半透明記録

もやもや日記

『ひまわり』を観た

2005年04月07日 | 映像
先日、名画『ひまわり』を観ました。
だいたいの筋は予備知識としてあったのですが、先が読めても面白い、
名画の底力を思い知りました。
う~む、悲し過ぎるお話です。
個人的にはマルチェロ・マストロヤンニ氏にやられました。
あの眼!
ソフィア・ローレンも大変に美しい。
特に最初のシーンで着ている黒い衣装が!
ラストシーンではきっと多くの人が涙したことでしょう。

戦争によって引き裂かれた若い夫婦。
ひたすら夫の帰りを待ち続ける妻、しかし終戦後、夫は遠いロシアの地で
別の女性と家庭を築いていたのであったーー。

というと、まるで安っぽいお昼のメロドラマですが、もちろんそれでは済みません。
なんだか色々と考えてしまいました。
昔の映画は面白いです。
2時間って結構長いんだなー、と思います。

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2 コメント

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なぜか、結末を覚えていない映画? (曖志)
2005-04-23 00:29:13
一面のひまわり畑、哀愁をおびたスクリーンミュージック、しっかり印象に残っているのですが。どうしても結末が思い出せない。学生時代に学校サボって観た映画。うーん、なぜだろう?凍死しかけた時に助けてくれたロシアの少女、帰ることの出来ない遠い故国なら、いっそこのままこの少女と、なんて思ってしまうのは、優柔不断な私だけでしょうか?歴史に翻弄される人生。個人というものの儚さが寂しい。でも、最初の黒衣が意味あるってことは、マルチェロ様は死んじゃうの?それは、悲しい!意味不明のコメント御免!
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生きてます (ntmym)
2005-04-23 09:08:56
マルチェロ様が、生きていたからこそ、このお話は悲しいんですねー。

いつまでも行方がわからないマルチェロを探しているときのソフィア・ローレンは、ずっと地味な格好をしているんですねー。

それが、ロシアでマルチェロ様が別の女と家庭を持っていることを知り大ショック!

その後はやけになってまた華やかさを取り戻すのでした。



ラストは、何年ぶりかで再会した二人が、駅で別れる場面。

お互いに家庭を持ち、もうやり直す事が出来ません。

まさに時代に翻弄されて、本当なら幸せに過ごせたかもしれない人間の運命のはかなさを描いた名作でしょうね。

そういう状況でなら、誰にでも起こり得るというところが重要な点かと思われます。

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