曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

ちょっと黒くなったSAKURA craft_lab 001

2018-07-29 17:38:21 | 文具
殺人的な暑さと、東京ヤクルトスワローズ謎の7連勝などで、ブログを書くのをすっかり忘れていた。酷暑が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。僕は夏バテ気味です。

SAKURA craft_lab 001を買ってから4ヶ月が過ぎた。

SAKURA craft_lab 001の○と×

この4ヶ月、仕事で「ほぼ日手帳」に書き込む際は、80パーセント以上がこのcraft_lab 001を使用している。残りの15%がパイロットのコクーン万年筆で、5%がその他サラサクリップヴィンテージなど安いやつ。

要するに、僕はcraft_lab 001を結構使い込んでいる。

結果、予想通り金ぴかだった真鍮部分が黒ずんできた。胴体はそれでもまだ光っているが、クリップはまったく照りがなくなってマットになっている。部材によって表面加工が違うとかなんだろうか。クリップは純度の高い真鍮だったりするんだろうか。

おかげで、買ったばかりのころの、金ピカで目立ちすぎて人前で使いにくい、というのは多少緩和されている。

重さのほうも慣れて、というかcraft_lab 001の重さに手が最適化されてしまい、最近では軽い筆記具だとペン先が暴れて字が書けなくなってしまった。クレジットカードで買い物した際のサインとか、縦線がビャッと長くなりすぎて困る。

使い込んでる割にリフィルのインクはまだ十分以上残っている。残っているのにブルーブラックを買ってしまい、今はそちらを入れている。どっちにしてもほとんど黒なので、あまり変わらないのだが。





前回の写真は、確かニコンD7100とマイクロ40ミリで気合い入れて撮ったのだが、今回はiPhone 6sで撮ってSnapseedで加工した。

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BMW MINI クーパーS(3ドア・F56)を試乗した

2018-07-20 20:25:00 | クルマ
昨年8月4日に「BMW MINIクーパーコンバーチブルを試乗した」という記事でアップした試乗以来、MINIからイベントやキャンペーンのチラシが来ていた。コンバーチブル試乗の際に、対応していただいた営業マン氏とは長時間話し込んだこともあり、1回くらいは店に行かないとならない気がしていた。それが手なのかもしれないが。

今回は「フルラインナップ試乗キャンペーン」なので、好きなのに乗れるだろうという期待があった。MINIは先日ビッグマイナーチェンジを受けており、ガソリン車は一部DCT(デュアルクラッチトランスミッション)になっていた。DCTはトルコン式ATと違ってダイレクト感があるとか、電光石火のギアチェンジはF1ドライバーより速いとか言われている。フォルクスワーゲングループが取り入れた最初期から興味があったのだがVWは乗る機会がなく、ホンダのDCTはハイブリッドと合わせ技で別物。ちゃんとしたDCTモデルに乗れるなら乗ってみたい。

というわけで、約1年ぶりにMINIの某ディーラーを訪ねたのであった。

3ドアか5ドアのDCT車を希望したら、なんと3ドアのクーパーSが来てしまった。買う予定はないが、万が一商談的なことになったら5ドアのクーパーだろうと思っていたし、営業氏もそういうのを持ってくるかと思っていたので、なんだか動揺してしまった。2リッターターボだよ。

まずはBMW的なスティック状のシフトレバーの説明。スティック横のボタンを押しながらDに入れてスタート。形だけでもゴキッゴキッと入るホンダのと違い、明らかに電子スイッチで、ギアを(走行モードを)切り替えている実感が薄い。プリウスみたい。試乗したことないけど。

シートは合皮だがナッパレザーに近いものらしい。椅子の餡子がしっかりしているというか、いい感じに堅く、がっしりホールドしてくれる。変なたとえだが、ラグビー選手の膝の上に座っているみたいなイメージ。疲れにくい絶妙な堅さだとは思うが、渋滞とかでルーズに座ったり、飽きてきたので姿勢を変える、なんてときにはタイトすぎるかも。センターコンソールが高くて、運転席がそもそも狭く感じるし。

