お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

東京出張 最終回

2009年01月22日 16時19分21秒 | 旅先で
先週に比べ暖かな日が続きます。昨夜からのお客様は今朝、元気にレンタサイクルでお出かけ。ただいまレンタサイクル冬季割引で30%OFF。お得です!さて最終回の東京。東京の食べ物は「そば」「寿司」「うなぎ」「天ぷら」いろいろありますが「とんかつ」も老舗が多い。今回は目黒の「とんき」の予定が生憎定休日のため上野周辺に的を絞ります。「ぽん多本家」「双葉」「蓬莱屋」「井泉本店」上野だけで4軒もある。蓬莱屋がベストですが価格的に(ひれカツで¥2900もする)今回は、井泉本店へ。どら焼きの「うさぎや」の近くです。うさぎやもビルになっていました。横丁を入ると下町らしい店構えの井泉本店。カウンターでビールを飲みながら揚場を眺めます。店のおばちゃんもいたって下町らしい接客で親しめます。出てきたキャベツがたっぷり添えられたヒレカツを頬張り満足。東京駅でうちの奥さんと待ち合わせ「ひかり」最終で帰ります。しかしこの最終ひかりは名古屋から各駅停車で時間がかかります。ま、値段が値段だから致し方ない。又機会があればトウキョウブックマークで下町散策をしようということでおしまい。

東京出張その11

2009年01月20日 16時50分44秒 | 旅先で
湯島聖堂から神田明神へ向かいます。神田明神前の甘酒屋の地下の室(むろ)にその昔、見学させてもらった記憶がうっすらあります。甘酒屋の坂を上ると神田明神。お参りの後うなぎの明神下神田川本店の場所を確認。出発前の計画で「うなぎ」か「どぜう」か迷いました。うなぎは「野田岩」「神田川」「前川」「尾花」そしてどぜうは「伊せ喜」「駒形」「飯田屋」と何日あっても足りない。皆さんも京都でどこに行こうか迷われるのと同じで、それが行く前からの旅の楽しみの一つ。下町を湯島に向かいます。湯島天神にお参りして、湯島にある居酒屋「シンスケ」も行きたいひとつですがここは「旧岩崎邸」に向かいます。夕暮れの誰もいない坂道をトボトボ登ってゆくとなんと写真の建物が現れます。三菱の創設者の屋敷跡。すごいの一言。戦災に会わず良く残っていたものです。広い芝生の庭は春とか気持ちよさそうです。湯島、池之端辺りも面白そうですね。帰りの時間も近づいてきたので東京出張も最後の目的地「とんかつ」に向かいます。次回でいよいよ最終回。(同じネタで何時までつづくか・・)つづく。

東京出張その10

2009年01月16日 15時24分24秒 | 旅先で
今朝も寒い。朝起きて店のヒーターを始動したら温度表示が4度。外と大差ないではないか。町家の寒さ遺憾なく発揮。でも節分辺りも毎年寒いのでここは毎年試練ですね。さて東京のつづき。古本屋めぐりも一通り終えたのでここで珈琲にします。ホントは「ランチョン」でビールと行きたいが飲んでしまうと歩けなくなるので書泉グランデ裏の「ラドリオ」にします。他にも「さぼうる」や「神田伯剌西爾」も行きたかったが太宰の座っていたカウンターも見たかったのでラドリオへ。オモテの喧騒が嘘のように静かな時が流れています。しかし何も本を買わなかったので一休みしてからニコライ聖堂の前を通り「聖橋」へ。学生の頃「さだまさし」(襟裳関係の女子で結構好きな人が多かった)の「檸檬」と言う曲で唄われていた聖橋。思わず口ずさみます。懐かしい。今は檸檬色の電車もステンレスに檸檬色のラインが入るだけですが・・。そして橋の由来が書いてあるのを読んで納得。なぜ聖橋か・・。ニコライ聖堂と湯島聖堂を結んでいる橋だからでした。そして神田明神から湯島天神へ向かいます。まだつづく。

