曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

iPod touchの明日はどっちだ

2013-07-31 18:50:22 | デジタル関係
touch4で頑張っている同志諸君には申し訳ないが、Hipstamaticの連載も半ばにしてtouch4に限界を感じてきた。



僕のtouch 4thは、発売日に銀座のアップルストアで買ったもので、もう3年近く使ってることになる。それにしては、まだ電池も元気だし、目立った不具合はないが、カメラの糞さに我慢できなくなってきた。

カメラの糞さを逆手にとって、トイカメラアプリで遊んできたのだが、そのトイカメラアプリの微妙にトイな描写を表現できてないのではないかと感じるようになった。

具体的には、HipstamaticのDorisレンズのシャドー部の潰れだ。iPad3で同じものを撮ると、そこまで潰れない。記事でも何度か書いたが、フィルムの傷や光漏れも、本来の表現にはなってない気がする。要するに、iPod touch 4thでは、Hipstamaticの性能を出しきれていない。

他のアプリでは、性能を出しきるどころか、動かないのもある。ホンダが無料で出しているその名も「ROAD MOVIES」という動画撮影アプリは、iPod touch 4thにはインストールさえできない。

さらに、秋になればtouch 4をフォローしないiOS7がやってくる。

そんなわけで、後継機の導入を考えているのだが、これがまた難問である。

touch 5はtouch 4の翌年ではなく、二年後に出ている。そのペースでいけば、今年の秋は何も出ない。6の噂もほとんどない。というか、iPhoneが5Sなのにtouchが6になっていいのかという話もある。touchも出るなら5Sかもしれぬ。

そもそもiPod touchは5で終わりという説もある。これが一番怖い。

というのは、touchはiPhoneのお試し版として機能しなくなってきてるらしいのだ。touchユーザーには、僕のようにiPhoneへ進まず、Android機のサブとして活用する人も多く、iPhoneが欲しい人はtouchを経由せず一気にiPhoneを買っている。キャリアの割引がデカいiPhoneは、下手するとtouchより安いし。

touchの存在意義が危機である。Appleが作り続けるかどうか、非常に危うい。

さらに、お試し版のライバルとしてはiPad miniが出てしまった。逆にtouchはカメラなしモデルが出てしまい、本来のマルチメディアプレイヤーに戻っていくような気もする。

色々な情報を総合して、僕は次のパターンを想定している。

(A) 性能アップしたtouch6発売。
iPhone5相当の性能。

(B) いまいちな性能のtouch6発売。
(B-1)RAM 512MB据え置きなどの我慢仕様。
(B-2)iPhone5相当だがカメラなし。

(C) 何も出ない。
現状のラインナップのまま販売継続。

(D) プレイヤーに特化。
現行のカメラなしモデルのみ製造販売継続。カメラありモデルはディスコン。

(E)touchのモデル自体が消滅。
製造販売終了。プレイヤーはnano、iOS体験機はiPad miniに。

予測Aだったらもちろん文句なし。発売日に買う。B-1でも買うだろう。カメラ付きの新型なら、たぶんなんでも買う。

Cも結構ありそうなパターン。touch5はiOS7がギリギリ動くから、アップル得意の嫌がらせ(あなたはiPhoneが欲しくなる作戦)として大いにありそう。廉価版iPhoneとの差別化とか悩まなくていいし。

そう。下手に新型touchを強化すると、廉価版iPhoneを越えてしまうというジレンマがあるのだ。性能を控えすぎると、何のためにモデルチェンジするんだって話になるし。それなら今のままでいいんじゃね?ってことに。

そうなった場合は淡々とtouch5を買うしかない。

問題はディスコンの場合、新型出るけどカメラなしの場合だ。9月の発表会で判明したら、すぐにtouch5を確保しないと。翌朝のニュースをチェックして、三万円持って出勤する必要がある。昼休みに抜け出せない職場なので、夕方まで気を揉みそう。

在庫がなくなり次第終了ならそれでもいいが、発表即販売停止だと最悪である。中古やオークションは速攻で値上がりするだろう。

新型が出るかどうか確認してからどうするか決めようと思っていたが、書いてるうちに不安になってきた…。

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トヨタのデザイン

2013-07-30 19:58:47 | クルマ
トヨタの安土桃山シリーズのCM(勝手に命名)に登場するピンクのクラウンが本当に発売されるらしい。



僕は基本的にホンダ党でアンチトヨタなのだが、それとは別に現行クラウンの顔はひどいと思った。アウディのシングルフレームグリルの超変形なのだろうが、ここまでバンパーとグリルを一体化する意味が分からない(右のロイヤルの方ね)。

