。今日は配達日とかで品物は少なったけれどけっこううちの奥さんが興味深くチェックしていました。お店の女性に「ここ前何屋さんでしたっけ?」「クリーニング屋さんでした」とのこと。すぐ隣が



あんみつの「みつばち」です。ここは元結納屋さんでした。そして次に向かうは



かもがわカフェの階下にある



「ストックルーム」です。「女性の一人暮らしを美しく見せる家具」がテーマです。しかいどこもみんな若い女性が中心になってやってますね。そして次に向かうがここはちょっと探してしまいました。





「トリバザール」です。三本木というちょっと奥まった通りのバス停からも相当遠いし、よくこんな解りにくいところで雑貨屋が出来るもんだと訝しがる僕の前を数人のお客様が来店です。普通の3階建て建売住宅を本当に上手に直して雑貨店をしているこの店の女性に感心します。行けば解りますがやはり芯がある女性はスゴイですね。ここの品ぞろえとセンスがお気に入りのようで、大きなかごを買おうとします。が、まだ周辺のお店めぐりが終わってないので購入は次回にしてもらいます。



河原町丸太町上るにある「kit」です。ここも最近出来たみたい。訪れるたびに異なる表情をみせる生活雑貨店だそうです。



すぐ隣に「丸太町東洋亭」があり、この店も階上をみると元の店舗名が残っています。ここは洋品店だったようです。このお店は結構拘りがあるようで商品構成がちょっと高めのようです。このあとトルコ絨緞屋とかかの有名な「モリカゲシャツ」(ここはさすがに入れなかった)とか昔からある陶器の「草星」さんとかを覗いていたら夕方近くになります。しかしみんな昔の店舗をうまく利用して新しいお店を始められていますね。出町からこの河原町丸太町周辺はお店めぐりの人には楽しい時間が過ごせますよ。最近人気がある「食堂ほかげ」なんてよく見ると散髪屋の看板がいまだに健在です。ちょっと疲れたのでお茶の時間にします。が、そこまで考えてなかったのでどこへ行くかでちょっと険悪になります。近くでは「一保堂の喫茶室」とかもありますが、ここはまだ行ったことがない店で考えます。そうして思いついた!と自転車で御池方面に向かいます。



たどり着いたのがお茶の「小山園・西洞院店」です。かき氷もありますがここはやはり



抹茶ロールと冷たいお茶セットにします。

椅子席の他に2名しかはいれないお茶室があり、靴を脱いで畳に坐ってお茶とします。



躙り口風に造られていてお庭が眺められます。しかしここも平日というのに次から次からお客様が来られます。そして満足して家路につきます。結構充実した半日でした。おわり。