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『ヘルシング』

2008年07月21日 | 読書日記ー漫画
平野耕太 (ヤングキングコミックス 少年画報社)



とにかく、たまげた。とりあえず8巻まで読みましたが、いやもう、参りました。なにこの迫力。エネルギーが凄い。途中から息をするのを忘れていたらしく、8巻が終わったあたりで目眩がしました。参ったなー。

吸血鬼漫画です。すごく面白いらしいという話を聞いたので読んでみましたが、実際ぶっ飛ぶ面白さでした。

簡単なあらすじは、英国で代々吸血鬼退治を行っているヘルシング卿に仕える最強の吸血鬼ハンター・アーカード。ほとんど無敵の強さを誇る彼自身も、実は吸血鬼であった。ヘルシング卿、ヴァチカン、ナチスの残党がぶつかり合い、英国は地獄の戦火に呑まれていく――。
みたいな。不正確なところはあるかもしれません。なにしろ漫喫で読んできたものですから……。

なにが凄いって、この設定。びびった。思いきりよすぎ。狂気。わなわな。台詞まわしが怖えー。最近の漫画で、8巻という分量でこんなに突っ走っているものがあっただろうか。2巻くらいまでは普通の吸血鬼漫画で、ほのぼのとさえしている展開に「ふーん」という感じで読めますが、5、6巻くらいになると、もう何が何やら。1冊読むあいだに、呼吸を1セットくらいしかしてなかったかも。まばたきに至っては、まったくできなかったかもな。画面に吸い付けられてしまった。とにかく半端ない迫力です。なんだかうまく言えませんが、闇雲な説得力があるんですねー。なんだろう、これは。

しかし、物語の異常なスピード感に比べ、単行本の発行ペースはのんびりしているようです。1巻が出たのが1998年。最新9巻が出たのはこのあいだのようですから、……10年? まあ、描くのが大変なんだろうなー。作者の平野さんには、ほんとこれからもがんばってほしいものです。

とりあえず私は1度では読み足りない感じなので、買いに走ろうかと……。ああ! また漫画が増えるわい(/o\)