長期の天気予報では今年の残暑は厳しいとのことで覚悟をしていましたが9月に入ってからは朝晩は涼しいですし、日中もそんなに暑くありません。布屋の裏庭(プライベート部分)では秋の虫の鳴き声が盛大に聞こえてきます。そこで先日美術館と博物館に行ってきました。同志社大学の奥手にある相国寺の「承天閣美術館」(知りませんでしたが”しょうてん”と読まず濁ります”じょうてんかくびじゅつかん”が正しい)へ伊藤若冲の名宝展に出かけてきました。
普段自転車で下鴨とかに行くときに御所ばかりでなくひとつ北側の相国寺を東から西へ通り抜ける道があり割と好きなのでよく通りますが中の美術館は初めての訪問です。
おなじみ龍の絵で有名な法堂(はっとう)の横を入ってゆくと
さりげなく入口があります。
9月23日で終わってしまいましたが「伊藤若冲の名宝展」の案内があります。
門をくぐるとアプローチが長い。
結構もみじが両側にあり紅葉の時の穴場?では。
立派な灯篭があります。
そしてなんとコンクリート打ちっぱなしの重厚な建物です。中は靴を脱いで上がります。平日の午後の時間に誰もいないだろうという予測を大きく破り下駄箱にはかなりの靴の数です。まだまだ若冲はかなりの人気のようです。数年前に雑誌が引き起こした「若冲」一大ブームになった時には、この美術館のファサードに3時間待ちとかのすごい行列ができて大阪から来た友人があまりの長さに見るのを諦めてうちのかふぇに寄ってくれたのを思い出しました。靴を脱いで鑑賞するから結構落ち着けます。しかしさすが金閣と銀閣を持っているだけあってこの美術館の立派さはさすが相国寺と納得してしまいます。常設でも若冲を見れますので日本画の好きな方にはお奨めです。
そして先日前夜に「急遽行けなくなりました」と前日キャンセルの電話があり、その夜は一組だけの予約だったので布屋も急遽お休みになってしまいました。カナシイ。そこで気を取り直し清掃を終えてから雨の中をバスで行ってきました。「ズラリ国宝ずらり重文」のコピーで多くの人を集めている京都国立博物館の「京(みやこ)へのいざない」展です。9月13日から11月16日まであり、前期と後期に分けられています。
東山七条にある京都国立博物館はこの煉瓦造りの本館と常設館がありましたが数年前から常設館を建て替えていてやっと9月13日に新しい建物で展覧会が始まりました。
落ち着いた現代的な建物です。平成知新館と名付けられた建物です。オープンからまだ10日ほどしか経ってないので平日にもかかわらずかなりの人です。でもかなり広いのでゆっくりと鑑賞できます。入口をはいると薄暗いなかに最新の照明設備でまづ仏像が展示されています。お寺のお堂に安置されている仏像を拝観するのが一番だとモノの本にありますが現実にたとえば法隆寺の「釈迦三尊像」などは懐中電灯でも持ってないと暗くて見えません。この平成知新館の仏像の照明は厳かではあるがとても鑑賞しやすいようになっています。いままで国博(雑誌等では京都にあるから京博と略されてますが京都人は国博と呼ぶようです)の収蔵庫に収められていて絶対見れないと思っていた仏像が今回展示されています。それが絵にも描けない百面相をしている「宝誌和尚立像」です。この仏像は以前から興味がありましたがまさか本物を見れるとは思ってなかったので今回じっくりと見てきました。仕事の後で行ったので15時に着いて閉館の17時までの2時間しか滞在時間がありません。展示は染織から金工、書、肖像画、日本画とあり「国宝」だけでも37点もあり、とても観きれません。ここは前期限定の神護寺蔵「伝源頼朝像」「伝平重盛像」をまづ見て(意外と大きい)、レプリカが置いてある妙心寺退蔵院蔵の「瓢鮎図」(本物は軸の上部に僧侶の字が入っているんだ)、そして雪舟の「天橋立図」(よくこれだけ精緻に想像して書けるものだ)を見て時間切れとなりました。蒔絵や古文書とかはあまりよく解らないのでまたの機会にゆっくり見ることにします。しかしこれだけの展示で常設展なので¥520です。信じられない。