最近のトヨタはキーンルックデザインとかいって、口の両端を引っ張った「イー」の顔見たいな、突っ張ったカタチが多い。突っ張り肌のお化けみたいで、はっきり言って不気味である。せっかくの意欲的な超小型車IQも、この顔のせいで僕には全然魅力なし。


IQ

3000万円超のスーパーカー、レクサスLFAも突っ張り肌ルックである。


LFA

僕は普通に走ってるLFA(白)を一回だけ目撃したことがあるのだが、近くに来るまでそれがLFAだとわからなかった。というか、近くにいた人でLFAに気づいたのは僕だけだった。奇抜な顔だが、意外に存在感がないらしい。

まだトヨタがキーンルックになる前だが、ヴェルファイアが発表された時は、エヴァ弐号機だと思った。なぜ目が四つもなきゃいけないのだろう? しかも縦に2つ並べて。


ヴェルファイア


エヴァ弐号機

というように、日々トヨタを貶している僕だが、好きなデザインのトヨタ車もある。現行車だと、まずイスト。特にお尻がいい。SUVルックで力強さをアピールしつつ、本当のSUVみたいに暑苦しくない絶妙なところでやめてる。微妙に幅広で3ナンバーなのもポイントで、この車の正体不明感を高めている。


2代目イスト

先代のレクサスGSは顔も尻も胴体も全部良かった。屋根のゆったりした曲線が上品。相当時間とお金をかけて設計された屋根だと思う。特に黒はメッキの窓枠が映えて、ジャガーみたいな貴族的雰囲気さえあった。トヨタは、あのGSをその後のデザインの基準にすべきだった。


先代レクサスGS

最近お気に入りなのがアベンシスワゴンの尻。直線的で、ドイツ車っぽい。具体的にはVWゴルフトゥーランとかパサートワゴンのイメージ。いいのは尻だけで、顔はだめだけど。カローラをちょっと変えただけみたいで。


アベンシスワゴン

いまどきのクルマにしては背が低くて、顔もキーンルックの中ではマシな方のアクアは、テールランプが妖怪の目玉みたいでイヤ。


アクア

キーンルックの突っ張り肌妖怪顔が普及してきて、ひと目でトヨタ車だって分かるようになったとは思うけど、目に心地いいデザインでは絶対にないので、早く再度の方向転換を図って欲しい。

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iPod touch 4thでHipstamatic ~ Americanaレンズの巻

2013-07-29 20:32:34 | カメラ
そろそろレンズは終わりに近づいてきました。今日はAmericanaレンズです。

まずは公式文。

Soft cool clarity

Oh say, can you see, by this lens' soft blurry light... we partnered with photographer Chiun-Kai-Shih to create a new American classic look.

ソフトクール明快

言うああ、あなたはこのレンズ"ソフトぼやけた光によって、見ることができます...私たちは新しいアメリカの古典的な外観を作成するためにカメラマンChiun-カイシーズーと提携。


続いてフィールドガイドの説明文。

アメリカーナは、可変焦点レンズのファミリーに属する。それはOS5オペレーティングシステム以降が必要です。

その姉妹レンズロフタス異なり、チルトシフト効果はソフトフォーカスエリアはどちらの角や縁に沿って、画像の反対側にある意味、自然の中で対角線である。どの辺(左/右、上/下)、またはどのコーナーがランダムに選択されているようだ。

アメリカーナはまた、ターコイズ色かぶりが付属しています。
これは、高解像度でわずかに長い処理時間を有することが観察されている。
選択されたフィルムフレームはチルトシフト効果から除外されます。


僕の中では「ターコイズ色かぶり」「周辺がボケる」だけだったんですが、どうやら周辺ボケはランダムに表れるようです。僕の観察力がなさすぎなのか、iPod touchのカメラがヘボすぎて表現できてなかったのか。

