半透明記録

もやもや日記

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慣れないことをやってみる

2007年08月03日 | もやもや日記
ふと、世の中のひとはエレンブルグやラーゲルクヴィストを読んでどのように感じているのだろうということが気になりました。で、とりあえずgooで検索してみると……。

私は「あれ読んだよ!」とTBを張って教えてくれる親切な方々や、ひごろから私が巡回しているブログ管理者の方々の記事で「あれを読んでおいでだ!」と知る以外には、誰かの好きな本の話題や感動した作品についての感想を、自分から探してみようとは何故か思いもしませんでした。なんでだろう。自分の話ばかりしていてはいけないではないですか。大いに反省すべきところであります。


さて、まずはエレンブルグに関して。
「この人、私の分身か!?」というくらい、『トラストDE』『フリオ・フレニト』について私と同じように激震している人を何人か発見しました。(一方で「詰まらなかった」と言っている人も数名発見。おっと、私と徹夜で話し合うかね?と思わず息巻くも、たしかにエレンブルグという人の作品に関しては好みは分かれるところかもしれません)
私の同志ともなれようお一方のその他の読書歴を拝見すると、奇妙なほどに私と似通っています。いえ、正直なところ、その方は私よりも10もお若いにも関わらず恐るべき読書量で、私など足下にも及びません。でも、ブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』をベストに挙げてらっしゃるあたりも、「私はこの人の分身か!?」と思いました。私もさらに励まねば、と決意をあらたにします。

そして、ラーゲルクヴィストについて。
いずれも怒濤の傑作ぞろいのラーゲルクヴィストですが、思ったほど多くの意見は聞かれず。これはやはり『バラバ』が入手困難であることが問題なのに違いない…岩波はいつになったら重版を出すのやら。手に入りやすい『巫女』についての記事は比較的多かったですね。
『バラバ』については「物足りなかった」とおっしゃる人もいて、ひとの感性はさまざまだなあと感じます。


うむ。たまには人の意見に耳を傾けるのもいいものです。
同じように感激している人がいれば嬉しいし、まったくつまらなかったと言い捨てている人の意見が全然私の作品にたいする思いを損なうようなものではないことも知りました。

あらためて書き出してみると、なんて当たり前の結論。
えーと、とにかく、私はもっとひとの意見を聞こう!という話なのでした。
それで、一生懸命ひとの意見を探していたら、夕飯を忘れてしまった。
もう10時じゃないか!
なんてこったー。