半透明記録

もやもや日記

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本日のおすすめ映画

2008年05月19日 | もやもや日記
衛星映画劇場 Z
BS2 5月19日(月) 午後9:00~11:08

実際に起こったギリシャの左翼政治家暗殺事件を題材に、権力による政治テロを強烈に糾弾した社会派映画の傑作。暗殺される政治家にイヴ・モンタンが扮(ふん)し、強い印象を与えるとともに、自らの信念で国家の犯罪を暴いていく予審判事をトランティニャンが好演している。アカデミー外国語映画賞、編集賞。カンヌ映画祭男優賞、審査員賞受賞。
(原題:Z)
〔製作〕ジャック・ペラン、ハーメッド・ラチェディ
〔監督・脚本〕コスタ・ガブラス
〔原作〕バシリ・バシリコス
〔脚本〕ホルヘ・センプルン
〔撮影〕ラウール・クタール
〔音楽〕ミキス・テオドラキス
〔出演〕イヴ・モンタン、イレーネ・パパス、ジャン・ルイ・トランティニャン ほか
(1969年・フランス/アルジェリア)〔フランス語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ〕

NHKオンラインより


この『Z』、異常に面白かったのでおすすめです。
今晩(5/19)夜9:00から衛星第二で放送されるようですよ。私は観ましたが、もう一度観たいところです。

とにかく物語の展開のあまりの格好良さにしびれ、それと同時に物語の迎えるあまりにも皮肉で恐ろしい結末に震えあがりもしました。
(前に観たときの私の感想はこちら →→ 『Z』 )

社会に生きる人間が求めるべきものはいったい何なのでしょうか。言いたいことがある、そのことを言おうとすることをいったい誰に阻むことができるのか。いや、阻むことは容易にできる。だが、それは果たして許されるのか。許されるとしたら、何によって許されるのか。そもそも、彼らが言おうとしていることのすべてを正確に理解した上で阻んだと言えるのだろうか。

社会に属する人間なら一度は考えたことのあるはずの問題を、コスタ・ガブラスは燃えるような情熱でもって取り上げています。私は情熱を燃やして何かを言おうとしている人の言葉を聞き逃したくないので、この映画はもちろん胸に響きました。

もう一度観たい。

衛星映画劇場にはついでに3部作の他の作品『戒厳令』と『告白』も放送してほしいなあ。ちなみにいずれも絶賛絶版中……あんまりだ!