使いはじめの頃は、ドリーミーすぎるボケがいまひとつ好きになれなかったんですが、ある映画の予告を見てから俄然使い出しました。

「ペタル ダンス」

女の子たちの国内ロードムービーらしいんですが、注目はその色あい。全体的にごく薄い水色がかかっているような、彩度の低い絵で、クルマは水色の初代フォルクスワーゲン・ゴルフ。ヒプスタでこの雰囲気に近いのは、Americanaかもなーと考えて、一時期ガンガン使ってました。

今はこのブログのせいで研究が進んだ?結果、Wonderの方が近いかも…と思ってますけど。

あとは、公式の文句の「ニュー・アメリカン・クラシックなルック」にもしびれました。こ、これが現代アメリカの、そういうところの空気感なのかッ。

でもなぜか提携しているカメラマンがチュン・カイ・シーという中国っぽい人。ここはやっぱりバリバリ典型的なアメリカ人カメラマンで行って欲しかった。シーさんの写真少し探してみましたが、ポートレートが多くて、このレンズのイメージとはちょっと違う感じ。

まあ、これで風景ばかり撮ってる僕が変なのかもしれませんが。







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初代フィットのインプレ

2013-07-28 23:47:28 | クルマ
パッケージ、スタイル、性能、どこをとってもまったく隙がない。すべてがそれまでのスモールカーの概念を変えるものであったし、いま現在で見ても色褪せない魅力を持ちあわせていた。発表会の席上で「フィットの特徴は?」と聞かれた当時の社長、吉野が一言「無敵」と答えたのも納得できた。(『小説 フィット』より)



どういうわけか新型フィットの記事が多くの人に読んでもらっているようなので、今日は僕が5年間乗っていた初代フィットのことを書こうと思う。これから中古で買おうとしてる人の役にでも立てば幸いである。

僕が乗っていたのは、中期型(2005年モデル。髭剃りグリル)の1.5A。ATでFF。

フィットといえば燃費。運転のしかたと条件がよければ、市街地でリッター15キロ、郊外なら18キロは普通に出た。ある程度の速度まで一息に加速したら、あとは惰性で転がっていくのがフィットの燃費走行のコツ。加速が済んだら、右足はアクセルペダルにそっと触るだけ。CVTの特性なのか、クルマ全体の転がり抵抗が恐ろしく小さく、本当にただ惰性でスルスルーっと滑っていく…ように運転すれば、もの凄い燃費になった。

今思えば、いろいろ言われたあのCVTはコントローラブルだった。トルクコンバータがなく、湿式多板クラッチという奴で、いつのまにかロックアップされていてミリ単位の踏み具合に反応してくれた…ような気がする。少なくとも、トルクコンバータ付きの5ATである今の愛車ストリームと比べると、初代フィットのCVTは操作に対してリニアに反応してくれた。

フィット1.5のCVTは、Mモードボタンを押すと、パドルで操作する7段変速になる。高速道路で巡航している時など、低負荷かつ定速で滑らせていると、キーンというかすかなCVTのベルト音が澄んだ音に変わり、特に燃費のいい状態に入っていた…らしい。このモードは、某匿名掲示板などで「秘密の8速」と呼ばれていた。7速よりさらに上のギア比があって、条件が揃うとそこに入るのではないか、と推測されていた。僕もそう思っていた。その速度は、約80キロだった。僕の経験では、時速60~80キロがフィットが最も燃費のいい巡航速度だった。

転がり抵抗が少ないので、エンジンブレーキがほとんど効かない車だった。そういうときは、シフトレバーで「Sモード」に入れれば、多少改善された。Mモードでギアを下げればもちろんエンブレが効くが、CVTでエンブレを多用するのはよくないとWebCGに書いてあった。僕のフィットでは、それでトラブルになったことはなかったが。

Mモードのボタンは押しにくかった。右手の親指で押すのだが、前方を注視しながら、ハンドルを回しながらそれを押すのは、なかなか難しかった。現行ストリームのように、パドルを操作すればMモードに入り、一定時間操作しないでおくとATに戻る方が断然楽で安全。

1.5のエンジンは一応VTECだが、なんちゃってVTECと言われていた。バルブのリフト量は変わらず、単に低回転時2バルブ→高回転時4バルブの切り替えだけだったようだ。切り替わるタイミングは、だいたい3800~4000回転だと思われる。そこから急に音が勇ましくなった。ホンダ的な甲高い快音ではなかったが。

