半透明記録

もやもや日記

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運命の輪

2005年09月11日 | もやもや日記
人が二人以上いれば、そこにはさまざまな関係性が生じてくると思います。私たちは出会ってから10年ほどになり、遠ざかりはしないまでも別々の方向へ延びてゆくと思われた道が、こんな風に交差するとは、少し前までは考えもしませんでした。

とりあえず、私は今とても喜んでいます。

あの朝、私たちは三人で、海に太陽が昇るのを見に行きました。今でもそのことを三人がそれぞれ違った風に覚えているらしいけれど、こうして新しい結び目が出来た今、あの瞬間や他の色々な場面が別の意味を持ち始めたことに気が付くでしょう。あれはみんな、今閉じたばかりの大きな輪っかの上での出来事だったのです。なんという不思議でしょうか。

とにかく、私は今とても喜んでいます。

あの朝、今と同じように愚かな私は陽の光に追い付きたくて、影の中を走りました。私自身はいつまでも影の中にいましたが、君たちはその場で待っていて、ついに私が光に照らされているように見えたと言ってくれました。そうやって今も同じように愚かな私を受け入れてくれる、他ならぬ君たちと、これからもそれぞれの道を同じ速さで進むでしょう。この先がどうなっているのかは、この瞬間を予測できなかったように、知ることができないかもしれません。

ですが、私が今とても喜んでいるということは、どうか知っておいてください。

あの朝、私は振り返って、君たちを発見しました。いつの日にか再び振り返った時、同じように君たちを見出すことでしょう。


 君たちへ
変わらぬ友情を込めて

ノトマユミより