フロントガラスが立ち気味なのに結構遠いので、屋根がかなり前まで伸びている。斜め上の視界が良くない。というか、前方視界の天地が狭い。フィットは前方視界の下端がダッシュボードの端でボンネットはまったく見えないのだが、このMINIはライトの峰がちゃんと見える。形状は同じはずなのに、コンバーチブルより車輌感覚が掴みやすい。後ろの視界はよくない。リアガラスが小さく、リアシートのヘッドレストが邪魔。サイドミラーもデザイン優先で形も見やすくないうえに、生えている位置が変なのか、遠く感じる。

コンバーチブルもそうだったが、やたらどっしりしている。コンバーチブルより軽い(というかコンバーチブルは明らかに重さを感じた)ので、ボディの剛性感だけが強調して感じられる。ストリームも無駄に剛性凄かったが、これも凄い。屋根も床も左右の壁も分厚く感じる。

走り出してすぐ足が堅いのが分かった。路面の凹凸がはっきり分かる。車体の重さを路面にぐいぐい押し付けながら、乗員を多少揺らしながら、滑らかに走っていく。やたら上質な走行感だった。

シフトレバーを左に倒して前後させ、マニュアルでギアチェンジしてみた。素早いどころか一瞬でチェンジした。継ぎ目がなく、まるで超絶スムーズなトルコンみたいな感じ(笑)。スムーズすぎて変速後の回転感の変化も少なく、面白くない。7速もあるからかもしれないし、クロスレシオなのかもしれない。一気に2段は変えないと変えた気がしなかった。

試しにアクセルを深く踏み込んだら、約1秒後にグッと力強く加速した。パワーを持て余している。これ以上強く踏んだら普通の道ではヤバイかもと思った。そこまでもかなり力強く走ってきたので、さすが今時のターボエンジンだ、フラットトルクだと思ってたのに、全然性能を発揮してなかったらしい。しかし、ターボラグがでかいな。

ハンドルが少々重い。ゴーカートフィールというやつは、くるくると軽快に曲がるものだと思っていたが、実は逆で、重くて遊びがなくクイックなハンドルのことなのだ。本物のゴーカートってパワステないから重いじゃん。よく考えたら、ゴーカートに乗って軽快だと思ったことなかったわ。そういう意味で、この三代目BMWミニは、ゴーカートフィーリングだと思う。タイヤを曲げるのに多少腕力が要る。

あと、ハンドルの10時10分の位置にコブがあって、指を引っかけるのによかった。

走りも内装も上質で、これは高級車だと思った。実際、値段的には高級車である。僕はよくドライブ中に腹が減ったら、コンビニのコロッケを食べるのだが、このミニの運転席では食べられないなと思った。コロッケを食べると衣のパン粉がバラバラとこぼれてシートが汚れるのだ。そういうのはやっちゃいけない車だった。


テールランプ、ブレーキランプ、ウインカーを全点灯するとユニオンジャックの半分が完成する。


速度計と回転計が目の前に来た。これが普通。輸入車の標準ナビにしては見やすい地図だった。

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iPhone 6sでHipstamatic ~DUBROVNIK HIPSTAPAKの巻~

2018-07-16 10:08:47 | カメラ
Hipstamatic7月の配信はDubrovnik Hipstapakだった。ドブロブニクはクロアチアにある「アドリア海の真珠」と呼ばれる美しい港町らしい。

アドリア海といえば映画「紅の豚」である。もっとカラフルなパックかと思いきや、青っぽい褪色系だった。というか、ギリシャのアテネパックに似ている。クロアチアとギリシャなら地理的に近いけど、欧米人にはあの辺の景色は色褪せて見えるのだろうか。

公式サイトによると、KATERINAレンズは「Cool desaturated contrast」とある。僕のテストでは、アテネパックのStavrosレンズほど絶望的なデサチュレーテッドではなく、彩度が結構残っている。

SPONZA 16フィルムは「Warm borderless grain」とある。普通に使った分には、拡大しないと効果がわからないのだが、プロモードでバーを大きくスライドすると、わざとらしく粒状化する。

アテネパックはApolloフラッシュという今日でも玄人連中が多用する定番ギアを生んだが、パックとしては色褪せすぎじゃね?って感じだった。このドブロブニクパックは、アテネより空気感が残っているし、KATERINAレンズのコメント「1990年代のカラー品質」を意識すると、より楽しんで使えるような気がする。