出てきたら京都タワーがうっすらと臨めます。
この秋京都へお越しの際は少し余裕をもって是非「京都国立博物館」へお立ち寄りください。こんなに国宝が見れるまたとないチャンスでは。
普段自転車で下鴨とかに行くときに御所ばかりでなくひとつ北側の相国寺を東から西へ通り抜ける道があり割と好きなのでよく通りますが中の美術館は初めての訪問です。
おなじみ龍の絵で有名な法堂(はっとう)の横を入ってゆくと
さりげなく入口があります。
9月23日で終わってしまいましたが「伊藤若冲の名宝展」の案内があります。
門をくぐるとアプローチが長い。
結構もみじが両側にあり紅葉の時の穴場?では。
立派な灯篭があります。
そしてなんとコンクリート打ちっぱなしの重厚な建物です。中は靴を脱いで上がります。平日の午後の時間に誰もいないだろうという予測を大きく破り下駄箱にはかなりの靴の数です。まだまだ若冲はかなりの人気のようです。数年前に雑誌が引き起こした「若冲」一大ブームになった時には、この美術館のファサードに3時間待ちとかのすごい行列ができて大阪から来た友人があまりの長さに見るのを諦めてうちのかふぇに寄ってくれたのを思い出しました。靴を脱いで鑑賞するから結構落ち着けます。しかしさすが金閣と銀閣を持っているだけあってこの美術館の立派さはさすが相国寺と納得してしまいます。常設でも若冲を見れますので日本画の好きな方にはお奨めです。
そして先日前夜に「急遽行けなくなりました」と前日キャンセルの電話があり、その夜は一組だけの予約だったので布屋も急遽お休みになってしまいました。カナシイ。そこで気を取り直し清掃を終えてから雨の中をバスで行ってきました。「ズラリ国宝ずらり重文」のコピーで多くの人を集めている京都国立博物館の「京(みやこ)へのいざない」展です。9月13日から11月16日まであり、前期と後期に分けられています。
東山七条にある京都国立博物館はこの煉瓦造りの本館と常設館がありましたが数年前から常設館を建て替えていてやっと9月13日に新しい建物で展覧会が始まりました。
落ち着いた現代的な建物です。平成知新館と名付けられた建物です。オープンからまだ10日ほどしか経ってないので平日にもかかわらずかなりの人です。でもかなり広いのでゆっくりと鑑賞できます。入口をはいると薄暗いなかに最新の照明設備でまづ仏像が展示されています。お寺のお堂に安置されている仏像を拝観するのが一番だとモノの本にありますが現実にたとえば法隆寺の「釈迦三尊像」などは懐中電灯でも持ってないと暗くて見えません。この平成知新館の仏像の照明は厳かではあるがとても鑑賞しやすいようになっています。いままで国博(雑誌等では京都にあるから京博と略されてますが京都人は国博と呼ぶようです)の収蔵庫に収められていて絶対見れないと思っていた仏像が今回展示されています。それが絵にも描けない百面相をしている「宝誌和尚立像」です。この仏像は以前から興味がありましたがまさか本物を見れるとは思ってなかったので今回じっくりと見てきました。仕事の後で行ったので15時に着いて閉館の17時までの2時間しか滞在時間がありません。展示は染織から金工、書、肖像画、日本画とあり「国宝」だけでも37点もあり、とても観きれません。ここは前期限定の神護寺蔵「伝源頼朝像」「伝平重盛像」をまづ見て(意外と大きい)、レプリカが置いてある妙心寺退蔵院蔵の「瓢鮎図」(本物は軸の上部に僧侶の字が入っているんだ)、そして雪舟の「天橋立図」(よくこれだけ精緻に想像して書けるものだ)を見て時間切れとなりました。蒔絵や古文書とかはあまりよく解らないのでまたの機会にゆっくり見ることにします。しかしこれだけの展示で常設展なので¥520です。信じられない。
出てきたら京都タワーがうっすらと臨めます。
この秋京都へお越しの際は少し余裕をもって是非「京都国立博物館」へお立ち寄りください。こんなに国宝が見れるまたとないチャンスでは。