お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

思い出の地 北海道 その1(松戸・北斗星編)

2013年07月02日 20時14分22秒 | 旅先で
先だってお知らせ致しましたように6月24日から一週間の「フルムーン切符で巡る北海道」を敢行してまいりました。初日はうちの奥さんのお父さんのお墓参りに向かいます。京都駅を7時過ぎに出る新幹線「ひかり」でいざ東京へ。



今までこれだけ長くJR(国鉄時代から)の列車に乗っていますが、グリーン車に乗るのは初めてです。このフルムーン切符は5日間用、7日間用、そして12日間用と3種類あります。二人で88歳以上で同一行程で旅を続けるという条件がありますが、7日間用で二人で¥99900は一人約5万円なので、新幹線ひかり(グリーン席)で東京往復すると¥36740なので、遠くへ行くほどかなりオトクになります。
普通席でも十分広い新幹線の座席ですがグリーン車は2席2席なのでかなり余裕です。



足元にフットレストもあり、発車するとおしぼり(紙ですが)も届きます。この先の旅の期待も膨らみますが二人ともオヤスミモードで気が付けば小田原あたりを通過中です。ひかりでもあっという間に東京に着きます。新しくなった東京駅をまづ見物に。



昔はちょっとレトロなホテルだった東京ステーションホテルもエントランスからかなりグレードアップしていて、リュック(今回の北海道の旅は一週間という久しぶりの長旅なのでバックパッカーよろしく二人ともリュックです)を背負った我々はちょっと中に入るのを躊躇します。上野駅13番ホームにあるコインロッカーに荷物を預け、いざ松戸へ。東京都の墓地ですが何故か松戸にあります。お参りを済ませ、八柱駅まで戻ると北小金行きのバスが停まっています。バスの車内で運転手さんに行き先を確認すると「パン屋さんですか?」と行先を見破られます。うちによく来られる松戸の「T」さんにパン好きなら是非一度行ってくださいと教えてもらったお店に向かいます。バスの車内でおばさんに「並んでいるからすぐに解るよ」と教えられたバス停で降りると、そこは昔ながらの団地が立ち並ぶ静かな住宅街です。ホンマにこんな所にあるのかと半信半疑の我々の前に確かな行列が・・・



お墓参りに時間がかかった「お腹ペコペコ状態」の我々の前にこの行列。しかも時間は午後2時半ですよ。2階にあるカフェは誰も並んでいないと喜び勇んで2階に上がると無情にも「只今満席で1時間位お待ち頂いています」だって。月曜日の午後2時半ですよ。客席は全員女性でみんなパンが一杯盛られたお皿を前に楽しそうな時間を過ごされています。あー万事窮す。このあと北千住に4時半に行かねばならない我々はショップでなんとかサンドイッチとかカレーパンと色々買い求めてお店を後にします。ここで問題。このパン、どこで食べるの?!住宅街で公園も無さそうで険悪なムードに。なんとか団地の中に小さな公園を見つけてお昼ごはんにします。



うーん。たっぷりな良心的なサンドイッチも揚げたてのカレーパンも、なんでも美味しい。以前よくお泊り頂いていた三鷹の「S」さんが宇治のたまき亭のパンを買ってすぐ近くの公園で食べると言われてたのを思い出しました。買ってすぐ食べるパンはホント美味しい。



松戸にある「ツオップ」というパン屋です。満足した我々は常磐線で北千住へ。お昼を食べたばかりですがその足で居酒屋の「大はし」へ。御年84才の大はしのおやじさんのために「肉とうふ」と梅割りです。ここのおやじさんの軽快なお客さんのあしらいを見習って我々も頑張ろうという気が湧き上がります。いつまでも元気にカウンターに立っていてほしいものです。



19時3分発の寝台特急「北斗星」に間に合うよう上野駅へ急ぎます。ここでサプライズ。ホームでうちによく来ていただく熊谷の「O」さんがお見送りに来て頂いています。日本酒(八海山)とおつまみまで用意していただいてます。ただただ「感謝」ありがとうございます。



銀ガマのEF510が今夜の牽引機です。フルムーン切符はA寝台は乗れませんが、B寝台が乗れます。しかも個室型B寝台の「デュエット」は差額なしで乗れます。席数が少ないのと人気なのでこの指定券は1か月前にみどりの窓口で手に入れてあります。



一路いよいよ北海道に向かいます。差し入れてもらった「八海山」をちびちび頂きながら2階席の寝台車の車窓からこれからの旅を思うとなかなか寝れないかな・・・・つづく。






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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おかえり (敬&伸)
2013-07-03 23:40:25
これから 私たちの旅のはじまり
おふたりの行程を読みながら・・

続編 たのしみ
何部作かな???

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