盛夏っぽくない色あい。


黒い樹皮の質感とかは好き。


超拡大するとちぎり絵状の粒状感で結構リアル。プロモードで効果を上げると駄目。

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iPhone 6sでHipstamatic ~LISBON HIPSTAPAKの巻~

2018-07-10 21:22:24 | カメラ
6月の配信ギア「Lisbon Hipstapak」のご紹介。
先月は音楽系の某のアプリを購入してiTunesに入れているお金がなくなってしまい、このギアを買えなかった。

リスボンというからには、国で言えばポルトガルだ。

公式によると、EmilioレンズはSoft light contrastだそうだが、僕のテストでは全体的に若干ソフトフォーカス気味で、黄緑強調。

Belemフィルムは、Vignette with rich bluesとある。いい感じの青で周辺光量落ちといいたいのだろう。いい感じというには落ちすぎだが、まあそういう感じだ。あと、フィルムに傷がついたようなテクスチャが入る。このテクスチャは都度生成ではなく、数パターンのうちの一つが選ばれるタイプ。あんまり感心しない。

この2つを組み合わせると、青く周辺が落ちるTejasレンズみたいな感じになる。








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映画「覆面系ノイズ」の感想

2018-07-08 22:16:25 | テレビ・映画
DVDレンタルが始まったので、実写映画の「覆面系ノイズ」を見てみた。

出来のいいアニメがあるのに、叩かれること必至の実写映画を作るという企画の意図が分からないのだが、一種の怖いもの見たさで借りたのであった。

アニメで5時間以上かけた話を2時間にまとめたのだから、説明不足の箇所が無数にある。が、原作とアニメを知っていれば、全部理解できるレベル。まったく擁護になってないが。

撮影が冬なのと(原作は春から夏)、ニノとユズが別のクラスなのが、ただでさえ省略気味の脚本を不自然にしている。新歓ライブがないので、ニノのお披露目は屋上。毎朝顔を合わせないので、二人の会話は毎回偶然出会ってから、ということに。

ユズは背が低いのが個性なのに、ニノより高くておかしい。ユズのキャラクター造形が最も原作と違う。サイコパスな母親が出てこないので悩みがなくて屈託がない。余裕たっぷりのようにさえ見える。

モモは外見も雰囲気も再現度高いが(子役も)、Silent Black Kittyは話の中にしか出てこないし、まだ原作でも出番が少なめな部分までの映画なので、単にユズの敵役でしかない。

ハルヨシは深桜と並ぶと顔がでかい。韓国の男性アイドルグループにいそうな人だった。

クロが一番原作に近かった。前髪が一筋額にかかるとことか。ドラムも自分で叩いてると思われる。

深桜は背が低すぎるが、顔と雰囲気は原作・アニメのイメージに近い。

ニノは外見イメージ通りだし、歌も頑張っているが、変人ぽさが足りない。モモのギターをもらったリアクションなどは、うまくやれば笑えるところなのに、中条あやみにボケの演技は無理だったらしい。早見沙織は上手かったなあ。

キャラクターについてはこれくらいにしておいて、ストーリーについて。

ニノが暴走しない。モモに歌声で想いを届かせたいという怨念のようなのものが希薄で、ライブシーンでは暴走のボの字もなく安定している。ていうか、中盤すぎに想いがほぼ届いてしまう。そうなると、物語の本筋が終わってしまう。実際、ユズはイノハリを解散しようとする。

モモは「Find You」という曲をニノに歌ってほしいと迫るのだが(原作にはない)、どこでどう歌わせたいのか不明。ユズの「Close to me」とどちらかを選ばせる展開に持っていくための設定なのだろうが、ちょっと無理がある。

案の定、ニノは「Close to me」を選び、つまりはユズを選ぶ。前述の通りユズは屈託がないため、音楽的にも恋愛的にもユズの大勝利に見える。

そして、エンディング曲がモモの「Find You」で歌と演奏はMAN WITH A MISSION。この作品で野郎の歌声ってのが変だし、ニノの代わりに狼男? イノハリの曲にしろとは言わんが、インストゥルメンタルでよかったのでは?

映画は別物と割り切って見ていたが、最後の歌はいただけなかった。あれじゃ何の映画かわからない。例えば、マイケル・ジャクソンの伝記映画のエンディング曲がボン・ジョヴィだった、みたいな話だよ。

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