お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

電車男「07春」北陸へ。その3

2007年03月24日 17時15分46秒 | 旅先で
城端色のキハ40に揺られながら帰途につきます。あらかじめ駅弁の本で調査済みで今回のメインである高岡駅「富山湾弁当」は行きにホームで確認しておいたので、金沢の失敗は踏むまいと、乗り継ぎの10分の間にさっと弁当売り場に急ぎます。売り場では中年の男性数人がなにやらたくさん弁当を買い込み、入ってきた特急に乗り込んでゆきます。僕が人気NO1「富山湾弁当」ひとつ下さい。すると売店のおばちゃんが無情にも「今ので売り切れました」だって。仕方なく「黄金伝説・佐々成政弁当」¥1000を購入。敦賀行き普通電車が空いていたので、缶ビールとともにやっと今回のゆったり駅弁を食べる機会に遭遇。そしてこの駅弁が秀逸な出来で、ここ何年か食べてきた駅弁のなかでNO1に輝きます。日暮れてきた北陸の風景を眺めながらのんびり列車の旅。ところが金沢で又どっと人が乗り込んでまたまた満員電車。敦賀まで3両で来たのに、次に乗る敦賀発長浜行きは、なんと1両。北陸本線ですよ。通り過ぎる特急サンダーバードは8両なのに。これは良くないよJR西日本。あまり効率ばかり考えてるようでは・・・。というわけで今回の電車男は多少の不満を抱え、往復14時間の旅を終えます。

電車男「07春」北陸へ。その2

2007年03月23日 21時46分10秒 | 旅先で
満員状態の普通電車が金沢に到着したのが12時25分。京都からここまでで4時間。ここから先富山行発車まで約30分。この間に駅弁を求めますが、最近?金沢駅もリニューアルになり、ホームでたこ焼きやラーメンのお店が出ているが、肝腎の駅弁が見当たらない。駅が新しくなるのはいいが何処もかしこも同じ駅みたいで面白みに欠ける。やっと探し当てたのがなんと富山のます寿司。この際なので、又満員電車になるのを恐れて、ホームのベンチでお昼ごはん。ところが富山行き普通電車が予想を裏切りガラガラ。車内で食べればよかったが後の祭り。しかもあんなによいお天気だった金沢を過ぎ倶梨伽羅峠を越えると鉛色の冬の空。城端への乗り換え駅高岡に降り立つとなんと雪。今回の電車男はついてない。高岡から小一時間で城端へ。ホームから町の後ろの山を見ると真っ白。流石に富山はまだ寒いですね。ここまでで片道6時間半の旅。城端では1時間半の滞在ですが、何しろ寒い。町歩きもそこそこに城端曳山会館で山車の見学をして(ここはスタッフの方が親切に説明をしてくれます。)高岡まで戻ります。つづく。

電車男「07春」北陸へ。その1

2007年03月22日 17時49分57秒 | 旅先で
3月中旬というのに寒い日が続きます。JR発足20周年青春18きっぷを同じ仲間の「電車男」に頼んでなんとか1枚手に入れ今回は北陸に向かいました。5枚あっても残念ながら使いこなせない悲しい境遇の身ゆえ1枚だけ入手は至難の業。電車男に感謝。去年の秋に北陸線は敦賀まで直流化され新快速で1本で行けるようになりました。(雷鳥等の特急は交直両流の電車なので切り替えて走れますが、普通電車は以前途中までしか行けず、近江今津や米原で乗り換えを余儀なくされた)新快速で快適に敦賀まで向かおうと思いきや、平日というのにかなり混んでいます。しかも本数も極端に少ない。そんなナカ18きっぷ利用者が激増していて、席の確保もままなりません。敦賀から先金沢までは電車も3両になり、のんびり駅弁でも食べながら車窓を楽しもうと思っていたのにとんでもない状態です。楽しそうに7,8人のご婦人方や3,4人の若い女性、年配のご夫婦、若いカップル。皆18きっぷで金沢を目指します。あーあ今回のテーマ「駅弁を楽しみながら富山の小京都・城端を目指す」はあえなく満員電車にゆられ、この先どうなるやら・・。つづく

「かまどさん」

2007年03月14日 17時09分05秒 | 布屋
3月中旬に入りますが毎日寒い日が続きます。2月が異常に暖かい日があったので余計に寒さがこたえます。今年もお雛様を出していますが、なんか寒そうです。さて3年半少し前のオープンから毎日毎日ごはんを炊いてくれていた土鍋に、ついにひびが入ってしまいました。これだけ毎日火にかけられてお泊りの皆様にほかほかあったかごはんを炊き上げてくれていましたがついにという感じです。この土鍋は伊賀の長谷製陶の「かまどさん」です。ごはん専用なので底の部分が厚く、重量感があります。土鍋で炊くのは難しそうですが、やってみれば結構簡単です。始めの火加減さえコツがつかめれば電気炊飯器より時間が全然早いです。点火して15分くらいで炊き上がり、その後蒸らして、2合の場合で所要30分です。先日京都高島屋で2代目を購入しました。うちで使っている茶色のタイプ(飴釉)は高島屋オリジナルだそうです。一般に販売しているタイプは 黒い釉薬のタイプで、ここにもうちの奥さんのこだわりが出ています。

天神さんへ

2007年03月01日 17時22分58秒 | 京都で食べること飲むこと
暖冬のせいで梅の開花がはやく、今年の北野天満宮の梅花祭(2月25日)は大変な人出だったようです。前日泊まられて、早めに行かれたお客様が昼過ぎ戻ってこられ、舞妓さんのお手前でお抹茶を頂くのを楽しみに来たのに、あまりの長蛇の列で、諦めましたとの事。長蛇の列といえば、天神さんの前にある「とようけ茶屋」です。こちらは年間を通じていつも行列です。先日来た我が友人は、はじめ何の行列か解からなかったとのこと。天神さんに程近い所にある豆腐屋の「とようけ屋山本」が12,3年前に始めたこのお店は、値段の割りにすごくお得な湯豆腐を食べさせてくれるお店で、写真の湯豆腐御膳で¥1050。お店で売られている豆腐や飛竜豆、湯葉をふんだんに使ってあります。これでは行列ができて当たり前。あまりいつも行列なので行きそびれてたが先日やっと行きました。2時45分に行っても行列。暫く並んでいると3時きっかりに行列の最後尾のところで「本日の営業終了」の看板を立てるではないか。危ないところ。そういえば東京・人形町の「玉ひで」で親子丼を並んでいて僕のすぐ後ろで「はい、ここまで。」と列を区切ったのを思い出しました。何処でもお値段の割りにお値打ちは皆さんよくご存知ですね。