東京出張その10

2009年01月15日 16時05分21秒 | 旅先で
毎日寒い日が続きます。今日は朝ごはんの用意をしているとき小雪が舞っていました。カリフォルニアからお越しのお客様はちょっと寒そうにお出かけになりました。さて東京のつづき。滞在2日間の東京のお話が延々つづく。天丼の後は神保町の古本屋めぐり。学生の頃JJおじさんこと植草甚一の本を読んで何度か訪ねた神保町の古書店。あの頃は、なんとなく古本屋をぶらぶらしてJJが行きつけにしていた「きやんどる」で珈琲を飲みながらぼんやりしていました。夏はクーラーが無く、確か団扇が置いてあったのとその当時でもうかなりお年のご主人がおられた記憶があります。今は建て替って代も替ったと何かの本で読みました。今回も当ても無く古書店を巡ります。しかし流石神保町。乗り物の本だけの古書店(写真)なんか発見。鉄道本だけでもすごい量。電車男として何冊か手が出ましたが、うちの奥さんから置くところが無いので鉄道本購入は暫く駄目とお達しが出ています。それで無くとも京都本が溢れてきている状況なのでうーーん我慢。ほかにもジャズの本とか色々ありましたがまだこの先目的地の上野まで歩くので今度の機会と諦めます。つづく。

東京出張その9

2009年01月14日 19時40分32秒 | 旅先で
何時まで続くこのシリーズ。そして京都のこの寒さは何時まで続くのか。昨日は午後から所用と買出し。米屋→パン屋(ブラウニーでベーグルを一杯買い込む)→ダックス(薬局チェーン)→リカマン(チェーンの酒屋です、第3のビールその他買い込む)→業務用スーパー→生協→コーナン(ホームセンター)→アイハート(近所のスーパー、野菜はここです。)へとへとになりつつ買出し。ところが空から情け容赦なく霙が降り続く最悪の天候。寒いはびしょびしょやは。さて東京のつづき。写真は「神田天丼家」。実は御茶ノ水周辺は行きたいお店の大集合地帯。「松栄亭」「かんだやぶそば」「まつや」「竹むら」「キャンドル」「李白(もう無いかな?)「ランチョン」「スイートポーズ」きりが無い。一人だしここは奥さんが行きたがらないチープなお店と考え「天丼いもや」に向かうが、どこを探しても無い。この横丁、あの横丁とかすかな記憶を元に探すが無い。ここぞと思う場所に「神田家」。空腹のあまり、もうここでいいやと暖簾をくぐろうとしたら、「天丼いもや」から名前を改名しました云々と書いてある。なんや!値段は100円上っていましたが¥600でこの天丼はやはり安い。次から次からお客さんがやってくる。あの揚場のおじさんはホントすごい。ひたすら天ぷらを揚げ続けている。探した甲斐がありました。つづく。

東京出張その8

2009年01月11日 15時39分08秒 | 旅先で
「下町を歩く」と言うテーマで今回は臨んだが、やはり1箇所くらい新しいところもと考えた末、向かったのは安藤忠雄の「表参道ヒルズ」(新しくないか!)。千葉の実家に顔を出しに行った奥さんと別行動です。東陽町から都バスで八重洲へ。門仲のNは「東京駅へは何時も自転車よ」と豪語していたが、なるほど永代橋を渡ったらすぐですね。大手町から表参道へ。表参道の歩道を歩いていたらなんか東京らしい。昔の同潤会アパートの面影を少しだけ残して全面的に建て替えた表参道ヒルズ。丁度クリスマスの飾り付けがされた吹き抜け空間と打ちっぱなしの回廊が安藤らしい。クリスマスツリーの前で記念写真を撮っているのは、若いカップルが多いのかと思っていたら意外とベビーカーを押した家族連れが多い。そうかまだお昼前だからね。この後の予定があるのでこの辺りで切り上げて表参道から千代田線で戻ります。しかし東京の地下鉄は安い。京都の地下鉄がとんでもない値段だと実感します。おっと次は学生の町御茶ノ水、神保町界隈へ向かいます。まだまだつづく。

東京出張その7

2009年01月10日 15時43分41秒 | 旅先で
まだまだ続く東京出張。神楽坂から大江戸線で森下へ。今晩のメインである居酒屋「山利喜」に向かう。実は以前発行されたミーツの「東京出張」に太田和彦推薦の居酒屋が何軒かあり、その写真を見てかねて「ここだ!」と決めていた訳で、地下鉄森下で下車。地図どおり行くも何度行き来してもない!今までの2軒はゆえにセーブしていたのに。メインが見つからない。困り果てた僕は寒空の森下駅前で焼き鳥屋のチラシを配っていた女の子に思わず尋ねてしまった。(うちの奥さんがポツリと「同業に聞くなんて・・」とあきれられる。)実は「山利喜」は建て替え中で新館が営業中。場所がわからん筈や。やっと見つけた新館は、なんか大衆酒場に程遠いコンクリートの建物。うーーんしばし考えるも意を決して入店。丁度調理場が見渡せるカウンター席が空いていた。この店の名物の「煮込み」が目の前に見える。早速「煮込み」「やきとん」等各種注文。目の前をキビキビ働く調理人。暫く眺めていてここの実力を知る。なにしろ仕事は丁寧、ボリュームは満点、価格は大衆という3拍子揃っている。ちなみに帰りに東京駅で立ち読みした某雑誌に山利喜のカウンター煮込み鍋前が最上席なんて書いてあり、思わずにんまりしてしまう。
店に入るまでとやかく言っていたうちの奥さんも帰りには東京の友人と3人で又来ようだって。感激のあまり写真は撮り忘れました。添付写真は「神保町の並ぶうどん屋」です。文中とまったく関係ございませんのであしからず。つづく。

