半透明記録

もやもや日記

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中野ブロードウェイに行ってきた

2010年04月23日 | 旅の記録

こんな微妙な写真しか撮れなかったが、
中野ブロードウェイは混沌としていて面白かった。






《中野ブロードウェイ》に行ってきました。文字通り、中野にあります。JR中野駅北口を出ると、サンモールという商店街があり、そこのアーケードをずんずん進むと突き当たりに《中野ブロードウェイ》はありました。私は中野自体も初めてでしたが、この4階建ての建物の内部は不思議な空気に支配されていて、なかなか刺激的でした。面白かった!


昨日は4月とも思えぬ寒さと、あいにくの雨でしたが、中野ブロードウェイまではほとんど駅から傘なしで行けるので助かります。お昼に当地へ潜入したのですが、初っ端から色々と面白い場所でした。

まず、正面入り口をくぐるとすぐにエスカレータがあるのですが、それに乗ると一気に3階へ上がってしまいます。なので、ひとまず3階フロアをグルリと一周してみましたが、ロの字形のフロアには通路沿いに小さなお店がぎっしりと立ち並んでいます。しかしもうお昼なのに、そして定休日でもなさそうなのに、シャッターが閉まっているお店が多い……!
さらに、店の並びも不思議な感じで、若い人向けなのか、年配の人向けなのかよく分からない、あらゆるジャンルの店が入り乱れて並んでいました。また、ホビー関係の店の隣りが突然お好み焼き屋さん、というように飲食店が点在しています。そのうちの一軒は、喫茶店なのかと思いきや「ホットケーキ」と一緒に「さば定食」みたいなメニューもあったりとか……。レースのカーテンで仕切っただけのカウンター式の喫茶店(喫茶コーナー?)では、おばちゃんがお弁当を売ってたり(それがまた恐ろしく安い!)とか。うーむ、これはなんだか不思議空間ですね。

さて、中野ブロードウェイで有名なのは《まんだらけ》なのだそうです。そう言えば聞いたことがあるような。3、4階のフロアの結構な部分を《まんだらけ》が占めており、これまたあらゆるジャンルのマニアな商品が売られていました。漫画から古書、フィギュアにセル画、ゲームとかその他にもあったかも。私は漫画と古書を中心に見ましたが、アンリ・トロワイヤ/澁澤龍彦訳『ふらんす怪談』とマルセル・シュオッブの『少年十字軍』を入手出来たのでおおむね満足であります。

セル画のコーナーも見ましたが、そのあまりの高価さにビックリしました。ナウシカのものなどは、もうもの凄い値段です。ケタが違います。しかしセル画など初めて見ましたが、結構綺麗なものですね。なるほど集めたくなるわけだ。


まんだらけ以外には、《タコシェ》とかいうこれまた一風変わった本屋さん、というか文芸一般を扱うお店に入りましたが、小さなお店にも関わらず、取扱品があまりに濃いので、なかなかへとへとになるお店でした。「きのこ」の冊子が何号分も並んでいたりとか、奇妙な小冊子もぎっしり棚に収められているので、じっくり見たら結構楽しめると思われます。

それから、アニメのDVDやCDを扱っているお店では、珍しいアートアニメのDVDなども置いてありました。ラギオニもあった!(私はもう持ってるけど)
ウテナのボックスはなかったです。まあ、置いてあったとしても高くて私には買えませんけどね……。



そうこうするうちに、夕方になっていたのですが、驚いたことにこの中野ブロードウェイは、夕方になってからようやく活気づくようなのです。閉まっていたシャッターの多くが開き、お客さんも一気に増えます。学生服がちらほら見受けられるので、学校が終わってから立ち寄る高校生なんかも多いのでしょうか。


こんな感じで、ちょっと変わった中野ブロードウェイを、少しばかり覗いてきたわけですが、思わぬお宝が見つかったりもするようなので、趣味にどっぷりはまっている人なんかには、きっと楽しめる場所です。

ちなみに、ここへはお友達のペーチャさんに連れて行ってもらいました(^_^) お互いに目的のものを黙々と探し、お茶を飲んで面白く話し合いました。「アノ人の、アレが、アノ…」と老化のあらわれなのか言葉がまったく浮かんでこない私の会話に根気づよく付き合っていただいて、どうもありがとうございました~☆


うーん、東京にはまだまだ私の知らない面白い街があるんですねー。あとはどこへ行こう?