インパネは質素で、表面が細かいディンプル状だった。メーターフードが、ただかぶせてるだけという感じだった。あんまり気にしてなかったけど。トリップメーターが一本しかないのが不満だった。燃費計は、満タン法より10%良、という感じだった。

燃料タンクは42リッターのはずだが、給油口からタンクまでのパイプが長いため、45リッターくらいまで入ることがあった。満タンに入れた後、停止すると尻の下からチャプチャプ音がした。その度にガソリンの上に座ってることを意識させられたが、不安になったことはない。むしろ、タンクを囲むフレームがあるのでボディ剛性が高いと思っていた。

電動パワーステアリングのモーターが小さいとかで、アナログな感触のステアリングだった。不感帯が広いとかではなく、なんとなくクニャっとしたところがあった。高速走行がちょっと苦手で、高速道路の下りなどでは前輪の接地感が怪しくなった。

アナログなステアリングだったので、逆に路面の情報はよく伝わってきた。慣れるまでは単に軽いハンドルだなー、という感じだったけど。

売りのシートアレンジは、あまり活用しなかったなあ。フルフラットにして1、2回昼寝したくらいか。後席をチップアップすると室内にもかなり積めるが、積むものがなかった。帰省するとき、家族の荷物をぎゅうぎゅうに詰め込んだらびっくりするほど積めたので、積載可能量は相当なものだとは思うけど。

ダッシュボードの下にトレイがあるのが何げに便利だった。とりあえず小物をホイホイ置けて、すぐ手が届いた。ストリームにも欲しい。

最大の弱点は、小さなバッテリーだろう。ボンネットを開けると、びっくりするほど小さかった。エアコンをかけると、途端に燃費が悪化した。僕の運転でも11キロくらいまで落ちた。エアコンの目盛りは常に1か2で、3以上だとクルマが苦しそうだった。なので、一人で運転している時、僕は常に窓全開だった。

全体的に燃費スペシャルに設計されていて、ちょっとでも条件が崩れると普通の燃費になった。その繊細さも弱点かもしれない。コントロール性は高いが、CVTが若干華奢に感じた。ラフな操作をすると壊れそうな感じ。実際には壊れなかったけど。

しかし、クセを理解し、クルマと仲良くなると、これほど燃費が良く操縦しやすい車はなかった。よく「言われれてるほど燃費が良くない。がっかりした」というアンチのユーザーレビューを見かけたが、「お前の運転が下手なだけだ。ちょっと俺に運転させてみろ。リッター15キロは出してやる」と思っていた。

新型フィットの記事でもちょっと書いたけど、デザインが素晴らしかった。シンプルな線で構成されていて飽きなかった。これ以上いじるところがないデザインだと思った。洗車するとき、ヘッドライトのふくらみをキュッキュと磨くのが楽しみだった。

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…時間が無くなってきた。これから中古で買おうとする人の役に立つ情報だったかどうか自信がないが、もう寝る時間なので中途半端なまま今日の記事はここで終わる。フィットは思い出深い車なので、また書くかも。

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iPod touch 4thでHipstamatic ~ Roboto Glitterレンズの巻

2013-07-27 19:03:52 | カメラ
本日のヒプスタネタはRoboto Glitterレンズです。

とりあえず恒例の公式&フィールドガイドのGoogle訳。

どーもありがとうは、このレンズは、宝くじの勝利よりも優れています。あなたの画像にスーパーハッピーロボット愛のバーストを追加します。日本から輸入。

Robotoグリッターは、その強烈なブルー色かぶり、画像の中心から放射するスターバーストハローパターンで知られるソフトフォーカスレンズです。


このレンズはShibuyaパックとしてリリースされてまして、どうやら日本がテーマのようです。若干緑がかった青い放射線状の光が入ります。その色はなんとなく初音ミクのイメージなのかなー、と思ったりもしますが、初音ミクなら秋葉原ですよね。いくらヒプスタ社が外国の会社でも、アキバとシブヤを間違ったりはしないでしょう。

そんなわけで公式の「どーもありがとう」の原文はローマ字で日本語です。日本から輸入したとか言ってますが、なんつーか日本をすごく誤解してるような。

放射状のモノが入るので、真ん中に注目被写体がないといけないし、それでいて中心部は少し飽和して飛ぶので、正直どう使ったらいいのか分からないレンズです。

クルマの作例は、非常に分かりにくいですが、そういうレンズなのでアニメの聖地で撮ってみました。




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