半透明記録

もやもや日記

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バスに乗る

2010年07月15日 | 旅の記録

十三駅前の和菓子屋さんでみたらし団子を買った





風邪も鼻血も落着いてようやく起きられるようになったので、用事を片付けるために十三(じゅうそう)まで行ってきました。

私は十三へは何度も行ったことがありまして、これまでは市営地下鉄と阪急線を乗り継いでいたのですが、経路をよく調べてみるとどうやら今度の家では近くに停まる市営バスを利用できそうなので、大阪市営バスに初めて乗ってみることに。


大阪市営バスの料金は一律200円。乗車は後方の扉から、支払いは降車時に前方の扉付近で済ます。初めて乗る私には、この勝手が分からなかったので、乗車してしばらくはアタフタキョロキョロとしてしまいました。地域によってバスの乗り方は違って、最初に支払う場合もありますからね。

雨の昼下がりの空いたバスの車窓から、大阪市の街並を眺めながら運ばれていきました。私の乗ったバスは大阪市の北部を巡回しています。前回は6年程大阪に住んで、新大阪駅などはわりと頻繁に利用していたにもかかわらず、私は新大阪駅の正面を外からちゃんと見たのはこれが初めてのことでした。へー、こういう外観だったのか。ロータリーはこうなっていたんだな。タクシーの数がすごいや。バス停には何事もないように自家用車が停まっていたりしますが、バスの運転手は軽くクラクションを鳴らすものの、あとは普通に停留所から少し離れた場所で扉を開閉していたりするようすは、大阪らしい大らかさがあっていいですね。

バスで揺られること30分。目的地に到着。予想していたよりは早くに用事は片付きました。ほっとして、そう言えばお昼ご飯を食べ忘れていたと気がついた私。帰りのバスの時間まで何か食べて過ごそうかなと思い、十三の街をぶらぶらしてみました。しかし、このとき既に時間は15:00。お昼を抜いたせいでぼんやりしていた私は判断力を失っており、どこかのお店で軽食でも、と言いながら駅前の和菓子屋さんでお土産の箱入りみたらし団子を買ってしまいました。前から一度は買ってみたいと思っていたんですよね、ここの団子。

しかし、昼飯は結局食べずじまい。
そう言えば、帰りのバスの時間も調べていないや……(ほんとうにグダグダですね)。

そこで再度バス停付近に引き返すと、ちょうど10分前にバスは出たところで、次のバスは50分後でした。なんてこった、団子を買っている間に行っちまったのか(まったくもってグダグダですね)。

仕方がないのでバスが来るまで何か食べて待っていようかな、と空想して十三駅で雨宿りをしながらぼーっとしていると、印刷された簡易地図を手にしたサラリーマン風のおじさんに道を尋ねられました。ぼんやりしていた私は、不親切なことに、「あー、たぶん、あそこをこういって左に曲がれば云々」と曖昧な返事をしてしまいました。その時、おじさんの地図の片隅に「淀川図書館」という文字を見つけた私は、「…そうだ! ついでに図書館も行くつもりだったんだった」と思い出し、図書館へ向かいます。というか、おじさんの行きたい方向と、図書館とは大体同じ方向だったのだから、途中まで連れて行ってあげればよかったと、だいぶ後になって反省しました。私はよく人に道を聞かれるのですが、いつも後になって「ああ、もっとちゃんと教えてあげればよかった…!」と思うんですよね。私とて世のため人のために何かやりたいと念じてはいるのですが、親切とはなかなか難しいものです。


下調べした時の記憶と、さっき見たおじさんの地図による情報を頼りに、図書館を目指しました。淀川図書館の近くには、有名な北野高校があったと記憶していたので、ちょうど下校時刻らしく、高校生らしい子たちがたくさん歩いている道を逆走してみました。別にそれほど複雑な道のりではなかったのですが、地理に強い私は、そうやってあっさり図書館に到着。地図さえ見られれば、私は迷わないんだがなぁ。人生には地図らしい地図なんてないように思えるんだもんなぁ。
ともかく無事に利用者カードを作ることができました。

帰りのバスまでちょうどあと5分というところで、バス停に到着。定刻通りにやって来たバスに乗り、帰りもまた30分の道のりをゆらゆらと揺られて帰りました。

たまにはバスもいいものです。
電車の車窓とはまた違った景色を見ることができます。