東京出張その6

2009年01月09日 16時23分01秒 | 旅先で
新宿から丸の内線+南北線(いつの間にか出来ていた)を乗り継ぎ飯田橋へ。久しぶりの神楽坂の人並みに驚く。昔からこんなに人がいたっけ。老舗の甘味屋も建て替っているが坂の途中で路地に入ると「伊勢藤」は昔のまま。表戸を開けるとカウンターの奥に「白鷹」の樽。着物姿のご主人。音もなく静かな話し声がするだけの昔ながらの居酒屋。出てくるのはお通し一通りと燗酒。こんな店に良く学生の分際で出入りしていたもんだ。僕たちも静かに燗酒を飲んでいると若いグループが入ってきた。主人曰く「うちはビールも焼酎もありませんが・・」なんて言われたら躊躇いますよね。僕たちが学生の頃は今のご主人のお父様が「白鷹」の前に鎮座していて、ちょっと騒がしくなると「さあさあ皆さん、お酒はしずかに呑みましょう」なんてお客様に向かって説教していたものです。最近の愛読書である太田和彦の「居酒屋味酒覧」にも出ていて、「文化財級の古典居酒屋」とあります。さて次が待っている。神楽坂から大江戸線(これは便利な地下鉄線)でいざ森下へ。つづく。

東京出張その5

2009年01月08日 16時31分05秒 | 旅先で
年を越して忘れそうですがしつこく東京のつづき。谷中墓地周辺を散策してから地下鉄を乗り継ぎ新宿へ。メトロと都営の1日フリー切符がたいそう便利。しかし京都の1日フリー券のような定期券サイズではなく普通の切符サイズなので何度取り忘れそうになったか。夜の目的「東京居酒屋めぐり」のスタートは西口小田急ハルク裏にある「ぼるが」。学生の頃(約30年前)に襟裳仲間と何時も立ち寄っていた店。当時チューハイなんてシロモノはまだ一般的ではなく?!炭火ヤキトリとチューハイで盛り上がっていたあの頃が懐かしく、まづ向かった店です。しかし場所もあまり記憶に無く、ホンマに今もあるのか心配でしたが、写真どおり昔のままやってました。17時の開店早々なため静かな「ぼるが」でなつかしのチューハイとヤキトリ。学生の頃はぎゅうぎゅうのがやがやの店のイメージが強く(こんな早い時間からそんなわけが無いが)ちょっと逆に落ち着かない。その昔ここから新宿発の松本方面行きの夜行急行アルプスで何度か松本に向かったのも懐かしい思い出です。この後予定が2軒あるので、神楽坂方面に向かいます。つづく。



謹賀新年&東京出張(つづき)

2009年01月07日 20時03分22秒 | 旅先で
謹賀新年(もう1月7日になりましたが)昨年は色々ありがとうございました。今年もご愛顧宜しくお願いいたします。
12月29日に最後のお客様をお見送りして(毎年四国からその年の最後の日にお泊りいただいているご夫婦)年末は大掃除。そして居間の大模様替え作戦を奥さんの号令の下実行しました。1日では無理な作戦で年越しの末1月3日に完了しました。そのごみの量は半端ではありません。31日はミセと2階の障子張りもしました。お正月らしく過したのは紅白を見たのと(普段テレビを見ないので「ジェロ」が演歌を歌いだして吃驚)4日に立木さんへ初詣に行ったくらいです。さて写真は東京のつづき。下町を歩くという目的で「どぜう」の後は谷中へ南めぐりんバス(これは便利で100円は安い)で向かいます。このシステムは京都の100円バスに較べてはるかに考えられている。京都の役所的発想の100円バスは是非見習って欲しい。かの有名?な「夕焼けだんだん」の傍の肉屋に並んで「ミンチカツ」を待っているのがうちの奥さんです。歩きながら美味しいミンチカツを齧りながら錦市場で買い食いをする気持ちがよく解かるほのぼのとした谷中銀座でした。つづく。