木村裕一/文 あべ弘士/絵(講談社)
《あらすじ》
あらしの夜に真暗闇の山小屋で出会ったオオカミとヤギ。お互いの姿が見えないので,ふたりともすっかり仲間と思い込んで……。
何年か前に話題になっていたので、ずっと読んでみたかったのですが、
図書館の児童書コーナーを通りかかった時、ふとそのことを思い出し、読んでみました。
タイトルはわかっていたのですが、作者名がわからず、最初は本を見つけられなかったので、館内の検索端末を利用したところ、シリーズ全6冊が全て揃っているようでした。
「あらしのよるに」
「あるはれたひに」
「くものきれまに」
「きりのなかで」
「どしゃぶりのひに」
「ふぶきのあした」
「日本のものがたり」の「作者名 か行」のところに置いてあるという情報を得て、しかも現在貸し出し件数0件で全巻読むことができるはずでした。
ところが、お目当ての「あらしのよるに」だけがどうしてもみつかりません。
仕方なく「ふぶきのあした」を読みました。
続き物だということを知らず、最終巻から読む愚かな私。
読み終えてから気が付きました。
そこで、「あらしのよるに」以外のものを順番に読んでみました。
なるほど、面白かったです。
最後の「ふぶきのあした」などは、1回目に読んだよりも続けて読んだ後のほうが、感動がひとしおで、書棚の前で立ち読みしながら思わず落涙の危機でした。
人と人を対立させるのは(物語ではオオカミとヤギですが)何なのか。
対立し合うはずのふたりが惹かれ合うとどうなるのか。
古典的なテーマではありますが、ひらがなだけの簡潔な文章で、物語は静かに展開していきます。
ごく少ない文字数で、これほど考えさせる作品を組み立てるというのはすごいです。
やはり児童文学は侮れません。
『100万回生きたねこ』(佐野洋子 講談社)もたまらないのでした。
《あらすじ》
あらしの夜に真暗闇の山小屋で出会ったオオカミとヤギ。お互いの姿が見えないので,ふたりともすっかり仲間と思い込んで……。
何年か前に話題になっていたので、ずっと読んでみたかったのですが、
図書館の児童書コーナーを通りかかった時、ふとそのことを思い出し、読んでみました。
タイトルはわかっていたのですが、作者名がわからず、最初は本を見つけられなかったので、館内の検索端末を利用したところ、シリーズ全6冊が全て揃っているようでした。
「あらしのよるに」
「あるはれたひに」
「くものきれまに」
「きりのなかで」
「どしゃぶりのひに」
「ふぶきのあした」
「日本のものがたり」の「作者名 か行」のところに置いてあるという情報を得て、しかも現在貸し出し件数0件で全巻読むことができるはずでした。
ところが、お目当ての「あらしのよるに」だけがどうしてもみつかりません。
仕方なく「ふぶきのあした」を読みました。
続き物だということを知らず、最終巻から読む愚かな私。
読み終えてから気が付きました。
そこで、「あらしのよるに」以外のものを順番に読んでみました。
なるほど、面白かったです。
最後の「ふぶきのあした」などは、1回目に読んだよりも続けて読んだ後のほうが、感動がひとしおで、書棚の前で立ち読みしながら思わず落涙の危機でした。
人と人を対立させるのは(物語ではオオカミとヤギですが)何なのか。
対立し合うはずのふたりが惹かれ合うとどうなるのか。
古典的なテーマではありますが、ひらがなだけの簡潔な文章で、物語は静かに展開していきます。
ごく少ない文字数で、これほど考えさせる作品を組み立てるというのはすごいです。
やはり児童文学は侮れません。
『100万回生きたねこ』(佐野洋子 講談社)もたまらないのでした。
とても感動したらしくこの記事を見た後、どんな筋だったか10分くらい講釈を受けました
仰るとおり、児童文学ってあなどれませんね
私が個人的にもう一度読みたいのは立原えりか氏の短編で「ぬいぐるみ」という作品です。悲しいお話、と一言で片付けられない作品で、ストーリーを思い出すだけで胸が締め付けられるような気持ちになります。
子供たちに読ませようと思ったら現在は絶版らしい。何ていう本に収録されていたのかさえ分からないので捜しようがありません…
フィリパ・ピアスの本を久しぶりに買って、今度児童文学祭しよっかなと思ってたのがますます盛り上がりました!
「百万回生きたねこ」は私もセリフ思い出すだけでたまらないです。
P.S ストルガツキイ祭、近々参加しますねー!
本読みの宿題のとき「早く最後まで読め」と心の中で念じました(笑)
「ふぶきのあした」は涙なくては語れないです。
映画化もあるそうですよ。
「百万回生きたねこ」も私が好きな絵本です。
好きな絵本といえば、与謝野晶子「きんぎょのおつかい」は面白いですよ。
うちの子供たちは、この本を読んで大いに笑いました。
やっぱりこのシリーズって有名なんですねー。
piaaさんのところのお嬢さんMINMINさんは、もしかして文学系ですか?
実はpiaaさんのホームページの方で「ごろごろ」を拝見しました。
すごい文章力っ!
特に最後の締めの言葉が最高でした。
恐ろしいほどの文才ですね~、私もあやかりたいものです。
立原えりか氏の作品は「ぬいぐるみ」はやはりなかったですが、
そのほかのものは沢山あるようなので、一度読んでみたいですね!
kajiさん、ストルガツキイ祭りへの御参加お待ちしてます!
「モスクワ妄想倶楽部」をお買いになったとのこと。
私はまだ読んでいないので、レビューを楽しみにしています♪
児童文学祭りも期待しています!
くろにゃんこさん、やっぱ「ふぶきのあした」は泣きますよね!
やばかった!
映画化されるくらい人気があるとはさすがですね。
「きんぎょのおつかい」ってタイトルが可愛い~。
探してみます!
わが家のちびクリエーター、MINMINはどちらかというと体育会系なのです。5年生になったというのに本は絵本くらいしか読まない。
今度中1になった姉RINRINは本大好きで私の蔵書の「ソラリス」や「蟻塚…」もそのうち読んでやろうと思っているようですが、MINMINはそんな気は全くない。
ハリー・ポッター・シリーズさえ「映画見ればいいじゃん」とか言って読みません。
そのくせお話を書くのは大好きなようです。「ごろごろ」は3年生の時の作品で、ハワイに行ったときの印象から書いたようです。
これを元にしたフラッシュアニメ(Gologolo the Movie)の方も観てくださいね
今度中学生の姉RINRINは本大好きで、私の蔵書のフィリップ・マーロウ物のミステリは既にいくつか読んでるようだし、
「ソラリス」や「蟻塚…」さえいつか読んでやると言ってるくらいなのですが、
MINMINの奴はハリー・ポッターすら「映画見ればいいじゃん」とか言って読みません。
そのくせお話を書くのは好きなようです。
ご覧になった「ごろごろ」は3年生の時の作品で、ハワイに旅行した時の印象から書いた作品のようです。
でも彼女のノーミソはつねにマルチメディア指向なので、文章表現に重きをおいてはいないようです。フラッシュアニメ版「Gologolo the Movie」の方が完成形と考えているようですよ。
どっちかというと総合的な創作活動に向いているみたいですねー。
フラッシュ版も見ましたよ!
字幕かっこい~っ!
王様が何度見ても可愛い☆